JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

鷹討山移動 (亘理郡山元町)

2015年01月12日 | 里山 移動運用


 今日も風が強く寒い一日でした。晴天でもあり、日がさしていれば何とかなるだろうと、歩きなれている山元町の深山に向かいました。

 震災前はここを起点として南に延びる稜線を踏破しようと何度も通いつめましたが、いまだ達成されないまま、整備された深山周辺にばかり登っています。山頂まで1時間弱。到着すると西からの突風がまともに吹き付け、これではとても無線運用は無理、ということで隣の鷹討山に向かうことにしました。ここは日当たりがよく、冬場、何度か運用したことがあります。



鷹討山(たかぶつさん)山頂(上) 山頂より(下)


 さっそくDPR6にAZ350Rを直付けにして何度かメインでCQを出したところ、ケロリぎみに応答あり。コールサインを再度送ってもらったところ、ヤマガタSA88局。山形県寒河江市固定。サブに移って、アンテナマーク1本立つポイントを発見。メリット5。昨日の大年寺山以上に安定して交信を続けることができました。二日連続の奥羽山脈越え成功。蔵王の山々をうまくすり抜け、あるいは回折なのか、5Wでよくぞ届くものです。気を良くして、145、430でも試してみたところ、145DVにて交信不可、430DVはメリット5で交信成立となりました。

 SA88局 ID92+SBB7 5W
 当局   ID51+RH770 5W

 昨日、430DVは飛ばないと確信したのですが、1日でくつがえってしまいました。電波の振る舞いは一様ではありませんね。


鷹討山ー寒河江市 距離約70km  壁のピークは山形神室山?


  続いてミヤギOS147局。大崎市古川108号バイパス移動。DCRにて入感するも、ケロケロ寸前。慎重にポイントを探って、それでも多少フワフワした変調。お互い手持ち、かつ強風にさらされながら、という条件なので致し方ありません。こちらからメリット4~5。20cmも動かすと、まったく復調しなくなります。限界すれすれ。この状況で、430DVならどうなの?ダメ元でやってみよう、ということでDVへ。場所を探りながら、何度かお呼びしていると、瞬間的に復調され、その位置で慎重にまたお呼びする、ということを繰り返しましたが交信ならず、聞こえているのかわからないまま、ファイナルをお送りしました。ところが・・・。



 これをワッチされていたAZ17局よりブレイクあり。こちらには断片的にしか聞こえませんでしたが、OS147局とAZ17局との交信が始まったようでした。AZ17局の信号を頼りに慎重にポイントを探したところ、なんと地面に座った状態で安定入感。しかも、OS147局の信号まで復調されるではありませんか。ということで、無事、3局でラウンドQSOに。 

 一度は完全に諦めたものの、意外なところに入感スポットは潜んでいるものです。ある時はからきし飛ばず、またある時は地を這うようなしぶとい伝搬をみせる430DV、伝播の不可思議、まだまだわかりませんね。寒風の中お相手いただいたミヤギOS147局、ブレイクいただいたAZ17局に感謝。

 今日はDCRも430DVもアンテナ直付けで正解でした。三脚固定なら交信できなかった可能性大です。電波の通り道を慎重に探っての交信、スリリングで興味深いものがありました。



 本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。

<DCR、145.430DVモード> ※フリラコールにて記載
ミヤギCW50局 仙台市若林区固定 DCR5/5 深山山頂
ヤマガタSA88局 山形県寒河江市固定 DCR5/5 145DV不可 430DV5/5 鷹討山
ミヤギOS147局 大崎市古川移動 DCR5/4~5 430DV5/5 鷹討山
ミヤギAZ17局  栗原市固定 430DV5/5 鷹討山
フクシマJM700局 福島市移動 DCR5/5 鷹討山




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