kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し自信を持つ

2018-01-08 | 陸上競技
最近、競技指導に関して少し自信を持てるようになってきました。今更か?!という話ですが。前に比べると回り道をしなくなったかなと。それにより動きの変化は間違いなく出てくる。1年前に大阪に行き、学校で合同練習を何度か行い、岡山と宮崎へ。多くの刺激を受けました。その中で自分なりの「指導スタイル」ができてきた感覚があります。

11月から試行錯誤していました。これまでやってきたことをまとめたい。多少なりと形にしたい。そういう想いの中での組み立て。正解がどこにあるのかは分かりません。その中で進んでいく。トレーニングとスプリントの組み合わせ。練習負荷の増減。あれこれ様子を見ながら。選手の状況に合わせてやっていかなければいけないと思っています。

そこから1ヶ月が過ぎテスト週間なども経て12月。この時期は色々と思う事がありましたが明らかに動きがある変わってきているなという感覚を得ていました。ドリル的な練習が激減しました。もちろんやりたいことはあるので時々やりますが。細かいことをやるというのも必要だと思います。私のスタンスとしてはそこは外せない。それでもそこだけに時間を割くというのは効率が悪い気がします。バランス良く練習をしていきたい。

その流れの中であれこれ試してきました。足りない部分はもちろんありますがある程度の形にはなってきています。練習環境が限られているのでその中でどうするのか。ここは大切だと思います。距離を踏む練習ができないというのはありますが。

例えば今回合同合宿で縄跳びをしました。普段の学校の練習ではやりません(笑)。いつもこの手の練習をするわけではない。年末の合同練習の時にスティックを使った足運びをやってみたのですができない。前まで運ぶ事ができないし、接地のポジションが前になる。ここは「意識してやる」と改善できるのかもしれません。もも上げをした時に手と足が一緒になる選手がいた時に「動きを意識しなさい」と伝えたところで「何を意識したらいいのか分からない」という状況が生まれると思います。自分はやっているのに何で指摘されるのか??と。

そうであれば「道具を使いながら動きを作る」という感覚を作ればいいのではないか。その動きに特化するのではなく様々な動きをやりながら狙いとする動きに近づけていく。その方が周知徹底しやすいのかなと。もちろん正解かどうかはわかりません。やっている中で感じた部分です。

狙いが明確になっておけばやるべき練習は見えてきます。縄跳びを使ったもも上げは前に進まずにやらせました。ペアリングでお互いに見ながらやる事で動きができているかどうかわかる。ミニハードルをかわす動きではなく身体の前で動くイメージです。前で動かすために何をするかという練習をしてからスイッチングと組み合わせる。まー負荷は大きいのですが。なかなかだと思います(笑)思いつき(笑)

さらに今は休まないで練習するというのも進めています。セット間何分というのが極端に減ってきました。走ったらすぐ次の種目。トレーニングしたらすぐにスパイクを履いて走る。行動自体が遅いのもあったのでこういうパターンにすると強制的に次の練習に進みます。練習全体がサーキットトレーニングになる。

こういう形になるとスピードレベルが落ちそうな気はしますが今のところ大丈夫かなと。加速段階に重きを置いての練習。ここが上手く出来るようになれば中間以降も進むと思います。合同合宿などでは男子が先頭を走っていました。スピード的にはもう少し出るようになってくると良いなと。自分たちよりも力が上の選手と一緒に走る時にどうなるか。これも経験させていきたいと思います。

ある程度指導スタイルができてきたかなと。が、それでも足りないのは明確。そのため今週末はまたも大阪に行く予定にしています。hkt高校のmtm先生の所へ。一昨年の12月に行ってから私の頭の中の整理がかなりできたと思っています。無理を言って強引にお願いして時間を作っていただきました。現時点で自分に足りない物を見つけたいなと。選手も連れて行く予定です。mtm先生のご配慮により京都のtcb高校の選手も一緒に練習させてもらえるとのこと。感謝です。うちの女子にとっては11秒台の選手達と一緒に走る機会になる。私自身の刺激になるとともに選手達に「全国との力の差」を感じさせる事ができます。10秒6の選手の動きを目の前で見れるというのも大きい。楽しみです。

ほんの少しだけ自信は持てるようになりました。もちろん、まだまだ。奢らず。やるべき事を一つずつ潰していきたいなと思いますね。

ひとまずここ最近の総まとめということで(笑)。進んでいきたいと思います。
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合同合宿5~坂道で走る~

2018-01-08 | 陸上競技
合同練習最後の練習。1泊2日ですが練習は4回できます。以前は2泊3日で行っていた時期もあるのですが6回の練習に耐えられないという部分もあり最近はこのパターンが多いですね。もっとタフになれば違うのかもしれませんが・・・。

ここまで技術的な部分だったり、股関節をうまく使う練習だったりしました。これはこれで意味があると思っています。しかし、これだけではだめだと思う部分がある。やはりせっかくの機会だから「自分自身と向き合う」時間が必要だと思います。そのためにはしっかりと負荷をかけていかなければいけない。ある程度の量を消化する中でタフさも生まれてくると思います。他校と競争するという部分も必要。

ここでogw先生に交替(笑)。別に「憎まれ役」を任せるわけではありません。私が走らせても良いのですがうちの選手にとっては「いつものパターン」になってしまう。やはり他の指導者から指導を受けて刺激をもらうことは必要不可欠だと思っています。ogw先生、こういう部分得意ですから(笑)。hys先生かogw先生かという流れを作っておきたいですね。

練習の前半は私は「荷物番」をすることにしました。マネージャーが練習の手伝いに行くので荷物が危険。私は長距離の補強を見ながら待っていました。短い距離を走る合宿になっているので長距離選手にとっては不足する部分があります。そのためond高校の長距離は「足りないな」と感じるかもしれません。多少なりと関わっておきたいなと。少しだけ補強をさせました。まじめに関わる(笑)。

しばらくしてマネージャーが交替で戻ってくることになったので練習へ。坂道を使ったスキップをしていました。私は見ているだけしたが少しずつ練習参加者が減っていきました・・・。繰り返しになりますがそこまで走る練習は入れていません。それでも抜けていく者が出る。ここにこれから先の「やるべきこと」があると思っています。股関節周辺の硬さがある。その選手がどれだけ高い意欲をもって練習に取り組んだとしてもやはり「できないこと」がある。本当に強くなりたいのであれば根本的なことをしっかりとやらないといけないと思います。ストレッチなど「走る前の段階」がきちんとできているか。ここができていないのに高い目標を掲げるのは難しいことだと思います。

うちの選手、痛みがあるのでしょうが練習に参加していました。無理はさせたくないと思います。痛みが故障まで行ってしまうと本当に先に進めなくなるからです。このバランスは非常に難しいと思っていますが。やらなければ強くならない。が、単純にやればいいというわけではない。自分の体のことがわかるのは本当は自分自身なのです。そこでコントロールできるかどうか。

最後にひたすら坂を走っていました。本数的にはそれほど多くない?かもしれませんが、坂を走るというのはかなりきつい部分があります。「坂道→平地」「平地→坂道」「坂道→下坂」をそれぞれ5本ずつ。うちの選手はよく走れていたと思います。Sに関しては後ろのグループから走り始めていたのにも関わらず前のグループに追いつく。NMが坂道が苦手という部分はありますがこういうところでSの「強さ」が出ます。本当に変わった。

ogw先生がこちらの期待通りの練習をしてくれました。このあたりは詳しく言わなくても「忖度」してくれます(笑)。4回の練習のうち3回が技術系の練習になれば最後の1回は何が必要か。そこを感じ取って走らせてくれました。こういう部分は本当に楽です。打ち合わせ必要なく進めることができます。

初めての試みが多い合宿でした。しかし、得るものは多かったと思います。規模が小さい方が目が行き届くというのもあります。普段主役になれない選手もいます。その選手がリーダーとなって声をだし集団を引っ張る。こういう部分を経験させるためにはやはり色々と工夫することが必要。

機会があればまた練習会という形でやりたいですね。良い刺激になりました。
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