kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

女子マイルの戦い~準決勝~

2009-06-22 | 陸上競技
準決勝に来るまでのトラックレース、4つのうち3つが8レーンに飛ばされていました。すごい確率です。準決勝はプラスで拾われたので初めて3レーンに入りました。

1走のakaneが前半からかなり積極的に入りました。昨日かなりやられていたチームに前半きちんとついていきました。ラストで動きが鈍り、離され始める。ここをもう少し粘らなければいけません。1・2走の流れが全てを決めると思っています。ラップ的には400mで61秒7。県レベルでは戦えますが中国レベルでは置いていかれてしまいます。それでもよく粘ってくれたと思います。

2走のmisato、予選でかなり動いていました。準決勝では更に動きました。ここに3年生としての「想い」の強さを感じました。言葉では表現できないものがあります。前半から積極的に走りラスト150mくらいから最大の武器であるスピード持続が発揮されかなり前に追い付きました。3番手のチームに15m差位まで追い付き4位まで順位を上げました。ラップは58秒0。これまでのベストラップです。流れが出来ました。

3走のmiki、良いポジションでもらいました。しかし、後ろの2チームの3走は前半からかなり速い。置いていかれてしまいました。聞こえないのはわかっていますが「離れるな!」と叫んでいました。ラスト120m位から前を詰め始め最後に5番手に5m差位でアンカーへ。61秒5のベストラップで走りました。前日の走りから比べるとよく粘ってくれたと思います。

アンカーのrinaは前述の通り全く走れない状態でしたが、2日間のケア+テーピングによりなんとか走れるようになりました。どこまで走れるかは誰もわかりません。それでもバトンをもらったらひたすら前を追いました。バックストレートでは4番手に上がりましたがカーブ辺りから少しずつ離れていく。アンカーですから仕方ない部分があります。相手はフラットで57~58の選手です。前日の状態から考えたら十分な走りだったと思います。59秒7ラップでフィニッシュ。

4分01秒04の大幅チームベストでしたが、目標である中国の決勝で戦ってインターハイという部分には届きませんでした。これが現実です。4分01秒というのは恥じる記録ではありません。全体の11番目の記録でした。受け止めなければいけないと思います。総体で「何がなんでもやってやる」という気迫が出せていればもうワンランク上がったかもしれません。しかし、3週間で6秒上がったというのはすごいことだと思います。結果的には届かなかった。これから目を背けてはいけない。それが全てです。

結局インターハイ出場レベルは3分54秒0。今のうちにはどうあがいても届く記録ではありませんでした。58秒0が2人、59秒0が2人必要です。フラットレースで4人が60秒を切る力がなければ戦えない状態。スーパーエースがいれば別ですがうちのようなチームが戦おうと思ったら61秒かかる選手がいたら無理です。そこをしっかりとわかっておかなければいけません。

3年生の「想い」をきちんと引き継いでいかなければいけない。3年生もまだ終わりではありません。自分との戦いを続けていく事ができます。目指す場所はそんなに甘くない。それだけは確かです。それでも下を向かずにやりたいと思います。まだ何も終わっていない。3年生は国体最終と中国選手権、県体で個人の記録を狙って欲しいと思います。中国選手権ではもう一度4分切りにチャレンジしたいと思っています。必ず出来ると信じています。

また書きます。思うことはかなりあるので。ひとまずマイル準決勝についてでした。
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女子マイルでの戦い~戦う前のトラブル~

2009-06-22 | 陸上競技
中国大会最終日の女子マイル、ここで戦うことを目指して1年間やって来ました。多くの事を犠牲にして様々なトラブルを乗り越え、マイルでインターハイ。ここが私も選手も目標でした。

中国大会に入り初日にトラブルが発生。rinaがレース中に腰を痛めて全く走れない状態に。ジョグすら出来ない状態でした。調子が良かっただけ個人での戦いをさせてあげられなかった事が悔やまれます。それでも奇跡的な回復に賭けてマイルの準決勝で投入するために予選は走らせませんでした。エースを使わずに予選突破を目指す。あり得ない話です。それでも4分05秒1のチームベストを更新して準決勝へ。選手は本当によく走ってくれました。
夜にお世話になっているmatuzaki先生から電話があり、rinaの事を聞かれました。他の先生から腰の事を聞いて心配になってかけて下さいました。対処方法だけ聞いて高周波を当てていたのですが再び電話がかかり、「今から行く」と…。すごい話だと思います。ちょっと出かけるという距離ではありません。片道4時間です。申し訳ないという気持ちと頼れるモノは全て頼りたいという気持ちが半々。「行くから」という言葉には甘えさせていただきました。
朝の5時前から7時までひたすら手を置いていただきまいた。前日もkida先生にひたすら手を当てていただき当日にmatuzaki先生に当てていただく。こんなにしていただける事に心から感謝をすると同時に選手達の頑張りを見てくださっているから力を貸していただけるのだということが本当に嬉しかったですね。

そのかいあり、奇跡的に回復をしました。信じられない話です。うちのような普通のチームは個々の力を上げていくしか戦う方法はありません。誰もがインターハイに行くなんて無理だと思っていても私と選手は行けると信じてやっていく。それだけです。

予選の気迫溢れる走り。これに可能性を感じました。特に3年生のmisato、総体で全く走れませんでした。64秒5ラップで走っていたので決勝はメンバーから外しました。かなり悔しかったと思います。それから3週間、本当に出来ることを全てやりました。考えられないくらいの事を。予選に送り出す時に全く不安はありませんでした。やってくれるだろうと信じていました。2走の400mラップで59秒0。総体から5秒5の短縮。奇跡的な話だと思います。そのおかげでここ3年間ずっと乗り越えられなかった予選の壁を越えました。400mで中国準決勝に進む選手を外しての準決勝進出は選手の「想い」の強さの現れだと感じました。

長くなりました。最終日についてはまた書きます。
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