全国的に寒さが厳しい今日、2月3日は節分の日です。
明日からの「立春」となる、その分かれ目にあたって「蠢く邪鬼」を追い払うために「豆まき」をするのだそうです。
その豆まき行事も、関西地方からやってきた「恵方巻き」とかいう、海苔業界の商魂たくましさに押され気味の傾向にあります。
この恵方巻き行事、関東から北国地方へ伝播してきたのは、近々10年くらいのものではないか?と思ったりしています。
まもなくやってくる「バレンタイン」「ホワイトデー」などなど、この国の行事は「節季を重んじる」ことから外れて、食べ物を中心にした「商売優先」の行事へと変わっています。
それらのことがこの国の経済効果に多いに寄与していることに間違いはありませんが、にしても一抹の寂しさを感じてしまうのです。
40年前の節分のこの日、「札幌冬季オリンピック」が開かれたという歴史があります。
世界の35か国、約1000人の人々が集まり、6競技35種目のウィンタースポーツを争いました。
70m級ジャンプで、笠谷選手の金メダルとともに、銀、銅メダルも合わせて「日の丸飛行隊」ともてはやされました。
フィギアスケートの「ジャネット・リンちゃん」は競技で転んでも笑顔を絶やさず滑り終え、テーマ音楽「虹と雪のバラード」とともに人々に感動を与えてくれました。
きょう日、地元北の国でも「豆まき」や「恵方巻き喰い」が忙しく、そんな遠い昔のことは思い出す人々も少なくなったことに間違いありません。