1月8日。本来であれば広島の合宿に参加してめちゃくちゃ走り込む予定でした。が、コロナの関係で合宿自体が中止。単独でやることに。kbt先生は最初他校も呼ぼうかという話もしていましたが、単独でしっかりとやることを選択。走り込みもしたいですが、大分で気づいた課題の部分をしっかりと修正する時間にしたいなと。他の部活も県外遠征を計画していたようですが全て中止になっています。難しいですね。
単独の練習になっているのでマンネリになるかもしれませんが、そんなことを言っている場合ではない。やるべきことは変わらないので。自分達で雰囲気を作りながらやっていくしかない。
朝の段階では霜が降りていました。午前中は校舎の影になってホームストレート側が寒い。グランドがほぼ専用使用の状態だったので日が当たるところでアップを。DMランと縄跳びをひたすら。気分転換も含めてですね。
アップサーキットをやってから股関節回し。基礎ドリルをやって膝締めと簡単な重心移動。ほぼ6日の練習と同じ流れです。とにかくここは徹底しておきたいなということで。そこからハードルDをやる。とにかくここで切り替えを意識するという部分です。
練習の流れとしては「基礎的な動き」を徹底する。重心移動を伴うと動きが崩れやすいのでそこに行く前段階で徹底しておきたい。そこがベースになって次の動きになると考えています。で、そこから進みながら何をするかです。ここに関しては少し前の記事に書いた気がするので割愛。ハードルDでも何度か繰り返し説明をしながらです。とにかくドリル的な動きが走りのどこに繋がっているのか理解しなければいけません。勘が鋭いとかではなく何のために基礎的な動きをやっているのかを考えれば分かってくる。分からないから徹底的にやり続ける、言い続ける。ここだと思います。
この日は前日に国体選手に実施したワンステップハードル→スイッチングマーク→腿上げまでを実施。かなりしつこくやっていきました。しつこくしつこく(笑)何も考えずにやっている間は時間が過ぎていくだけになります。できていない部分に関しては指摘を入れながら。できている、できていないがわかっていないとどれだけやっても効果は出ません。ここも難しい部分ですが。
そこからバックストレートでマーク走。もちろん「切り替え」を意識して。偏りが出るかもしれませんが、この日は課題となっている「遅れない」という部分を徹底するというスタンスでした。4本を2セット。このマークの距離が大切です。大きすぎるとダメ。膝から下が開きます。この部分も踏まえてみていかなければいけません。開いたら遅れたりする選手は幅を変更させる。見ながら確認していく感じです。とにかくしつこくしつこくです。
午後からはタイヤ引きをすることに。翌日にセミナーパークで坂道を走る予定にしていたので平地でも同じことを。最初はシャフトKをやって上半身と下半身のタイミングを合わせる。その間にタイヤ押しをするためのタイヤを探して回りました。タイヤ押しのための道具を製作してもらっているのでそれを使うためにです。タイヤの重さや大きさはかなり大切なので。
加速段階の動きを作るためにタイヤ押しとマーク走を。直線的な足運びと接地の角度を徹底します。なかなか足が真っ直ぐに運べません。この部分で足運びがきちんとできなければそれ以後の動きも崩れます。細かい部分ですが徹底してやっています。異動してしばらくは「膝の引き出し」がメインになっていました。この辺りはkd先生に確認をしながら「直線的な足運び」と「接地の角度」がメインにする方が良いとのことだったので、そちらを意識するタイヤ押しに。とにかく進むというタイヤ押しから明確な狙いを持ってのタイヤ押しに。
終わってからはひたすらタイヤ引き。120m〜3-4-4で実施でした。普段よりも多めに。4セットの予定でしたが3セットになっていました。追い込みなのでもう一セット走っても良かったかなとは思います。本数を走る中でしか分からないこともあるかなと。もちろん毎日そんな練習をするわけではありません。時と場合によって「限界を越える」という部分は必要です。
なかなか元気が出ません。この日は普段ムードメーカーになる選手も声が出なくなっていました。あえて声かけもせず。こうなると走るだけの練習になってしまいます。2セット終わったところで我慢できずに話をすることに。
先日大分に行った時のことを忘れていないか。相手にもしてもらえない今の力。他の学校がいて声出しをしてくれるからそれに乗っかってやっていただけ。何度も何度も「前向き」にするための声かけをしようと話していますが、すぐに元に戻ります。これで本当に戦えるのか。あれだけの差を見せつけられて悔しいと思うかはないのか。いつもいつも元に戻ります。せっかくやるなら前向きに強くなる雰囲気を作らないといけない。言われてやるのではなく主役は自分だというのを分からないといけないのです。これでは間違いなく戦えない。
余計な話かもしれません。その部分も含めて感じ取るためにわざわざkbt先生が県外への合宿を企画してくださっているのです。自分達は弱いというのを自覚することがスタート。内弁慶で何ができるのかという話です。本当の意味の成長ができません。
最後走り終わってからある女子選手が涙を流していました。スプリントのエースになってもらいたいと期待している選手です。きちんと力が出せればかなりのところまでいくと思います。が、まだまだ色々な部分が弱い。男子エースと差をつけて走っていましたが抜かされる。そのことに対しての悔しさだと思います。そうであれば強くなるしかないのです。真面目にやるだけで何かが変わるとは思えません。自分が思っている限界を超えていく。いつやるのか、という話です。
最後にシャフト補強を。私は跳躍選手が練習をしていたのでそれを見守りに。こちらも持ち上げながらやっていくことで随分届くようになっていました。もっともっとできると思います。とにかく限界を越える。自分の中の限界値を上げていく。大切です。
単独での練習。本来であれば他校の力を借りながら既成概念をぶち壊すというところを目標にしていましたがそれは叶わず。そうであれば厳しい言葉を投げかけてでもそれをしないといけないと思っています。無理難題を突きつけているわけではありません。やればできることです。
長い1日でした。そして翌日はセミナーパークでの練習です。また書きます。少しずつ追いついてきました(笑)