kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

エビ水槽の話

2022-12-15 | 陸上競技

エビ水槽のことを。

 

前回更新した時には「稚エビが生まれた」というのを書いていました。かなりいい感じだったのですが、また水槽が半滅してしまいました。これまで何度も何度も繰り返されてきたことです。原因が分からない部分があってそれを研究していました。今の自分自身の最大課題は「水槽のエビ」です(笑)。色々なことを勉強してきていますが、これは難しい。水槽に興味がある人がどれだけいるのか分かりませんが。

 

結論としては「硝酸塩」です。何度か書いていますが。水槽で生き物を育てると間違いなく「排泄物」が出ます。生きているのですから当然です。水槽内における「アンモニア」はかなり毒性が強く、ここが蓄積してしまうとあっという間に全滅してしまいます。そのため、生物を買い始める前に「水づくり」が必要になります。

 

「アンモニア」は毒性が強いですが水槽内では自然に「アンモニア」を分解する「バクテリア」が発生します。その「バクテリア」が毒性の高い「アンモニア」を分解してくれます。「アンモニア」が分解されると「亜硝酸塩」という物質になります。この「亜硝酸塩」は「アンモニア」に比べると毒性が低くなります。ここで重要になるのが水槽の中に「亜硝酸塩」が発生しないといけないという部分です。世の中の不思議な部分ですが、水槽の中に「亜硝酸塩」が発生すると今度はそれを分解する「バクテリア」が出てきます。「亜硝酸塩」がない状態ではその「バクテリア」は出てこない。「アンモニア」を分解する「バクテリア」と「亜硝酸塩」を分解する「バクテリア」は別の種類の「バクテリア」なのです。段階を追わないと水槽で生物が飼えない理由はここにあります。

 

で、今度は「亜硝酸塩」を「バクテリア」が「硝酸塩」に分解します。こうなると毒性はかなり低くなり水生生物にとって過ごしやすい環境になります。ここまでは理解していました。ここまでくるとある程度自然に循環が生まれます。実際、我が水槽はそこまでの状況でした。自然に「生物ろ過」がされて、循環が生まれていた。それなのになぜかまたエビたちが☆になる。

 

で、さらに勉強を重ねる。結局、「硝酸塩」も毒性は低いものの蓄積していくとエビにとっては「有害」になる。そのことは知っていました。水質のチェックはしてきました。「硝酸塩」の値が高くなってきたら一定量の水を換える。が、実際はこの「水替え」のタイミングが遅かったのではないかなと感じています。「硝酸塩」の値が高くなったら換えるのではなく、定期的に「水替え」をしておかないといけない。30センチ水槽で飼育しています。本来であれば60センチ水槽で育てるほうが「水質が安定する」と言われます。60センチ水槽であればそこまで頻繁にやらなくてもいのかもしれません。水の量が多いので。しかし、30センチ水槽であれば「硝酸塩」の値が短期間で上がってしまうのではないか。当然の話ですが。

 

一応勉強はしてきていたので「硝酸塩」を消費するために水槽内に「水草」を育てていました。ソイルにびっしりになるくらいまで育っていました。水草は水槽内の水が「栄養過多」にならないように調整してくれます。水草が育つためにその「栄養」使って大きく育っていくからです。それで十分だと思っていました。水草が育つということは「硝酸塩」を栄養にしてくれているから多少「硝酸塩」が増えてきても大丈夫だろうと。これが間違いでした。水草が「硝酸塩」を吸収するよりも「蓄積」するほうが多かったのだと思います。それによりエビたちの体調が悪くなって☆になっていく。

 

そこからは3日に1回程度、5分の1くらいの水量を水替えすることにしました。強制的に「硝酸塩」の値を下げるためです。これを2週間程度やるとやはりエビ自体が☆にならなくなりました。半滅状態から水替えをしてすぐにエビが抱卵。水槽内に2匹抱卵個体がいます。

 

 

今は水槽内の循環を良くするために「ヒーター」の大きさを小さくしています。水槽内の温度は25度くらいに保たれています。孵化までは時間がかかるかもしれませんが。

 

水替えだけでは不十分なのではないかと考えて、これまたネットでひたすら検索。やはり水草が育つために「硝酸塩」を使うので新しい水草を追加することにしました。流木に活着させた「ウイローモス」だけでは不十分なので新しい水草を購入することに。調べてみると「マツモ」という水草がいいということ。かなり増えるみたいです。「増える」ということは「栄養を吸収している」ということなので「硝酸塩」が減るのではないか。そう考えて購入することに。

 

が、ここで最大の問題があります。市販の「水草」に関しては「農薬」が使われています。海外から輸入するにあたって「不純物」がついていたらダメなので「農薬」を使っています。普通の魚であればある程度の農薬でも大丈夫みたいです。メダカなどはかなり強いので大丈夫だと。が、エビは恐ろしいほど弱い。近くで殺虫剤を使っただけで☆になってしまいます。この部分を踏まえてペットショップへ。

 

やはり販売している「マツモ」は農薬が使用されていました。水草の農薬を除去する薬も販売しています。それを使って農薬を除去してから水槽に水草を入れるようです。しかし、万が一残留農薬があってエビが☆になってしまったら・・・。なかなか購入できませんでした。

 

店員さんに相談。あれこれ話をしていたのですが、メダカ水槽に「マツモ」が入れてあるのを発見。この「マツモ」を販売してくれないかとお願いしました。「これは売り物ではない」と言われていましたが、こちらの熱意が伝わって販売してくれることに。市販されている量までにならないといわれましたが、関係ありません。少しでも増えていくので「無農薬」のものであれば十分です。割引をしてもらって譲ってもらいました。ありがたいことです。

