kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

選手の日誌より

2009-06-23 | 陸上競技
中国大会が終わってからの日誌に大会を通じて感じたことが書いてありました。チームの状態を表していると思ったので、本人の了承を得て載せることにしました。補足はしません。読んでもらえたらと思います。


今回の中国大会は私にとってすごく大きな物になり、いろんなことを感じることが出来ました。1日目の400mから予想もしない腰の痛みが始まって、そこから様々な人が心配をしてくださり、私のために動いてくれました。

400mの準決でベストの走りが出来なかったのは悔しいけど、仕方がない。だけど、次の日のマイル予選を私が走れるのか、一番の鍵となる人がいなくて予選通過出来るのから不安で悔しい思いでいっぱいだった。けど、予選を走ってくれたmiki、misato先輩、yuka、akaneの走りを見ると「自分たちがやってやるんだ」という想いが伝わってきて、しかもチームベストを出して準決にきちんとつなげてくれた。私の痛くて全くといっていいほど走れない状態から不安になっていく気持ちが全部なくなるくらいまで皆の走りにあらわれてくる気迫があった。私が走らないことにより、走る4人は今までにないくらいの強さを持ち走っていたと思う。
いきなり3走を走ることになったyukaも冷静に受け止めてベストの走りをしていて、総体の時とは、皆のメンタル面が上がっていることがわかる。

準決を走るまでの間にたくさんの人にお世話になりました。kida先生、kamidera先生、広島のトレーナーさん、matuzaki先生は私のために様々なことをやっていただき、tokushoがマイルでインターハイに行くことを応援してくれる気持ちがどれほどのものなのかを知ることができた。他にもhikari高校の先生、ogawa先生、fujiwara先生、yoshimatu先生などの多くの人が声をかけて下さったり心配をしてくれました。yamaguchi県内のいろんな選手からも声をかけられて、 yamaguchi県内のほとんどの人がtokushoを応援してくれていることがわかり、私が一番多くそれを感じることが出来た。

結果的にアンカーを走りベストタイムでは走れなかったものの前日のあの状態から400mが走れたのは多くの人の支えと予選で見た選手4人の気迫のある走りのおかげ。チームベストが出て4分01秒04。私の状態が良ければ4分切りは絶対に出来た。だけどそれではインターハイはない…。

準決でのmisato先輩の走りは今までで一番気迫があり、総体から中国大会までの練習での追い上げは、これからのチームの中で手本となるから忘れずに過ごしていきたい。マイルでのレベルが年々上がっていく分、これからの自分たちは求められることが多く厳しくなるけど、その覚悟はあるし、もう来年のインターハイに向けて動き出す。私には今からやらなければいけないことがあるけど、心は強く持っていきたい。

※たくさん書くことがあるので、明日から少しずつ書いていきます。

以上です。選手はこの1年間で大きく成長してきています。まだ何も終わっていない。私も選手もそう思っています。

また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子マイルの戦い~届かなかったインターハイ~

2009-06-23 | 陸上競技
昨年の秋、中国新人の女子マイルで全体の11番目のタイムで決勝に進めませんでした。この時は広島と岡山は上位3チームしか出場していませんでしたから、実質は15番目位の力だったと思います。それでも冬期の間は「インターハイに行く」という部分だけを目指してやってきました。

春の中国総体で4分01秒04で11番目。勝負の舞台だと位置付けていた決勝には届きませんでした。決勝進出ラインは予想通り3分58秒切り。相手がどうこうという部分の前にまだうちの「力」が足りなかったというのが実際の所だと思います。

そしてインターハイ出場ラインは3分57秒切りで55秒台だと見ていましたが実際は54秒切りが必要になるレベルでした。読みが甘かった。今のうちの「力」ではどうあがいても届きません。完全な「力」負け」です。認めざるをえないと思います。

しかし、これまでとの大きな違いがあります初めてマイルで中国に出場してからの過去3年間、予選で戦うことさえも出来ませんでした。県総体を通過して中国に参加しましたというのを繰り返してきました。今年は「戦えた」という感じがあります。準決勝でもインターハイ出場チームとは少し差がありましたが、7~10番手とはかなり戦えたという実感があります。選手達も同じように感じているのではないかと思います。
目標にしてきたインターハイ出場。届きませんでした。それが事実です。私の指導力が不足していたのが最大の原因だと思います。もっと私の力があれば選手の能力を最大限に伸ばす事が出来たのではないかと思います。様々なトラブルがありましたが、それ自体私がもっと目を向けていれば変わっていたのではないかと。自分自身を責めるつもりはありません。冷静に見ていく必要があるだけです。選手は本当に頑張ってくれたと思います。

これからは「個人で戦う」事の延長線上に「マイルで戦う」事を位置付けていきたいと考えています。これまで通り「リレー」は大切にしていきますが、そこだけに力を注ぐのではなく個々が戦える状態にならなければ絶対に勝負はできません。まずは個々が「戦う」事を自覚しなければ先には進めません。3年生がまだ練習に参加します。3年生は特に自分の競技に専念させます。自分との戦いになりますから。その姿を見て下級生が「戦う」事を学んでもらいたい。今回の中国で「力」がなければ戦えない事が分かったはず。インターハイは簡単には届かない。それでも目指す価値があります。
まだまだ感じた事はあるのでまた書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする