Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

Manhattan Five Tour最終日atルクラブ・ジャズ・三条御幸町・京都

2009年06月30日 20時01分43秒 | Weblog
井上智(g)をリーダーとするバンドです。CD発売記念ツアー、最終日。メンバーはスティーブ・ネルソン(vib) 海野雅威(p) 植田典子(b) 横山和明(ds) です。それぞれのプレーヤーは一流どころです。特に、Steve Nelsonのきわめて個性的なバイブ奏法には、度肝を抜かれました。とにかくリズムも音もアウトしっぱなし。彼のキャリアー、ジョージ・シアリングともツアーしたとか、いろんな事を知っていなければ、オーネット・コールマンが出現したときのような(?)騒ぎになったかも。兎も角背が高く、バイブの位置は低く、ヘッドの小さいマレットをパカパカと叩く。イヤー、驚きました。でも、段々、アウトが音も、リズムも、心地よくなってくるから不思議です。兎も角、驚愕!!!
上田さんは、関西出身、現在はニューヨーク在住の女流ベーシスト。この人も凄い。流麗な、力強い奏法ですが、とってもチャーミングなお人柄。横山氏もこれまた凄いキャリアーの、素晴らしいドラムです。中でも、海野氏のピアノには惚れ込みました。東京出身のピアニストで、現在ニューヨーク在住。何となく、ビル・エバンス風の風貌だったりして。華麗で、繊細でいいピアノです。この方には、日本に戻られたとき、是非、手作りライブに出ていただくよう、おねがいしました。
それにしても、皆さん、ジェントルマンシップをお持ちの方々ばかりで、って、今時、そうでないジャズメンに会う方が難しい時代です。
さて、演奏は、シアリング・サウンドを志向するのですが、オリジナリティあふれる演奏。勿論、各自のオリジナリティも尊重。やはり、ツアー最終日は良い演奏になるのか、最初から良かったのか、貴重な経験となりました。
会場には、プロのプレイヤーも来ており、東俊之氏(dr)とは久しぶりに会い、ライブ出演を依頼しておきました。プロも頷く良いライブだったのです。
ルクラブ、がんばってますねー!!!!!
時々、びっくりするようなライブがルクラブではあり、目が離せません。
これも、オーナーの地道な努力の結果なんでしょうね。
コメント
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