またも読書の話。
時間が空いていたのでまたも読書としました。「強運の持ち主」を読んでからそのままの勢いでまた次へ。どれだけ時間を持て余しているのかという話ですね(笑)
今回はkd先生からお借りした文庫本で。伊坂さんの「残り全部バケーション」を読みました。
いきなり「離散する家族」の一コマから始まる。あまりにも突然だなと思いながらも。それぞれが「誰にも言っていない秘密」を最後に話して終わろうという流れに。離れたくない父親の元にそのタイミングで「友達になりませんか?ドライブ行きましょう」というスパムメールみたいな内容のメールが送られてくる。
色々なところで話が飛ぶのですが複雑に絡み合っている。正当なビジネスではないことをやっているのに、困っている人がいたら助けたいという矛盾がある登場人物。大袈裟なことまでして苦しんでいる子供を助ける。
色々なところが繋がっている。最初の方の場面も後で繋がってくる。「友達の父親がスパイ」という話も後で繋がってくる。口調や行動で「あーこれはあの人だ」とわかる部分もあります。
一つ何かがずれたらきちんと収まらないであろう展開。綿密に絡み合った話が非常に面白いのです。とにかくあらすじに関わることは出来るだけ書かないようにしています。このblogの内容を読んで作品を読んでみようと思った人にネタバレになるのは嫌なので。
まーこのblogは読書のためのものではないのですが。本を読むというのも私の生き方の一つ。様々な作品に触れながら自分自身の考え方をまとめていけたら良いなと思いますね。
是非とも読んでみてください。1日1冊のペース。ひょっとしたらペースアップするかもしれません(笑)まーぼちぼち書いていきます。