kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

色々と試しながら

2018-01-18 | 陸上競技
火曜日から練習再開。まだまだ未熟なチームですがしっかりと前を向いて進みたいと思います。それが最大の恩返しになると信じて。

この日から検定課外が実施。商業系の生徒が練習に参加するのは17時15分を過ぎてからになります。なかなか。通常通り練習できる者もいるのでグループを2つに分けて練習です。検定課外組は練習を端折りながらやることになります。こちらで判断。

ウエイトサーキットを止めるという話をしています。これにより離れた場所まで毎回道具を持っていく必要性がなくなります。それだけでもメリットが大きい。無駄な時間がなくなりますから。ベンチプレスに変わる種目を導入。これはかなりキツい。同等かそれ以上の負荷になると思います。大きな流れを変えるのではない。上半身種目と下半身種目をやる。間に身体をコントロールする練習も。この辺りは苦手です。だからこそ練習に取り込んでいく。バリエーションが増えます。

少し時間がかかりました。最初の段階で説明しないといけない部分があるからです。何故やるか。さらには正確な動きをさせなければいけません。そうなると多少なりと時間を要することになる。無駄な時間ではありません。今後につながる時間になると。股関節柔軟アップや体幹サーキットを全てやってそれなりの時間に。

スイッチング系の動きもやりながら。ハードル系も。うーん。やることが多くて(笑)動きに関することをやりながら更にトレーニングも。プレート補強を入れました。これも重さにこだわらず軽くしました。その中で「衝撃を逃がさない」というテーマを加えました。重いものをやるのではなく軽くても必要な負荷をかける。この辺りは今回の件大阪遠征の中で学びました。「自重でやる」というのは以前から聞いていました。感覚的に負荷が足りないのでは??という気持ちが。ある程度の「重さ」がなければ負荷にならないのではないかと。

が、実際に見ていると「いやー、これはエグいわ」と。重さは必要ないなという感じでした。もちろん選手がその意味を理解していなければ効果は上がらないとおもいます。意図を把握してしっかりと練習できる。大きなことです。「自重で十分」と言われる本当の意味。まー自重以外でやればいい負荷が大きくなりすぎるのだと思います。高校生です。少しずつ様子を見ながら取り組んでいきたいなと思いますね。

この辺りでmtm先生から連絡が。この日は7時間授業で16時40分開始で18時終了との事。その時のメニューを送ってくださいました。ポイントを絞っての練習。実際に時間通りに終わったとのこと。練習強度が強くても弱くても18時終了を守る。尊敬します(笑)。この辺りの部分も考えないといけない。単純に練習時間を短くするという意味ではありません。

これも私の勝手な考えなので違うかもしれませんが。18時に終わるという制約を自分の中に設ける。それにより練習のポイントを絞らないといけなくなります。あれもこれもやるのは無理になるから。限られた時間の中でどう負荷をかけるかという部分で指導する側も考えるようになる。工夫しなければできなくなるからです。その発想の中であれこれ効率良く鍛えるという感覚が生まれる。ここですね。私には明らかに足りない(笑)腹八分の練習を続けていくことが飽きのこない練習になる。幕の内弁当にオカズを詰めまくる私と食べて美味しかった!と言えるmtm先生の違いかもしれません。

トレーニングの途中からかなり雨が。寒くないのでやり続けることにしました。検定課外組は遅れがありますから中途半端で終わらない。ここも私の融通の効かない部分なのかも。それでもやりました。走練習に関してはチューブ走、マーク走、スプリントで。そこに至るまであれこれ走るための練習をしました。感覚的には良かったなと。

もっと良かったと思うのは選手の取り組みが変わったこと。陸上競技の楽しさを感じながらやっていました。上手く身体を使う、どうすればもっと良くなるかを工夫する。まだ返事が小さかったり声出しが不十分だったりという部分はありますが。それでも本質的な部分が変わってきている。大阪万歳です。かなり強行日程で行きましたがこれくらいの変化があるなら費用対効果としてはかなり高い。私の満足度も。観光ツアーで行きたいくらいです(笑)まーできるだけhktに他の人が行かないようにブロックしたいですが(笑)是非とも私以外は断ってください(笑)。

少しずつ変化のある練習でした。良かった。

まとまらないですが記録しておきます。
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頭の整理

2018-01-17 | 陸上競技
土日の刺激が強すぎて自分自身の頭の中の整理がつきません。一気に多くの情報量が入って来たのでそれを一つずつ咀嚼して意味とその本質を考えないといけない。

blogを書く最大の理由はそこにあるのですが。これだけのことを考えるためには時間自体が足りない感じがあります。頭で論理的に理解したとしてもそれを練習に落とし込むというのはまた別の話になります。分かったつもりになってやっていったとしても方向を間違える可能性もある。「良い」と感じたからそのまま取り入れるというのではない。それでは「強い学校がやっているからやる」というのと同じ。何故それが必要か。どこに意図があってやっているのか。ここをきちんと見極めないといけないと思います。

私がこれまでやってきたこと。そこの部分をベースにしながら新しいエッセンスを加えていく。メニュー自体が大きく変えるのではなく組み立てや流れを考えることでこれまで以上の練習ができると思います。試行錯誤しながらになりますが前進していきたいなと。

