kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新しいスタート

2009-06-24 | 陸上競技
中国大会についてはまだ書きたいことがあるのですが、そこばかりを書いていくわけにもいかないのでまた書きます。

月曜日からテスト週間に入りました。中国から戻ってきて息つく間もなくテスト。バタバタです。それもあったので中国大会に出場した女子は2日間完全に休みにしました。インターハイだけを見てきたのでこちらが意図的に休みを与えないと気持ちが続かないと思っています。

選手達の日誌を見ると3年生も思うことがあるようです。何人かは10月の県体まで続けてくれるようです。私が顧問になって初めての事です。嬉しいですね。これからは自分自身の可能性にチャレンジしてもらいたいと思います。日誌を見る限り自分達がやるべきことがわかっています。まだまだ戦える。自分達の中にある可能性を引き出すために私も最大限の援助をしていきたいと思います。マイルで4分切りも果たさなければいけません。上級生が必死に自分と向き合う姿を見せて欲しいですね。

下級生は今から1年後に向けて取り組んでいきます。2日間で数人とは個別に話をしました。これからのチーム作りのためです。中国大会で感じたことをきちんと伝えていかなければいけない。簡単に届く場所ではない。その事を強く感じたはずです。これまでの取り組みでは届かなかった。もう一度自分達の取り組みを見つめ直す機会になります。

これまで「リレー」を中心にやってきました。これからも「リレー」を中心にやっていきます。しかし、それは共有する「目標」でありそこだけを目指していても戦えない。「目標」を共有してさえいればあとは個人が自分達のやるべき事に対して最大限の努力をするべきです。だからこそ3年生が続けてくれるというのは大きい。ひたすら強くなろうとする上級生の背中を見続けて、どうすれば強くなるかを学ぶべきです。これまで3年生が作ってきたチームを引き継ぐのです。各自が自覚を持って取り組む必要があります。

練習に関しても戦うために様々な事をしていくつもりです。戦うためには足りないものがあります。しっかり受け止めて新しいスタートを切りたいと思います。止まっている暇はありません。選手の「想い」に応えられるように私自身が成長していきたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国で感じた「差」

2009-06-24 | 陸上競技
今回の中国で感じたこと。最も大きかったのは「差」があるという事実。今更か?と言われるかもしれませんが。

女子400mでインターハイに行こうと思ったら57秒4が必要。さらに5位までが56秒台でした。マイルで6位に入ったチームのアンカーはこの56秒台の選手と互角に戦っていました。単純に60秒を4人が切れば良いという時代は終わっています。
56秒台といえば例年なら優勝してもおかしくないタイム。大学時代の後輩(10年以上前の話になりますが)が56秒0で国体9番目で決勝に残れなかったと聞いていましたからやはり衝撃的なタイムだと感じました。この選手は200mも25秒2位では走っていました。今のうちの力では届かない。

加えてマイルでインターハイに出場した上位5チーム、全てのチームが4継でインターハイ出場を決めています。全てのチームが48秒台。全員が4継とマイルで重なっている事はありませんが、ここも衝撃でした。4継で戦えないチームはマイルでも戦えない。大きな「差」だと思います。

普通の選手が56秒台が出るか?大きな疑問です。簡単に出るタイムではありません。これまで合宿等で56秒台の選手の走りを何度も見ていますが、正直「別格」だと思っていました。普通にやっていたら勝てる相手ではないと認めている部分がありました。56秒台を出すためには最低でも200m25秒台のスピードが必要になっていきます。簡単ではない。

しかし、来年マイルで戦おうと思えばここで負けを認めているわけにはいきません。本気で戦うなら「絶対スピードの向上」が不可欠です。今のままでいけば4分切りは出来ると思いますが、3分54秒は出ません。56秒台で走る絶対的なエースがいればなんとかなるかもしれませんがうちのチームは総合力で戦っていますから、全体の力を上げるしかないと思っています。

これから当面の課題は「絶対スピードの向上」です。原点に帰り、もう一度基礎的な部分から作り直していく必要があります。ここが出来なければ来年戦うことはできません。これから1ヶ月は基礎的な部分をひたすらやっていこうと思います。加えて速く動かすという部分、加速段階の部分を徹底的に強化するようにしたいと考えています。シーズン後半で戦うためにも絶対に必要な要素だと思います。

まだ何も終わっていない。戦えるようになってきたからこそ感じる大きな「差」です。陸上競技の中で一番克服するのが難しいスピード向上に取り組みます。力の「差」はありましたが、戦えないわけではなかった。必ず戦えます。それができると信じています。もう一度原点に帰りたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする