kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短距離練習会2~実践~

2022-12-21 | 陸上競技

練習会のことを。

 

講義を15分程度実施。本当はもっともっと詳しくやりたいのですが。限られた時間の中でやる。本当は「膝締め」の部分に時間を割きたいところです。ここができるかどうかはすべての部分に影響する。が、この練習に関してはなかなか地味な練習になります。全員がやるというのにはちょっと難しい部分があります。「意識づけ」だけをしておいてから他の動きの中でもやっていければいいなと思っていました。繰り返しになりますが、「膝締め」だけで何時間も何日も必要になります。冬季練習でやってほしい動きですが、「意識レベル」にも差があるので「飽きないでやれる」という形にしないといけないかと。学校の練習とはちょっと違う場面になるかと思っています。

 

「直線的に動かす」ということで「腹筋」の形で「直線的な足運び」をする。身体の前で足を動かす。単純な動きです。そこから「ランジ」の姿勢から「重心移動」と「足運び」をする。補強というよりは「直線的に運ぶ」意識づけです。簡単にはできませんが。ランジの姿勢から後ろの足を前側に運んでくる。前に引き出したときに身体がまっすぐになる。後ろ側にある腰の位置が前側に移動します。「膝」と「腰」の移動が同時に生まれる。中学生などにも意識づけができるのではないかなと思っています。この動きの中で後ろ足の「くるぶし」が軸足の「膝」の横を通る。斜め上に引き上げることで直線的に足が動く感覚を作りたい。

 

何本かはお手本を見せました。翌日に筋肉痛になっていました。大臀筋と太腿の部分が。ほとんどやっていないのに(笑)。結局は意識して練習をすると必要な負荷がかかると思っています。「使う筋群」への刺激と「直線的な足運び」を同時にやっていきます。ある程度やってから今度は「膝の位置」を少し遠くまで運ぶ。そうすると「重心」が前になるので自然に前に進むことになります。それに合わせて「接地」の意識づけもする。

 

前まで運ぶと自然に身体が前に進む。そうなると「足が落ちる」ことになります。バランスが崩れるので。この局面で「締めて落とす」ことができればブレーキがかからないで前に進むことができます。バランスが崩れて前接地になると止まる。真下に入ると進む。ここを「感覚的に理解する」ことができるかどうか。多くのことをやりたいのはあります。が、ここ最近は「抑え気味」に教えるようにしています。単純な動きですから「飽きる」「集中できない」という選手が増えます。ここに対してどうするかだと思っています。繰り返しになりますが、学校の練習であれば「地味でも繰り返す」というのを徹底させる必要がある。が、人数が多くなるとそこまでの「徹底」ができない。「結果的にやりたい動きになる」という感じでやっていくほうが練習会は良いかなと勝手に思っています。

 

直線的な足運びの意識を持たせてから「その場腿上げ」で身体の前で動かす。単純です。

 

足運びを意識させてから「地面に力を加える」「力を逃がさない」という部分の練習を。「反発系」です。まずはその場でのスクワットジャンプ。接地した瞬間に力が逃げないようにする。あまり多くの回数はできませんが、接地した瞬間に「腹圧」を高める。お腹を締める感じですね。そのタイミングで「足首」「膝」「股関節」が接地角度から変わらないようにする。「固定する」という表現をします。力を逃がさない。できたら「両足のその場ジャンプ」をする。ここでペアに肩を押さえてもらって「潰れないようにする」ようにしました。反発をもらって跳ぶのではなく「止まる」ことでその反発がどれくらいあるのかを感じてもらうためです。それを片足にして何回か。両足が同時に接地することはありません。「片足支持」での筋力発揮の仕方ができるかどうかだと思っています。「体幹を締める」感覚を作りたい。

 

で、今度は「力を逃がさない」状況で「反発をもらう」ようにしました。ジャンプです。その場ジャンプを行ってからスティックを使ってのジャンプ練習。練習の流れを把握してもらうと意味がでてきます。その場でやってから少しずつ進む。真上に浮く感覚から少しずつ進む感覚に変えていく。上から下、上から下というのは変わりません。何種類かやりました。タンブリングができない選手は複数いました。タイミングを合わせて片足を浮かせるだけですが。

 

70人くらいいる中での練習なので道具が足りません。ハードルもフレキハードルをもってきていましたが、明らかに足りない。これは仕方ないので硬いハードルも使いました。高さが少しあるので難しい部分もあります。フレキハードルは優秀ですね。こういうドリル系の動きをやるときに使いやすい。

 

その場での「左右の入れ替え」をやる。感覚的にできていない選手がいます。普段やらない動きなのだと思います。ここを伝えることは意味があるかなと。学校に戻って練習するときに少し取り入れるだけで違ってくると思います。ハードル練習会でやる動きをここでも。「ハードルだから」やるのではなく「股関節強化」の意味合いとしてやっています。これに「接地」のポイントなども含めてやっていく。何度か書いていますが「動き」の中で「技術」「感覚」を習得する必要があると思っています。途中でやめてしまう選手も複数。「できない」というのがあると思います。それが「できる」になるように練習をしているのですが、その前段階で止めてしまう。

 

以前であればかなり話をしていました。もう別にいいかなと。本当は「意欲」がある選手にだけ指導をする場面だと思っています。今回は選抜だったこともあり、「行けと言われたから行く」という選手も複数いると思います。あまりにもひどいようであれば雰囲気を崩すことになるので一言話をするところですが、「そこまでしなくていいかな」という気持ちが強くなっています。あくまで「陸上競技」について指導する場所です。取り組みや態度などは「各学校」でやってもらえばいいと思っています。そこまでやる必要はない。「練習会」ですから。これが「合宿」であれば「取り組みの姿勢」も重要です。今回は違うかなと。

 

あくまで「基本」をやりました。走るための「前段階」です。ここがきちんとできるかどうかは大きいかなと。どの種目でも共通して必要な考え方だと思っています。ある程度の幅を持たせながら「基本」を身に付けてもらいたい。ここだけではなく学校でもできるようにしていく。当たり前の話ですが。

 

まとまりのないことをダラダラ書いている気がしますが。記録しておきます。午後のことも少しは書いておきたいなと。また別に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする