JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

蔵王・熊野岳移動

2016年07月10日 | 奥山 移動運用


 長らく蔵王噴火警戒により規制がかけられていた宮城県側の登山道が解禁となり、本日、熊野岳に登ってみました。山頂は時折、青空も見えるものの、あいにくのガスと強風の中、おかざきKG295(JA7RTG)局さんとのスケジュール交信および2mを中心に運用してみました。








本日の装備
ID-51+5エレ八木A144S5Rシングル
DPR6+350DH
特小DJ-R20D

 おかざきKG295局さんの本日の移動地は、岩手県遠野市の寺沢高原。自分も2年前に一度訪れたことのあるFBなロケーションです。当局側はあまりの強風のため、山頂より少し離れた避難小屋前の南斜面で運用。約束の時間まで南方向に八木を向けて運用していたところ、KG295局さんよりバック方向からコールあり。反対斜面でもあり、やはり少し弱いとのこと。三脚ごとアンテナを担いで尾根まで移動。八木の方角も合わせたところ、デジタルモード(DV)双方100mWまで落として57-57で交信できました。これなら特小もいけるのでは?ということで、さっそく実験。本日はしばらくぶりにDJ-R20Dを持参。KG295局さんはDJ-P24L。10mWでお呼びしたところ、思いのほか明瞭な変調が返ってきました。メリット5。続いて1mWにパワーダウン。当局側はかなりノイズが絡んできたもののなんとか了解可。寺沢高原側には十分了解できる信号で届いているとのこと。慎重に信号を探りながら、数メートル移動したところ、こちら側もメリット上がり、最終的に51-41で交信成立。距離164km。たった1mWでよく飛んでいくものです。久しぶりの遠距離交信に少しだけ手ごたえが感じられました。




 2mFMでは、前回ブログに書いた5エレ八木を三脚に設置して使ってみました。強風の中、倒れるでもなく、あらぬ方向に回るでもなく、よく耐えてくれました。設営、撤収もラディックスのデイパック3エレよりスムーズで、気に入りました。









 CQを断続的に出したところ、1エリア千葉県大網白里市(約290km)、0エリア新潟県妙高市・火打山移動(約250km)、北は秋田県男鹿市・寒風山移動(約205km)など各局におつなぎいただきました。寒風山移動局とは100mWで41のレポートをいただき、交信成立。栃木、茨城、福島、山形、宮城各局とも1W~2.5Wで交信いただきました。一方、1エリアが多く入感していたものの、呼んでも拾っていただけないケースもありました。強風で余裕がなく、八木のビームを合わせきれなかったようにも思います。よく聞こえるアンテナとの感触は得られたので、また使ってみます。

 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。







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