kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

壮行式に思う

2009-06-17 | 陸上競技
今日は中国大会に向けての壮行式がありました。13人の出場選手が前に立ちましたがきちんとした姿勢で前を向いて動かない姿は頼もしかったですね。まー他の団体が落ち着きなく動いたり笑ったりしていたので更に際立ったというのもありますが。

別に壮行式をやってもらうために日頃から練習に取り組んできたわけではありません。自分達の目標に向けて進んでいるだけです。だから、別に壮行式をしてもらわなくてもいいと思っていました。生意気に思われるかもしれませんが。

それでもやるからにはきちんとした形でやるべきだと思っています。特別な指示は出していませんが、ステージ上で身動きをせずに校長と生徒会長の話を聞いていました。うちにとっては当たり前の事でも周りにとっては特別なことなのかもしれませんが…。きちんと部活動として指導していけばこれくらいのレベルは最低ラインだと思います。

それに応える選手代表、今日の朝少し担当と話をしました。誰がやるのかと聞いたら、「日頃ステージの上で話すことはないからお前やっとけと言っておきました」と、1週間に1・2回しか活動のない「ものづくり部」の者に頼んだということでした。この生徒、以前ステージの上で他者をバカにするような発言をした者です。一時的な笑いは取れるかもしれませんが、場にふさわしくない。それが分かっているのか?これも失礼かもしれませんが、勝負をしに行きますと宣言する場において中途半端な発言をして欲しくないと思っていました。軽々しく「全国大会を目指します」と口にして欲しくない。そう思いました。うちの選手に対して失礼だと強く感じました。

これに関しては、うちのshimaがやるからと私から言いました。当日の朝ですから常識的ではないかもしれません。これが女子バスケが言うというなら全く違いますが、適度にやって上の大会に進むわけではありませんから譲りたくありませんでした。本当に勝負をしようという気持ちを軽く見られたくないと。かなり失礼だったと思いますが、「思いが全く違う」と担当に言い切りました。

shimaが話始めるまでは少しざわつきがありましたが、話を始めると体育館内が静まりかえりました。紙に書いた言葉を読むのではなく「心」にあることを話しました。それが周りにも伝わったのだと思います。同じ高校生が本気で話をしている。他者の心を打ちます。壮行式、全員に応援してもらう必要があります。きちんとした形で伝えてそれを理解してもらう。形式的に「壮行式やりました」では終わりたくなかったのです。やらなければいけないからやるという式であって欲しくない。だから選手代表らきちんと選ぶべきです。

敵を増やしたかもしれません(笑)。私は生徒のために今の仕事をやっています。きちんとした形で生徒と向き合えば何が大切かはわかるはずです。生徒とは形式的な関わりはしたくない。そう思っています。

戦いに行くのです。中途半端にはやりたくありません。気負うのではなく当然の事だと思います。単なるワガママではないと思っています。見極める力が欲しいですね。

壮行式が終わってから親しい先生に「想いがきちんと伝わってきた」と言ってもらえました。嬉しい一言です。明日から中国に向けて出発します。気持ちが引き締まったはずです。気負わず自分達のスタンスでやっていきたいですね。
コメント
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