新しいことにチャレンジするのは楽しい。これまでの小さな世界の中から抜け出していく感覚。片田舎でそれなりにやって満足するのではなく、本当に目指すところにむけてやる。ここに意味を感じながらやれるかどうかは大きいと思います。

年末からのことも踏まえて。やるべき練習がどこにあるかは見えてきていると思います。mtm先生が「強い選手は適度な刺激を与えると走れるようになる」と話をされていました。まさに。その言葉の裏には「普通の選手が強くなるためにどうするのか」というのがあると思います。そこまで踏まえて受け取る。

きちんとした指導を受けられず力を引き出せない才能のある選手よりはきちんとした刺激を受けながら進んでいける選手の方が活躍できると信じています。だからこそ指導者の存在が大きくなる。どんな工夫をしてその力を引き出すのか。hkt高校が活躍するのはそこの部分が大きいと思うのです。ポイントを絞って必要な動きを強制的に身につける。その意味が分かってやる。ここは大きい。

そして必要なのはこれからもっともっと選手と関わることかなと。色々な意味で選手の成長を促さないといけません。練習そのものに対する理解をさせる。何故それをやるのか。やることで何が生み出されるのか。私自身が理解するだけではなく選手にも理解させないといけないと思います。出来なくても仕方ないではなく。きちんとした理解をさせる。ここが一番大切なのではないかなと感じています。まずは強くなりたいという想いを本物にしなければいけないのですが。

楽しいです。が、頭がついてきません。なんとかしなければ。
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大阪遠征6

2018-01-17 | 陸上競技
ひたすら書き続けています。それだけ刺激が大きかったということです。

前回の訪問と比べて色々なことが違っていました。私自身のスタンスも変わってきているのかもしれませんが。mtm先生が「強豪校とは違うことをして選手を伸ばしたい」と言われていました。本当に共感できます。強い選手を集めてその地区でそれなりに活躍するのは難しくないと思います。負け犬の遠吠えと言われる??いやいや、我々は「集める」事がメインではなく「育てる」という事が重要です。mtm先生の考え方に共感します。うちは選手が集まる学校ではない。だからこそきてくれた選手をきちんと育てたい。強くなりたいという気持ちを持ってある選手であればやはりそこは外せないと思います。真似事をしていたら育てるのは不可能。自分のオリジナルを見つけていかなければいけないのです。

うちの選手にとっても大きな刺激だったと思います。素直に純粋に競技に取り組む選手達。中学時代に活躍したとかは関係ない。純粋にチームの中で強くなりたいと思うから行動が変わるのだと思います。そこは本当に大きいと感じています。同じ高校生がこんなに一生懸命取り組んでいるというのはうちの選手には考えられないことかもしれません。県内という小さな世界で考えていたら先はない。

少なからず感じることはあったと思います。井の中の蛙から抜け出す。言葉でどれだけ伝えたとしてもやはりわからない。ある選手が「これで自分自身が変わらなければ本当ダメだ」と日誌に書いていました。特別ではない。同じ高校生です。社会人選手とくらべて取り組みが甘いというのであれば仕方ないかもしれない。が、今回は違う。同じ高校生。自分達にもできるのです。そこに向けて自分が何をするか。

本当に多くのことを感じました。言葉では言い表せないくらいです。今回、我々を受け入れてくださったmtm先生には感謝しかありません。そして選手達。訳のわからない田舎者が突然練習中来たにも関わらず本当に親切にしてくれました。うちの選手が話していましたが「来てくれてありがとう」という接し方だったようです。いや、人間的に素晴らしいなと思います。こういう姿勢の選手はやはり応援したくなる。どれだけ禁忌を勝ち抜くのが難しいのか。我々の想像を絶すると思います。

が、それでもこの子達と三重で会いたいなと。ktbの子もhktの子も勝ち上がって欲しい。その前に我々が三重に行かなければいけないのですが。何が何でも勝ち上がりたいも思います。その場できちんと「うちはここまで来たよ」というの伝えたい。それが一番の恩返しになると思います。感謝。この気持ちを忘れてもらいたくないなと思います。私が強制的に感謝を求めるのであればそこに意味はないと思います。かならず三重にいきます。そのために私が何をするか。単純に練習してたらインターハイにたどり着けないと思います。

大幅なレベルアップのために。今回の経験を生かして必死で練習したい。そう考えています。

簡単ですがひとまずまとめておきたいと思います。mtm先生、sm先生、hkt高校の選手には心から感謝したいと思います。本当に楽しい時間でした。感謝。
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大阪遠征5

2018-01-16 | 陸上競技
続き。

mtm先生と二人きりで話をすることができました。本音トーク(笑)。基本「陸上競技」の話のみ。こういう部分は最高に楽しいなと。食事をしながらだったのでこちらも思うことをあれこれ話しました。こういう話ができるというにはなかなかありません。普段の話の中でこんなに「コア」な部分を話さない。前からblogには書いているのですがあまりにも「コア」過ぎて他の人は引く(笑)。話していてもそれほど興味を持ってもらえないなと思うのでこちらも適度なところ、表面的な部分で切り上げて終わります。が、mtm先生とは多分何時間でも話せる。あまりにも「コア」過ぎて(笑)。1時間程度という約束にしていたのですが気が付くと余裕でオーバー。申し訳ないなという感じでしたが楽しくて(笑)。

