昨日、6月貿易統計が発表になり、日銀・実質輸出入では、4-6月期の輸出が前期比+0.1、輸入が+2.5であった。6月の輸出の前月比は+4.2であったものの、前月の-5.0の反動の面が強く、減退傾向に変わりはないと考えられる。むろん、不振の原因は中国であり、景気対策によって今年後半には回復と言われてきたのに、未だ、その様子はうかがえない。むしろ、日経にもあるように、影響が世界的に拡大している状況だ。
4-6月期の外需は、前期が輸入減でGDPが大きく押し上げられたのとは逆に、輸入増でかなり引き下げられることになる。ニッセイ研の斎藤太郎さんの推計によれば、寄与度は-0.5にも及ぶ。これを跳ね返してのプラス成長は、なかなか困難ではあるが、4,5月の消費や設備投資の指標はフレが大きく、6月のデータを待ちたいところである。いずれにせよ、景気の悪化は止まっておらず、MMTでなくても、現実的政策が求められる。
(図)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/55/c4eb721003892dc13b9a934b10b81b0f.jpg)
(今日までの日経)
「スロートレード」再び 1~6月の輸出5期ぶり減。派遣時給上げ、生産性問う 厚労省が指針。MMTは現実的か。中国、製造業の不振鮮明 4~6月0.2ポイント減速の6.2%成長 景気対策 薄く。
4-6月期の外需は、前期が輸入減でGDPが大きく押し上げられたのとは逆に、輸入増でかなり引き下げられることになる。ニッセイ研の斎藤太郎さんの推計によれば、寄与度は-0.5にも及ぶ。これを跳ね返してのプラス成長は、なかなか困難ではあるが、4,5月の消費や設備投資の指標はフレが大きく、6月のデータを待ちたいところである。いずれにせよ、景気の悪化は止まっておらず、MMTでなくても、現実的政策が求められる。
(図)
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「スロートレード」再び 1~6月の輸出5期ぶり減。派遣時給上げ、生産性問う 厚労省が指針。MMTは現実的か。中国、製造業の不振鮮明 4~6月0.2ポイント減速の6.2%成長 景気対策 薄く。
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