 

早速水槽に「マツモ」を入れてみる。

 

エビたちがマツモに絡みつきます(笑)。とにかく寄ってくる。これは良いですね。この姿は見続けられます。マツモにどれだけ効果があるかは分かりません。しかし、間違いなくないよりはあったほうがいいと思います。これと並行して定期的な水替えを行い「硝酸塩」の濃度を低くできるようにしたいと考えています。人生の大半を水槽に捧げたい気持ちです(笑)。

 

抱卵しているエビが珍しく壁面に来たので写真を撮っておきました。まだまだ孵化はしないかもしれませんが、親エビが順調に育ってくれればと思います。

 

かなりマニアックな話。誰が興味があるのか?!という感じですが。これは重要な記事だと思っています(笑)。エビ生活。しっかりと見極めながらやっていきたいと思います。

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「やる」ことを明確に

2022-12-15 | 陸上競技

どれだけ自分自身のモチベーションが維持できるかわかりませんが(笑)。少しだけ保てているので記録しておきます。

 

前の記事の続き。与えられた時間をどのように使うかを考えた結果、やはり「やる」ことを明確にするのがいいと思いました。走るために必要な練習はたくさんあると思います。本当であれば片足スキップも多用したい。連続引き出しも毎日やりたい。「やりたい」と思うことはたくさんあるのです。しかし、以前よりも時間がない。3日間の中ですべてをやるのは不可能です。元々あれもこれもやりたいと思うタイプなのですが、こういう状況では「何を削るか」というのが重要になってきます。

 

やりたいと思うことに関しては「優先順位」をつける。その中で「これだけは外せない」というものだけを入れていく。そうなると「同じこと」の繰り返しになるのかなと感じました。「多くの切り口からのアプローチ」が好きでした。どの練習がその選手にあっているのかは分かりません。色々やっていく中で「これはいいな」と思うものを増やしていく。これにより力が上がっていくと思います。

 

それは「時間」があって余裕があるときだけなんだなと(笑)。2時間半の限られた時間で「技術」「走り」「身体づくり」の全てをやる。その比率の問題だと思います。どうしてもやりたいのは「身体づくり」なのでそこに割く時間が増えます。前任校でやっていた「上半身下半身」のメニューをアレンジして実施しています。最後にも「補強サーキット」として股関節周辺の強化を意識した練習。そこに「ハードル股関節」も含めています。トータルで50分くらいになるでしょうか。練習時間の3分の1以上はここに。それだけ重視しています。

 

「走り」も大切だと思うのでやっています。他の人のバランスを考えながらになりますが。腰押し→チューブ5歩→二次加速スティック→前半マークの流れを必ず入れています。ここは「スプリント練習」という位置づけですね。実際のスプリントに必要な練習を抜き出して取り入れる。1歩目の重心移動→最初の5歩の安定→二次加速でのピッチアップ→走りの流れという感じです。それぞれに意味があります。が、詳しく走りの中での局面を話すのは止めています。必要に応じて個別に投げかけるようにする。「理解してやる」というのは最低限の条件ですが、「知識過剰」になると走るというよりも「その動きをする」ことが「優先事項」になってしまって「前に進む」という感じがなくなってしまいます。本末転倒になる。

 

進んでいる選手が「動き」を意識しすぎると本来持っている良さが失われてしまうことがあります。「よくわからないけど走れている」選手がその走りに「意味付け」をし始めると「意識しなくてもできていた動き」が「意識してやろうとする」ことになるので「誤差」のようなものが出てきます。それにより本来の良さがなくなってしまう。kd先生はkrk君には「動きはやらせない」と言われていました。もともとできているんだから「型にはめる」ことで本人の生来の良さを失ってしまうと。ここに真利があると思います。

 

そういうのもあって「やりながらできるようにする」ほうがいいのかなと考えています。ここに関しては「スプリント練習」の中で自然に定着していくように「繰り返しやる」というのでいいかなと。走りに必要だから「やる」という練習にしています。走る練習に関してはタイヤ引きやバトン走が中心。短い距離で最大スピードを出す。走りで負荷をかけるのは別の日にして、走りができる2日間では「ショートスプリント」に特化してやっていくほうがいいなと判断。有酸素系の負荷に関しては「身体づくり」のところに負担させて、「走り」に関しては徹底的に「速く走る」ことだけ、

 

「技術」の部分もやりますが、「ドリル」は最小限で。チューブを使ったもも上げ→ハードル歩行→サイド入れ替え→ハードル連続抜き→ワンステップハードル(2段階)です。練習の中の比率としては少ない。テスト週間後からはここに「スイッチング」を入れました。どうしても「速く動かす」ことが意識されてしまい、自分の身体の前で足を動かすという部分が疎かになります。そこを「強化する」ための練習を入れています。ここに関しては「最低限必要な意識付け」です。

 

膝締めや接地場所に関しては合間に指摘するようにしています。本当はこの部分は各自が合間にやったり、朝練でやったりするといいと思うのですが。意識レベルが上がれば自分でやるようになると思います。「必要なこと」ですが、時間が足りないからできていないだけの話。本当はやったほうがいい。その部分が感じ取れでできるようになると本物になるのかなと。

 

とりあえず、やっていることを記録しておきます。たったこれだけです。しかし、「必要なこと」を「優先順位」をつけて実施します。これがどれだけの結果につながるのか。1か月か2か月経過したらわかると思います。少しずつですが「変化」は生まれていると思っています。まだまだですが。

 

記録しておきます。

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