kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

3年生にとっての刺激

2010-09-22 | 陸上競技
火曜日、3年生は別メニューで練習しました。日誌等を見ると県新人の手伝いをして精神的に刺激を受けたようです。これまで多くの人に支えてもらっていましたが、今度は支える側に回って違った視点から見ることで大きな何かを得たと思います。

月曜日に練習刺激を入れようと考えていたのですが、場所の確保が上手くできずに結果的にウエイトをすることにしました。仕方ないですね。そのためポイント練習を1日ずらしてやることに。記録会ですが3年生にとっては残された数少ない大会です。きちんと走れるようにしていきたいという想いがあります。

いつものポイント練習と同じような内容にしました。2日前ですが3日間試合があると思って1日目にしっかりと走ったというイメージで記録会に臨むことにしました。アップの途中か見ていたのですがやはり集中が高い。自分がやることがわかっています。加えて下級生のレースに刺激を受けていますから自分も走りたいという欲求が強くなっています。大きいですね。

3年生がポイント練習をする間、下級生はひたすら身体作りをさせていました。こちらはまだまだ気迫が足りないですね。苦しくなると動きが小さくなったり、止まったりします。ここを乗り越えない限りは本当の成長にはつながりません。甘いというか頑張り方、力の出し方を知らないという感じですね。

短長は250m。バックストレートだけでなくトラック1周が向かい風が吹いているような感じでしたが、良い走りをしていました。rinaはこれまで35秒中盤から後半で安定していましたが、今回は35秒前半で安定して走っていました。スピードも上がっていますから本当に強くなったなという感じを受けます。秋のシーズンで条件さえ恵まれればかなりの確率で57秒前半で走れると思いますね。yukaもまずまず。一時期の絶不調は脱したようです。何とか800mに結びつけるための走りをしてもらいたいですね。

ハードルは300mH。先にkazukiが行きましたが向かい風の中で今までで一番良い動きで走りました。4台目まで15歩で高いスピードで走りました。5台目で激しく抜き足をぶつけそこで終わり。6台目は跳べませんでした。もったいない。しかし、かなり手応えを感じましたね。
mikiも1人で300mH。昨年の今時期47秒前半で走りそれ以来なかなか47秒前半で走ることができませんでした。しかし、この日は向かい風の中でも1本目に47秒3。それも今まで20歩かかっていた中盤を19歩でカバーしてきました。かなり良い走りでした。2本目も同様の向かい風のでしたがこれも今まで以上の走り。18歩で7台目までカバーして8台目までを19歩。スピードが落ちませんでした。46秒9で来ました。まだ余裕があったと思います。1年かかってやっとここまできました。
本人もかなりしんどくて逃げている部分がありましたが、先日かなり話をしてやっと吹っ切れたようです。最後は自分の気持ち次第。変わる気があれば変われるのです。64秒切りも十分視野に入ってきました。嬉しかったですね。

3年生も自分のためにやっています。簡単なことではありません。それでもやる価値がある。本当に目指すものがあるからこそ努力ができる。この姿を見ることで下級生は何を感じるでしょうか?もっともっと強くなれるはずです。3年生が納得できる走りをする。これを見たいですね。

元気をもらいました。良い走りを見るとやってきて良かったなと思います。目指すところを明確にしてやっていきたいですね。
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次に向けて

2010-09-22 | 陸上競技
火曜日、新しいスタートを切りました。下級生は来年の中国総体に向けて何をしていくのが必要かを話しました。木曜日に記録会がありますが、そこに調整して合わせていくつもりはありません。長いスパンで物事を考えていかなければ強くはなりません。すぐすぐ結果が出るわけではありませんし、目の前の事だけに取り組んでいても何も変わりません。上手くいかないことがあっても我慢しながらやり続けていく事が大切となります。

どれだけ指導者の言っていること、求めていることを理解できるか。信じて付いてこれるか?ここにかかっていると思います。単純に練習をすれば伸びるわけではありません。練習はどこの学校でもやっています。どこで差が付くのか?強い選手はどんな練習をしても勝手に強くなります。普通の選手が強くなるためには「信じる」事が大切だと思います。この練習をすれば絶対に強くなる、この人の指導を信じてついていけば必ず強くなれるという関係が出来れば自然と強くなると思います。うちはまだそこのレベルまでは来ていません。こちらが求めるモノがわかってもらえていません。がむしゃらになり、何がなんでも強くなってやるという想いが出てこない限り本当の強さは身に付きませんからね。練習はもちろん学校生活、日常生活がきちんと送れない間は大切なところで取り返しのつかないミスをします。

女子にはまた別に話をしました。今回マイルで2走がかなり遅れました。このことによりやっと追い詰められて力を出しました。これが実力だと安心してもらったら困ります。走らなければ勝負にならない状態に置かれたから走れたのです。この力を最初から出していたら個人種目でももっと戦えていました。アンカーが今回の走りを中国でしていたらうちは間違いなくインターハイに行っていました。切羽詰まったから出せた力、これはまだ本物ではありません。だからまだ10のうち8の力しか出せないのです。

厳しいかもしれませんがうちのような普通のチームが上のレベルで戦うためには「必死になって戦う」事が求められます。今のままでは100%、上では戦えません。その事を伝えました。認めていないわけではありません。かなり成長していますがここで選手の本当の成長にはつながりません。私は決して満足をしません。満足したらそこで終わりですし、選手のためにはなりません。それなりに頑張っているで終わりたくはありませんから。

最後に課外で遅れてきた者と別に話しました。他の者と話した内容を伝えていくと共に強くなった選手には責任が伴うということを話しました。1年生で2種目で優勝するというのは簡単なことではありません。2010年の山口県の新人大会で勝てるのは1人だけです。その選手が他の人から後ろ指を指されるような取り組みをしていたら意味がなくなってしまいます。厳しく当たることもあります。それは誰のためなのかを本人が理解しなければ一方通行の指導になってしまいます。
今回の結果により来年は個人でのインターハイが視野に入ってきました。個人だけやるなら一人でもできます。チームの中で誰からも信頼され本当のエースになっていかなければ上のレベルでは戦っていけないと思います。本当に強い選手は短距離を走った後でマイルを爆発的に走ります。それだけの力が必要なのです。短距離2冠をしたあとに心のどこかに満足感があったはずです。それががむしゃらに前を追うという気持ちにつながっていかなかったのだと。本当のエースにはなれていません。そこで満足なのか?

今しかできないことにどれだけ集中できるか?ここが大事だと思います。全員に私を信じさせてみろという話をしました。選手が指導者の「心」を動かせるか?ここが大きいと思います。強くなるためなら何でもできるという強い気持ちが必要です。こちらからはかなり話をしました。どこまで伝わるでしょうか?がむしゃらになってもらいたいですね。
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県新人雑感

2010-09-22 | 陸上競技
県新人の開催された土曜日と日曜日、3年生がサポートに来てくれました。選手の人数が少ないので全てを自分達だけでやっていくのは非常に難しくなります。後輩のために力を貸してくれるというのは大きな事だと思います。

私はほとんど選手に関われませんでしたが、色々な面で3年生が手伝ってくれたようです。この事をどう感じるでしょうか。マッサージや買い出しを少人数で分担するのは難しいですがこうやってわざわざ後輩のために力を貸してくれることで、自分達の事に集中出来るようになります。
女子のマイルの前に3年生が他校の選手に頼んで一緒に応援をしてもらっていました。徳山地区で集まって応援をするというのがここ最近当たり前になってきています。誰かがリーダーシップを発揮していくことで地区としてもまとまっていきます。

しかし、何故かうちの下級生男子はスタンドで見ていました。何をやっているのか…。他校の選手が応援をしてくれているにも関わらず、自分の学校を応援しないというのは…。男子の甘さはこの辺りにあります。チームとして活動しているという意識が薄い。女子は女子、という感じがあります。これでは戦えないと思いますね。まだ幼いというか甘いというか、こちらが目指すレベルにはほど遠い感じがします。地区大会の時に上級生に注意を受けたはずなんですが。自分のレースだけやればいいという訳ではないと思います。陸上競技は個人種目ですがチームとして活動しているつもりです。まだまだです。

女子は総合でもトラックでも2位となりました。すごいことだとは思いますが、私としては非常に不満が残ります。こちらが到達出来るだろうと思っていたのが10だとすれば8レベルのパフォーマンスでの結果で2位となったからです。順位もタイムももっと上が目指せました。それが上手くいっていないというのは良いことではありません。特に勝たなければいけなかったマイルでの5位というのは考えていく必要があります。

自分達が心から勝つんだと思って臨めたか?それまでの結果に少なからず満足している部分があるから最後の最後で全てを出し切れない。ここに夏のバタバタの影響が出ていると思いますね。取り組む姿勢の温度差が出てくるのです。まだまだがむしゃらさが足りないですね。どれだけ疲れていても必死になって前を追うという気迫がなければ戦っていくことはできません。

レース終了後に3年生がいたのでマイルの話しになりました。私は「負けるべくして負けた」「負けて良かった」と言いました。8割のパフォーマンスで勝ってしまったり、3位以内に入ってしまうと「これくらいで勝てるんだ」と満足してしまいます。今の自分達では勝てないんだと現実を突き付けられる必要があります。この事に対して真剣に考えられるようになれば今からの冬期でのモチベーションが違ってくると思います。

この辺りの事は火曜日のミーティングで下級生に話をしました。また書きます。
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