JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

省エネラジオ続編

2012年08月25日 | ラジオ工作

 ラジオ少年通販のKIT―16。3端子IC1個とTR1個の超シンプルな省エネラジオ。アルカリ単3電池一本で一応、スピーカーを鳴らすことはできました。でも、音量が小さい上に、音質が最悪で、長く聞く気にはなれません。大きめのスピーカーを試してみましたが、今一つ。ということで、結局、マグネチックイヤフォンで聴く方式に戻しました。100円ショップのステレオイヤフォン。インピーダンス16Ω。音圧レベル107dB。これだと音質も悪くありません。音量もボリューム調整がほしいくらい。エネループ1.2Vに戻してちょうど良い音量です。



スピーカーを取り外し、両耳イヤフォン装着


 NHK仙台第一が強すぎて、混信が気になっていたため、コイルも改良を加えてみました。我が家の環境では、下がNHK仙台第一891kHz、上が東北放送の1260kHzなので、コイルを巻きすぎると、放送帯より下にはみ出したり、分離も悪くなります。

 長さ5cmのごく一般的なフェライトバーに0.35mmのポリウレタン線を32回巻き、途中で反転させ、逆回りに16回巻いてみました。いわゆる逆巻コイル。これでインダクタンスを抑えつつ、感度、選択度の向上をはかれないかと。


逆巻きバーアンテナ

 バリコンを右に回すと、すぐにNHK仙台第一、さらにNHK仙台第二、そしてその隣に東北放送がかすかに入感。それぞれの信号のピークが気持ち、明瞭になったような・・・、まだ改良の余地がありそうな・・・。


音質は良好


 このキットはたった1本の電池にもかかわらず、ゲルマラジオとは別世界で、外部アンテナなし、小さなバーアンテナだけで十分実用になります。夜には、東北放送もそれなりの音量で聞こえます。ローカル中波局でなさそうな放送が聞こえることもあります。深夜、バリコンを回しながら、一人、両耳イヤフォンで聴くAM放送というのはなかなかおつなものです。


 消費電流はまだ測っていませんが、一日1~2時間しか聞かないので、電池切れがいつになるのやら?見当つきません。


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