リレーの話、マルチスプリンターを育てる必要性。練習の組み立て。実際に話をしないと見えてこない部分がたくさんあります。近畿圏ではこういう部分がすごいと思います。全国入賞を毎年のようにされているktbのysd先生とmtm先生はかなり懇意にされているとのこと。そして「マニアックなバトンの話」を数年間かけて取り組んだりした話。大分インターハイの会場で「気づき」がありそのことについて話をされ続けたようです。うちも小さなエースを連れて会場でバトンを見ていました。タイミングやパスワークの部分、アンダーパスが減ってきたなーという「一部分」を見ていました。が、mtm先生は全く違うところを見ていた。いや、あの会場で何人が気づくんだ?そこまで見ているってあるの??みたいな。かなり「振り切れているな」と(笑)。

普段からそういう視点で競技を見ているからそこに「ヒント」がある。面白いと思います。そういう指導者と時間をかけて話せる機会というのはそれほどない。貴重です。

そういう話を聞いてから翌日の練習を見るとまた面白い。「上半身」について疑問に思っていたので聞いたのですが、早速そのメニューを実施してくださいました。ひょっとしたら最初からその予定だったのかもしれませんがタイムリー。下半身の補強メニューのイメージやコンセプトは分かりましたが上半身は??と。下半身と同じでした(笑)。なるほど。ウエイトは必要ないだろうなという感じですね。シャフトも行わないということでしたが「狙いとする負荷」はかなりかかる。前回も話していたのですが「中身を詰める」という感覚。

筋力は「断面積×スピード」に比例する。だからウエイトなどをやって肥大させると筋力は向上します。スピードというのは頭打ちになる可能性が高いですから単純に「断面積」を大きくすれば出力も上がる。が、それでは重くなる。「筋力」という概念自体考えるべきだと思いますね。いかにして効率よく出力を高めるか。バランス系の練習や身体の使い方の練習が入ってくる。それは100ある筋肉を100使えるようにしようというものだと思います。分かりにくい??

筋断面積を大きくしようというのは100を120にするという考え方。100のうち40%しか使えないのであれば120にして40を48にする。それによりパフォーマンスを向上させようという考え方かなと。しかし、mtm先生は100は100でいいんじゃない??という感じがありました。100の40%しか使えないのなら50%使えるようにしよう、と。だから肥大をさせない。それよりは「使い方」や「ロスをなくす」ことに時間を割く。

筋力が上がれば多少接地の時に力が逃げたとしても誤魔化せる。が、もったいない。逃げていた力を逃がさないようにすれば筋力を上げる必要はない。表現が難しいですが「筋力を上げる」ことはしています。が、「太くしない」ということは外さない。自然に太くなってくる部分はあると思いますが「出力」をどの形で上げるかです。そう考えると安易にウエイトをする必要性はないのかもしれないなと思いますね。別の形で考えていく必要性があるのかなと。

ウエイト不要論。何度もblogで書いていますがさまよっています(笑)。高校生に関しては「ウエイト以外でどうするか」を考えていくスタンスを持ちたいなと思います。ウエイトサーキット中止(笑)。それを結論付けるに十分な刺激でした。

技術的な部分は同じ方向性だったので安心。これを突き詰めていきたいなという感じです。その方法論が様々ある。やりながら「強制的に動きを作る」部分はこれからも入れていきたいなと思います。特にうちの選手は「無理やり持っていく」部分があります。タイミングを合わせる。正確な動きをする。それを練習の中でどう取り入れていくか。できれば大きく変わると思います。根本的な部分はある程度できていると思っているのでそこをどうやって本物にしていくか。

本当はもっと書きたいのですが。ひたすら書き続けてどこを目指すのか(笑)。
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大阪遠征4

2018-01-16 | 陸上競技
書きたいことがありすぎてよくわからなくなってきました(笑)

最高に楽しい時間を過ごしていました。見るのも楽しいし話をするのも楽しい。たぶん違うと思うのですが「陸上オタク」なんじゃないか?!という気にもなります。違うと思いますが。それくらいどっぷり陸上競技の事だけ考えていました。今やっている事の中にどう組み合わせたらいいか。それぞれの学校の状況に合わせた練習スタイルがあります。そこまで含めて考えるというのは楽しいですね。

やはり鍵は「身体の使い方」と「負荷の掛け方」にあると思います。そしてその「精度」と「理解」です。真似をしてできる部分ではないなと感じました。うちの選手も昨年に比べると「取り組みの姿勢」に成長が見られます。が、やはり比べる基準が違う。実際に肌で感じてどうだったのか。2年生女子に関してはこれまで様々な場所に行っていますがなかなか劇的な変化がない。技術的な部分というよりは「必死さ」というか「何が何でも」というい部分というか。ここの「差」は大きい。チームとしてどこに向かうかがはっきりとしています。

