JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

八木アンテナの三脚設置

2016年07月05日 | 移動運用装備



 数年前、ベランダに設置した145MHz用の5エレ八木。片支持ブームが必要で、思いのほか設置面積が大きく、目立ってしまったため10日ほどで撤去、物置に眠ったままとなっていました。A144S5R(第一電波)という小型軽量のロングセラーアンテナで、お使いの局も多いと思います。固定用なので、ブームやエレメントの分割はできないものの、長さ1mちょっと、重さも600g程。ザックに括り付ければ山岳移動にも使えるのでは?と引っ張り出してみました。

 試しに、三脚+大型クリップで設営してみると、エレメント下部が三脚に接触してしまいます。430やDCR用と違い、145MHz八木の大きさを実感。かといって、純正の片支持ブームを取り付けるのでは、大げさすぎる。雲台に延長ポールを追加すると接触はなくなりますが、安定性に欠ける上、同軸ケーブルの引き回しに問題が生じることになります。実際、この方法で別の八木を使ったことがあり、よくありませんでした。1)三脚と接触せずバランス良く回せること、2)手間なく設置、撤収できること、3)ある程度の風に耐えられること、4)同軸ケーブルの引き回し、を考えながらちょっとした工夫をしてみました。


〈材料〉
 エツミ ストレートブラケットII ネジ付 ETM-83905
 大型クリップ(ダイソー)
 W1/4ボルト、ナット







 ストレートブラケットとは、1台の三脚にカメラを2台とか、外付けストロボや照明器具を取り付ける金具で、さまざまな種類があるようです。使用したものは長さ20cm、幅2,5cmで、三脚に取り付けられるネジ穴が4カ所切ってあります。一眼レフに耐えられる程度の丈夫さは確保されているようなので、軽量アンテナなら何とかなるのでは?ということでこれを片支持ブームの代わりにしました。いつもの大型クリップをブラケットのネジ穴を使ってボルトで固定。


バランスをみてねじ穴を換える

クリップ式ブーム固定

同軸引き回し



 設営は、三脚ネジでブラケットの片方を固定し、アンテナブームをクリップで挟むだけ。エレメントが三脚に接触することなく、うまく回ってくれました。ケーブルもブラケットに添って水平に引き延ばすことにし、SWRを測ってみたところ、問題なさそう。高さが稼げないのと、ブラケットの耐久性に不安がないわけではありませんが、とりあえず、これで良し。次回の運用で使ってみます。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする