総体～４００ｍでの苦闘～

１日目の４００ｍ、misatoにとってかなり苦しいレースとなりました。３月１０日から約２ヶ月間、全く走練習が出来ない状態でした。地区大会の３日前から走りだしなんとか走ることが出来るようになってきました。

５月末、総体の１週間前の時点で走れません。スタブロからの３００ｍで４９秒かかりました。rinaが４４秒ですから６６秒で４００ｍが走れたら…というレベルの走りでした。３日前のポイント練習でも４８秒、それから無理矢理に走りを戻すための取り組みをしました。休むべき所で休めなかったのは確かです。

総体の準決勝、ラストの直線５０ｍでトップに立ちましたがそこから失速して５位。本来ならここが一番の武器になるところです。他の者が減速してもmisatoは維持できます。が、今回はそこで動きませんでした。なんとか決勝に残りましたが本来の走りが出来ず８位。これをどう評価するか。私はかなり頑張ってくれたと思います。練習は正直です。まともに練習が積めず、加えて数日前のポイント練習でも走れていない。難しい部分だと思います。それでも決勝に残ったのはこの子の意地だと。

本来なら優勝争いに間違いなく加わる力があります。言葉では表現できないくらいの感情があります。悔しいという単純な言葉では言い表せない。しかし、きちんと受け止めなければいけません。中国で戦うためにはmisatoの力が不可欠です。エースとしての復調が無ければ予選も通過できずに終わってしまいます。プレッシャーをかけるつもりはありません。わざわざ書かなくとも本人が一番分かっているはずです。

練習は正直。それでも今の時点で最大にできることをやりたい。体力的な要素で不足している部分も明らかになりました。最大の武器を生かすために根本的な体力要素を高めなければいけません。２週間で出来ることを全てやります。

まだ何も終わっていない。スタート地点に立っていないのだから。悲観的になる必要はない。改善するべき部分は改善しますが、全てがダメだったわけではありません。学ぶことがあったという部分でかなり大きいと思います。まだ始まったばかり。今からです。