近畿。かなりレベルが高い。大阪を勝ち抜くだけでもシビアです。sm先生と話した時に「女子の400mは同一校で3人出てくるのであとの3枠を争うことになる」と言われていました。上位3人は毎年全国レベルですからなかなか勝つことはできない。そうなるとどこまでの記録が必要になるか。簡単には勝てないのです。だからこそ時間を有効に使うようになる。全員が同じ方向を向いているからこそ雰囲気も良くなる。そこの部分が最も優れているなと感じました。技術的なこともですが「人」としてどう物事に向き合うかだと思います。

全員が主役。ここはすごく感じました。誰かがリーダになって全体を引っ張っていくというのではなく全員が「自分がやる」という感覚で練習に取り組む。他校の選手に教えるだけではなく、教えている選手がポイントを押さえていなければ「ここも大事だ」と追加で伝えてくれる。「本質的な理解」があるからでいる部分だと思います。うちの選手にはできない。すべてがつながっているという感覚が小さいからです。部分部分の理解でしかない。そして「言われたからやる」というところがある。hktの選手は「言われたことから自分でポイントを見つけ出す」という感覚でやっている気がしました。1から10まで全て与えられるのではなく「他の部分との共通点」を見つけ出す。他の人の動きを見ながら自分の動きに取り入れる。そうやって自分が何をしたらいいのかを理解するのだと思います。

今回、ハイアップと300mの快調走がありました。うちの女子、最初から全くダメでした。普段やらない練習ではあります。しかし、だからと言って最初300mについていけないことはない。最初からついていく気がないと感じました。有酸素系の練習が苦手なことは知っています。本数を重ねる練習はできない。だとしても最初から「苦手だからできなくても仕方ない」という感じがありました。この場まで何をしに来たのか。情けなかったですね。できなくても「何とかやってやる」とい気迫がない。できないのだから仕方ないという「逃げ」がある。これでは・・・。300mも同様。最初から適度に走っています。それほどハイスピードで走るわけではない。それなのに最初から全く。200mが走れるのに300mの快調走が最初から走れないというのはありえません。

単純な走力だけで言えればうちの選手はそれなりだと思います。が、「取り組みの姿勢」や「心構え」に関しては大きな差がある。hktの選手もktbの選手も「できない」で終わることはない。できるようになるためにどうするかを考えていました。うちは「苦手」「嫌だ」が先に立って「何とかできるようにしよう」という部分がない。hkt高校の選手は「補強が正確」です。正しい意識、細かい部分にまでこだわらないと「強くならない」ことを知っているからです。うちは??何となくやって何となく結果が出る。そこをどうとらえるか?

否定的な書き方をするとあれこれ問題になるのかもしれません。こういうご時世ですから。が、事実。補強に関しても「できないからとりあえずやっておこう」という感じが見られます。「強くなりたい」と口にするには簡単だと思います。誰にでもいえる。しかし、それを実現するために何をするか。あーだこーだ言っている暇はないと思っています。それが分かるからhktの選手は時間を大切にする。1秒でも早く次の練習に移る。自分が良い練習をするために必要なことだからです。

返事や声出し一つにしてもそう。うちも「声を出す」ということは求めています。が出ない。それは「出せと言われているから出す」という感覚だからです。全員が主役だと思えば声を出すのは当然。必要だと思っていないのに「出せ」と言われるから仕方なく出す。雰囲気を作ろうという感じではなく「仕方ないから出すか」という感覚がどこかにあると思います。練習にもつながる部分です。返事もしない。私が選手の「心」をそこまで育てていないからだと思いますね。

全ての練習は「誰のためにやるのか」です。自分のためにやっているという感覚。自分の身体を磨いていくことで違う世界が見えるという感覚。それを選手たちが求めている。だから自然と雰囲気が良くなる。mtm先生の指導はその部分も含めてすごいと思いますね。その手の話を練習中にすることはない。技術的なことであったり、意識するポイントに絞って話ができる。だから選手は求めてい方向に進める。

痛感しました。技術はもちろんですが「人間力」や「取り組む姿勢」の部分でうちには足りないことがある。誤解なきよう書いておきますが「ある一定水準」は越えていると思っています。比べる学校が違うだけ。小さな世界で比べて「うちはよくやっている」と褒めたたえるのは簡単です。が、それだけで「目指す場所」に届くのか。届かないから厳しい話をする。それだけです。

長くなりました・・・。
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大阪遠征3

2018-01-15 | 陸上競技
続き。

練習の組み立て。「刺激を入れる」ことと「使うこと」がセットになっていました。当たり前だといわれるかもしれませんが。前の記事に書いた「一部分の切り取り」では分からないことがあります。単独種目ではない。何種目かを一つにして「1種目」という感じです。この部分は私自身も感じることがあります。スキップ走をなぜやるのか。やる中で感じ取ってもらう。それがスプリントに生きてくる。いろいろなことを含めながらです。

やろうとしている部分、刺激を入れたいなと思っている部分に「徹底的に負荷をかける」というのがありました。腸腰筋であれば腸腰筋、大臀筋であれば大臀筋。ここにひたすら負荷をかける。そしてそのまま動く。これがウエイトのような大きな負荷ではないというのもポイントだと思います。「尽きてしまう」という感じでは意味がなくなるからです。同じ場所に異なる角度から刺激を入れる。それをどう走りにつなげていくか。

ランジ姿勢での練習がありました。これはすごい。mtm先生と話をして「耐える」とか「止める」中で負荷をかけるんだということでしたがこの手の練習はものすごいと思います。腕立てなどにしても同様。「耐えなければいけない」という状況を生み出す。もちろん、意識してですが。衝撃を受け止めることで大きな負荷をかける。

練習の中で多いのは「片足支持」。これも見ていて感じたので確認してみると「意図的に増やしている」とのこと。走るのは結局片足。その足に実際と同じような負荷をかける。ジャンプ系なども同様です。かなりの負荷になるので多用はできない。が、やらなければ強くなることはない。実際の走りにつなが筋力の発揮をどのようにするか。ウエイトに関しては不要だと感じました。負荷の掛け方によってウエイト以上の効果はある。やり方だと思います。

動きながら保つ。ここも多い。単純にスタビをやるわけではない。「負荷がかからないから」と言われていました。保ちながら動く。動きながら保つ。手押し車などが一番顕著かもしれませんね。体幹を保ちながら手を動かす。アンバランスを生み出しながらも保つ。その中で自分の体の使い方を覚えていく。

その延長線上に「やっているうちに動きを身につける」というのがあります。やりたい動きがある。その動きをドリルのように延々と繰り返すのではない。これはかなり共感できました。狙いとする動きがある。それをどのようにして身につけるか。実際に走りながらやる部分もあるし、負荷をかけて刺激を入れてからそこに意識を置かないと動けないという状況を作る。ここも大きい。

一番大きいなと思ったのは「なじませる」という言葉。刺激と走り。その間に「まー動いておけばいいや」という部分がありました。ほぼすべての種目でその手のことがある。実際の走りとは違う部分があるなと思いながら見ていました。で、話を聞くと「なじませる」との回答。スーッと入ってきました。いきなり最大出力を出すのではなくワンクッションおいてそれで刺激の入った身体を徐々に慣らしていく。なるほどという感じですね。「速く動いとけ」という部分。最大スピードを出すのだが出力自体は上がりきらない。意図的にそういう配置だと思います。

道具を使った練習をするとかなり時間がかかります。普段の練習は2時間程度。まー普通の3時間以上の不可だとは思いますが(笑)。マネージャーがたくさんいるのでコントロールしてくれている部分もありましたが、「練習以外の時間を省く」という意味でも過度な道具の使用は時間がもったいないなと思いました。うちのように人数が少ない学校ではそこに時間がかかります。極力そういう時間を省きたい。ウエイトサーキット、筋力アップのためにバランスよく配置していました。しかし、1時間程度かかる。これはもったいないのではないか。改善の余地あり。コンセプトは保ちながらベンチやスクワットを行わずにどうするか。

ドリル的な動きはほぼありません。これは前回も感じました。ここも「意図的」だと思います。県内県外問わずあれこれ見ていますが「分かっていてやらない」のか「本当に分かっていないのか」の違い。関西の流れなのかもしれません。mtm先生とは技術的な話をしながら練習を見ていました。やりたい事の方向性は同じ。が、やっているうちに動きが身につくという方法をとっていました。この辺りは少し前からmtm先生とやりとりをしながら感じていたのでスーッと入ってきましたた。全体の流れの中で「動きを身につける」ためのメニューが組み込まれています。

半強制的に「やりたい動き」をやらなければ練習が進まないように組み込まれていました。これが強豪校であれば「とりあえずやれ」みたいなところがあります。が、明確な意図の中で動きを作る練習が組み込まれている。繰り返しになりますが強制的に動きを作るのです。

一歩ハードル。これはうちもスイッチングやスイッチングランで意識させています。この種目に関して「うちの選手もできる!」という気持ちがありました。が、やってみて壊滅(笑)。高さが変わったらやりたい動きができなくなる甘かった。

これも見ていての感覚なのですが。hkt高校の選手は力の使い方が上手い。更には上半身と下半身の動きのタイミングが合います。多分かなり意識して組み立てているのだと思います。上述のように様々な練習をする中でタイミングを合わせなければできない部分がある。さらにパワーやスピードでごまかさない練習。一歩ハードル、ハードル選手のように跳べばさほど難しくない距離かもしれません。しかし、それではタイミングは掴めない。パワーに頼った動きをしていても実際の走りには繋がらない。スイッチングランで出来てもこういう場面で繋がらなければ狙いとは異なる動きになる。ここは大きな課題として残りました。

色々と書いていますが「意図」があっての練習です。もちろん誤魔化そうと思えばできる。正確性の部分と重なるのですが補強であれほど細かく正確にやるという部分は動きの正確性にも繋がっていきます。うちは雑。どこかで誤魔化しています。そこの部分は大きい。取り組みの姿勢は全てに繋がっていきます。

全ての練習が一つの方向に向かって収束していく感覚です。補強にしても走りにしても「タイミング」や「使い方」を常に大切にする。練習自体が「走るために何をするか」という所に向かっています。タイミングに関してはうちの選手はかなり悪い。筋力や持久力という要素ではなく「いかに効率よく力を使うか」という部分が散りばめられている。見ていて楽しくてたまりませんでした(笑)。

まとまりがないですがひたすら記録しておきます。頭の整理に繋がる部分です。書いていて楽しい。もっと詳しく書けよという方もいるかもしれませんが。まーいいんです。私の自己満足のblogだから(笑)

もうしばらく書き続けます。振り返りながらも進まないといけないんですが。適度にお付き合いください。
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大阪遠征2

2018-01-15 | 陸上競技
続き。練習にたどり着く前に色々書いておきます。

実は前日、大阪に到着してから師匠と1時間半くらい電話で話しました(笑)。わざわざ大阪で電話しなくてもという話ですが。snd女子大学のfjk先生と師匠はかなり懇意にされています。そのつながりで兵庫や京都の学校の練習を見させてもらうことがありました。mtm先生とfjk先生も仲良し。今の私がいるのは師匠のおかげだといっても過言ではない。これからは自分でどのような道を探っていくかだと思っています。まー何かあればいつも相談するのですが。

この電話、陸上競技の話が中心(笑)。hrk高校に行くというのは伝えてあったので。そのタイミングで先日mtm先生から送っていただいた動画についての話をしていました。今回のテーマの一つである「いかに力を発揮するか」というところに関してです。動画ではやはり断片的な部分が多くなります。一部分を切り取って「動き」を見ることになる。その前後の流れが見えてきません。どのような考えでどのような位置づけてその練習をするのか。そこが一番大切だと思っています。

去年のblogを見るとうちの練習はhkt高校の「60%の練習」だと書いていました。いや、きっと40%くらいだったと思います。量とかではなく「質」がそのレベルだということですが。この1年間あるかなり意識して練習を組み立ててきました。それなりにできるようになってきたかなというのはあります。それでも「圧倒的な強さ」はない。そこは見ていく中で見つけていきたいなと。それぞれの練習が何を意図してどいるのか。ミクロの考え方ではなくマクロ的な部分ですね。

一つ一つ書くと膨大な量になるのでそこは割愛しながら書いていきます。

これは昨年も感じたのですが「色々なことをする」というのがありました。一つのことを延々とやらない。次から次へとやっていきます。回転ずしのよう(笑)。食べたら次の皿が回ってくるのでそれを取る。食べる。取る。が、そこには意図がある。適当に好きなネタだけ食べるのではない。「今はこれをしたい」というのがあってそのネタを連続して詰め込んでいく感覚ですね。分かりにくい??

昨年、ほとんどの練習は器具を使わないという話をされていました。ここも興味がありました。「ウエイト」に関して再び導入する形をとっていました。故障のリスクもある中でやっている。正直「ウエイト」のほうが手っ取り早いというのがあると思います。単純に「筋力」を上げるのであればそれが一番。が、大切なのは「何でその筋肉が必要なの??」というところ。投擲選手とは異なります。永遠のテーマに近いところもあるのですが。

ウエイトをやらないのに身体がしっかりとしている。その理由を把握したいなと。これも前回書いたのですが「精度」であり「正確性」の違いが明確。うちは本当に「流れ」の中でやっているに過ぎない。練習の前半には「身体の使い方」や「コントロール」するような練習が多く配置されています。日によってそのバランスを変えていくのですがそこの正確性が違う。選手自身が「なぜこの練習をするのか」を把握しています。それもかなり細かく。お互いにチェックする部分もあります。特定の選手のみが理解するのではなく全体で同じ方向性を見ています。

「やらない」のが一番ダメだとすれば次は「やるだけ」というのがダメですね。うちは「やるだけ」は抜け出したと思っています。が、「徹底的に細かい部分にこだわってやる」というレベルには達していません。そこの差は顕著です。組み立てももちろんあるのですがまずは「取り組みの姿勢」の差が大きい。ニアな練習はできているがあくまで「ニア」でしかない。近いだけでまだ70%程度かなという感じですね。

もっというと「なぜその練習をするのか」を明確に把握している。その練習が次の段階のどこにつながっていくのか。単純に「学力」の話ではない。「陸上偏差値」だと思います。自分たちがやっていることに対して「興味関心」を持っている。だから突き詰めて考えようとする。運動能力云々ではなくそういう部分。「鍛えたら強くなる」というのとは違う気がします。

そうなれば「できない」場合に「どうすればできるか」を考えるようになる。工夫が生まれます。できなくてもいい。それをできるようにする。そのためには「できなくてもやる」という姿勢は必要。逃げていたらダメだと思います。技術的な部分の段階の前。そこがどうなのか。できないから仕方ないという感覚でいると成長はないなと改めて思いました。そういう意味でうちはまだまだ未熟だなと。やれることを残したまま進んでいる。積み残しがあるかなと。

snd女子大学のmakinoも来ていました。前も感じたのですがやはり「自分の身体がどうなっているのか」を感じ取れるようになったといっていました。それが競技力の向上につながる。mtm先生が何度か言われていました。「今の自分でもっと力を出せないかを考える」と。筋力を上げるのはもちろん必要だと思います。が、単純に筋力を上げればいいのか。練習の中心は「筋力向上」ではなかった。実はいかに身体を使えるようになるかなんじゃないかと。今ある自分自身の「持っているもの」をどうやって使うか。ここに尽きるのかなと。

ん??長くなっていますね。また。
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大阪遠征1

2018-01-15 | 陸上競技
金曜日から日曜日まで大阪へ。本当は11月に行きたかったのですが日程調整がうまくいかず。理由は私が検定実施日を忘れていたから(笑)。ひどい話です。mtm先生にお願いしていたのに本当に申し訳なかったですね・・・。そこから調整をしてもらってここに。できる限り早くいきたいというのがあったので。無理をお願いしました。

mtm先生が「blogを書いている」と言われるのでこうやって書くのはかなりプレッシャーですが(笑)。毎回のことですが私が勝手に感じた部分を書き記していきます。正解かどうかわかりませんが。

今回で訪問するのは2回目。1回目はとにかく「全体の把握」という部分が多く多く質問することはできませんでした。こうやってblogを書くに当たって前回行った時の内容をもう一度見直してみました。ある程度は「正解」だったと思いますがまだまだ「本質的な部分」が書けていないなという感じ。限られた時間の中でしかたら「見る」ことで精一杯だったと思いますね。今回は気持ち「余裕」があるのでひたすら観ることに。そして気になることがあれば側で質問し続ける。

我々が訪問するにあたって兵庫のsnd女子大学の選手と京都のktb高校の選手も一緒に練習をすることになりました。mtm先生の配慮です。11月に訪問しようと思った時には1日目にhkt高校、2日目にktb高校でやったらどうかという提案をいただいていました。mtm先生とysd先生が懇意にされているとのことでその流れで。実際は私の責任で実現しなかったのですがわざわざ選手が来てくれました。感謝しかありません。うちの選手にとって他県の選手と一緒に走るという経験は財産です。女子はインターハイで戦いたいと思っている。そうであれば目の前でそういう選手の動きを見たり競争することでいろいろなことが生まれると思います。

いつもお世話になっているfjk先生もいらっしゃっていました。午後からは都道府県駅伝のほうに行かなければいけないとのことでした。本当に頭が下がります。

練習とは関係ないのですが色々と縁を感じる部分がありました。hktで指導されているsm先生、山口県の社会人選手の後輩だということでした。前回hkt高校に訪問した後にその社会人選手と一緒に練習をしました。その様子がfacebookに上がっていてつながりがわかったと。偶然とはいえ面白いなと。また、ktb高校で引率されていたsgy先生も。私が2度目にsnd女子大学の練習見学に行った際、ちょうど大学に入学する高校3年生でした。話を聞いているとそのことを思い出しました。沖縄インターハイの年です。こういう「縁」が何かを生み出すんだと思います。mtm先生が陸上競技大好きなのでその周りに集まっていくのもあるのかなと。「縁」は見えないが本当に大切だと思います。

mtm先生と知り合えたのはgt先生の存在があったから。大阪時代に近くの学校で働いていたのがmtm先生とgt先生の「縁」。なぜかgt先生が山口に来てこれまた何故かわからないけど私と仲良くなった(本当に仲がいいのかは疑問ですが)。その流れで岩手国体の時にmtm先生に挨拶をさせてもらい学校訪問。そこからはわからないことや気になることがあればmtm先生にLINEで聞くことができる。不思議です。

一番は私が図々しいというのもあると思うのですが(笑)。もう少し遠慮して生きていければいいのですが。mtm先生と話していて「わざわざ山口から来ますか??」と。そういえばgt先生は埼玉まで新幹線で行っていましたね。練習するために(笑)。gt先生はかなりキテいると思いますが私は「標準的」だと思っています。

自分が勉強するために時間と労力を惜しんていたら先にはすすめません。必要だと思わなければ行かない。hrk高校には「魅力」があると思います。前の記事にも書きましたが「選手にとって大きな刺激を与える」という部分もありますが、私自身がmtm先生と話をしたいと思うから行くというのが一番の理由だと思います。それが間違いなくうちの選手にプラスになる。

強豪校。あまり興味はありません。練習量でカバーする学校もいいかなと。mtm先生の指導は「普通の選手」が「強くなる」という特徴がある。そこには必ず「何か」がある。強い選手が強いのは当たり前。これから先指導していくにあたって間違いなく「スーパースター」を預かることはないと思います。「普通の選手」をどう育てていくか。やはりそこに尽きると思います。強豪校ばかり訪問しても「すごいな」で終わってしまう。陸上雑誌に掲載される強豪校の練習にも「ヒント」はあると思います。が、そこに「本質的なものが存在するか」は別です。

2日間、陸上競技のことだけ考え続けました。これは最高に幸せ。

ひとまず雑感のような部分。練習ももちろんですがこういう「感情」は残しておきたいなと思います。
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大阪へ

2018-01-14 | 陸上競技
大阪に行ってきました。目的はただ一つ。hkt高校でmtm先生の指導を見るためです。選手は練習に参加させてもらうのですが、私の主たる目的はmtm先生の指導を見る事に尽きます。

