kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

次に向けて

2010-09-22 | 陸上競技
火曜日、新しいスタートを切りました。下級生は来年の中国総体に向けて何をしていくのが必要かを話しました。木曜日に記録会がありますが、そこに調整して合わせていくつもりはありません。長いスパンで物事を考えていかなければ強くはなりません。すぐすぐ結果が出るわけではありませんし、目の前の事だけに取り組んでいても何も変わりません。上手くいかないことがあっても我慢しながらやり続けていく事が大切となります。

どれだけ指導者の言っていること、求めていることを理解できるか。信じて付いてこれるか?ここにかかっていると思います。単純に練習をすれば伸びるわけではありません。練習はどこの学校でもやっています。どこで差が付くのか?強い選手はどんな練習をしても勝手に強くなります。普通の選手が強くなるためには「信じる」事が大切だと思います。この練習をすれば絶対に強くなる、この人の指導を信じてついていけば必ず強くなれるという関係が出来れば自然と強くなると思います。うちはまだそこのレベルまでは来ていません。こちらが求めるモノがわかってもらえていません。がむしゃらになり、何がなんでも強くなってやるという想いが出てこない限り本当の強さは身に付きませんからね。練習はもちろん学校生活、日常生活がきちんと送れない間は大切なところで取り返しのつかないミスをします。

女子にはまた別に話をしました。今回マイルで2走がかなり遅れました。このことによりやっと追い詰められて力を出しました。これが実力だと安心してもらったら困ります。走らなければ勝負にならない状態に置かれたから走れたのです。この力を最初から出していたら個人種目でももっと戦えていました。アンカーが今回の走りを中国でしていたらうちは間違いなくインターハイに行っていました。切羽詰まったから出せた力、これはまだ本物ではありません。だからまだ10のうち8の力しか出せないのです。

厳しいかもしれませんがうちのような普通のチームが上のレベルで戦うためには「必死になって戦う」事が求められます。今のままでは100%、上では戦えません。その事を伝えました。認めていないわけではありません。かなり成長していますがここで選手の本当の成長にはつながりません。私は決して満足をしません。満足したらそこで終わりですし、選手のためにはなりません。それなりに頑張っているで終わりたくはありませんから。

最後に課外で遅れてきた者と別に話しました。他の者と話した内容を伝えていくと共に強くなった選手には責任が伴うということを話しました。1年生で2種目で優勝するというのは簡単なことではありません。2010年の山口県の新人大会で勝てるのは1人だけです。その選手が他の人から後ろ指を指されるような取り組みをしていたら意味がなくなってしまいます。厳しく当たることもあります。それは誰のためなのかを本人が理解しなければ一方通行の指導になってしまいます。
今回の結果により来年は個人でのインターハイが視野に入ってきました。個人だけやるなら一人でもできます。チームの中で誰からも信頼され本当のエースになっていかなければ上のレベルでは戦っていけないと思います。本当に強い選手は短距離を走った後でマイルを爆発的に走ります。それだけの力が必要なのです。短距離2冠をしたあとに心のどこかに満足感があったはずです。それががむしゃらに前を追うという気持ちにつながっていかなかったのだと。本当のエースにはなれていません。そこで満足なのか?

今しかできないことにどれだけ集中できるか?ここが大事だと思います。全員に私を信じさせてみろという話をしました。選手が指導者の「心」を動かせるか?ここが大きいと思います。強くなるためなら何でもできるという強い気持ちが必要です。こちらからはかなり話をしました。どこまで伝わるでしょうか?がむしゃらになってもらいたいですね。
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