あるときに「O脚矯正を受けたい」とのご予約が入りました。
来られたときに「どうしてO脚矯正をご希望なんですか?」とお聞きすると
「左側のかかとの減りが早くなった、O脚で膝が開いて外側に体重がかかっているのではないか」と推測されたそうです。
なるほど・・・O脚になれば、外側に体重がかかる・・・ということは靴の踵の外側が早く減る・・・よっくわかります。
だけども、もしかしたら、外側に体重をかけてるからO脚になってるのかも知れないのでは・・・。
「どっちが先か?」ということでもありますし、なにが原因なの?という根本的な話でもあります。
「骨盤矯正してほしいんです」
「どうしてですか?」
「腰が痛いし、足を組むクセがあるんで、絶対に骨盤が歪んでると思うんです」
「えーっと、要は腰痛がとれたらいいんですか?骨盤の歪みをとればいいんですか?」
僕は、↑こういうときは、はっきりと聞いてしまいます。
「骨盤矯正して骨盤の歪みがなくなって、それでもまだ腰が痛い。のと、
まず腰痛をとって腰の痛みをなくしますが、骨盤の歪みはほったらかしのまま。どっちがあなたの要望に近いですか?」って笑いを交えながら。
「どっちも」って言われたら、まず腰痛をとるほうから先にさせていただきます。
なぜなら、「歪みが取れても痛みが残ってると、人はその痛みを庇う姿勢(歪み)をとるから」です。なので、「痛みをとって、庇う必要性をなくしてから残ってる歪みをとる」というステップを僕は選んでいます。
お客様が、「●●をしてほしい」とおっしゃっられても、お客様は「●●」をしてもらったら、結果的に「○○」も改善される、と思われてることがあります。
でも、それが別物である可能性もあるわけで。
お客様から「腰痛を解消するために」骨盤矯正をしてほしい、と言われても、もし、骨盤が原因じゃない腰痛だったら骨盤矯正をすることが良いことなのかどうか・・・ってことなんです。
そういうことを考えてやっていきますので、お店に来ていただいてから、「本来の要望(なにが、どうなればいいのか)」によって施術を変えていくことがあります。
今日もありがとう。
3日土曜日はお休みをいただきます。