昨年度の12月に訪問させてもらい大きな衝撃を受けました。いや、本当に面白いなと。そこから1年が経過し少し選手の力がついてきたかなというところ。私的には前回は全体の流れを見るだけになってしまいまだまだ「本質的な部分」を理解できていません。いわゆる強豪校とは異なり全国入賞した選手が集まっているわけではありません。その中で全国で戦える選手を育てる。そこに大きな魅力を感じました。そしてmtm先生の人間性にも。

そんなこんなで2日間。陸上競技のことのみ考える時間でした。最高に楽しかった。mtm先生、陸上競技大好きなんだと思います。だから周りに陸上競技大好きな人が集まってくる。競技の話を延々とできる環境は「至福の場所」です(笑)

書きたいことは山ほどあります。頭の整理が十分ではないので少しずつ更新します。できれば書きたくないのですが。独占しておきたい(笑)。まー記録しないと忘れてしまうので書くつもりではいますが。

とりあえず一人で食事しながらぼーっと考えます。
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極寒・・・

2018-01-12 | 陸上競技
木曜日。本当に寒かった。朝からずっと雪がちらついていました。時々前が見えないくらいの雪。この状況でどうするのか・・・。朝はグランドが完全に凍結していました。普段水たまりの表面に氷が張るくらいですが今回はすべて凍っている感じ。どうなんだ。

練習は色々と悩みましたが実施することに。天候とグランド状況を把握しながらやらなければいけません。最初の段階でウエイトサーキットを。タイヤ押しを省略。それ以外は通常通りやることに。負荷を増やしているのもありますが「腰が痛い」という者がでてきます。これに関しては以前から話をしていました。軽い負荷であれば誤魔化せますが負荷が増えるときちんとしたフォームでやらなければ痛めてしまいます。ここはしつこく言い続けていたのですが。

特にひどいのがスナッチですね。膝を伸ばした状態でシャフトを持ちあげようとする。これが一番腰を痛めるパターン。さらに降ろすときに一気に降ろすので腰に大きな負担がかかります。これでは・・・。3セットあって1セット目が始まる前に念押しで注意点を言う。それなのに1セット目で既に膝を伸ばした状態でシャフトを握る。いやいや。それが3セット目まで・・・。何気なくやっていた部分があったのだと思います。種目はきちんと意識するのかもしれませんがシャフトの持ち方や降ろし方まで気が配れていない。ここは大きいと思います。

結局、降ろすときに一気に降ろしてしまう選手に関しては1回ずつシャフトを落とすように指示をしました。筋力強化や身体作りは重要だと思っています。しかし、そのために故障をしてしまったら何の意味もなくなってしまう。しつこくフォーム作りに関してはいっていたのですがやはりこういうところで出てくる。考えなければいけないと思います。

終わってからすぐに走りました。DM走とB走、スプリントを組み合わせてです。普段であればこの前に簡単な動きをやってから入ります。しかし、そんな時間はない。ただでさえ寒い。時間をかければできるかもしれませんが体が冷えてしまう。そうなる前に休まず練習を流していきました。30m-40m-50mと各3本ずつ。一気に。

久しぶりにシャフトトレーニングも。上半身と下半身の連動を意識したメニューです。正確にできるかどうか。ディップ系の動きの時に肩甲骨周辺が硬い選手は「やりたい動き」ができません。これは困る。鍛えたい部分ができない。柔軟性を高めるための練習も計画的に入れていきたいなと思います。

さらに補強サーキット。プレート補強は重さを増やす。全種目で重量は増やしたいと思っています。慣れてきてそれなりにやるのではこれから先はない。ここからどうするか。全部をやると時間がかかりすぎるので補強サーキットの中から3種目だけピックアップしての実施でした。

最後にタイヤ引き。これも複合的な種目にしているので流れの中でやっていきました。実際問題、動きを細かく作っていく部分と「強制的にその動きを作る」というのがあると思います。丁寧に丁寧に段階を追ってやっていく部分も必要ですがそれだけでは時間がかかる。さらに「動き」が良くても進まないという状況を生み出す。意味がなくなります。そうであればやはり「強制的に動きを作る」という練習も必要不可欠だと思います。

走っている間にグランドが凍り始めました。人生初です。朝凍っていたグランドが解けてまだ水分を含んでいた。乾く前にまた気温が下がり凍る。タイヤ引きを2サイクルにしていたのでなんとかなりましたが・・・。18時半くらいには終わったと思います。選手は寒い中での練習でした。よくやったと思います。

走る中で「感覚」をつかめる選手も出てきます。B走は腕が使えないので膝の引き出しで進まなければいけない。そうなると腰の移動も必要になる。切り返しのみで走る選手もいますが股関節の開きも必要になる。こういう部分が複合的に身に付く必要がある。何か一つをやり続けることも「変化を感じる」という意味では重要かもしれませんが。

明らかな変化が生まれてきていると思っています。同時に「トレーニングのフォーム」のように曖昧なまま残っている部分もあります。これではダメ。すべての面で改善する必要があります。一部分だけきちんとできても他の要因で崩れてしまう。取り組みなども同様です。

安定することを求めています。寒くても暑くても練習をする。気持ちが乗らなくてもきちんとやる。そういう選手は強くなる。一発だけの選手にはさせたくありません。常に力を出せる選手になってもらいたい。

まだまだ。課題は山積しています。一つずつやるしかありません。
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