JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

AMループアンテナキット

2013年11月23日 | ゲルマラジオ


 しばらくご無沙汰していたゲルマラジオ。外部アンテナ、アースなし、もちろん電源スイッチもなく、イヤフォンを付ければいつでも音声が聞こえてくる。今回、さらなる高感度を求めて、以前から一度は作ってみたかった本格的なループアンテナに挑戦してみました。といってもキットです。木工は得意でなく、かつ、時間もないので安易な方法で・・・。シャンテック電子のAMループアンテナキット。最終的にはこれ自体をゲルマラジオに仕上げる目論見で、そのため、台座など一部の材料は変更して作ってみました。


キット一式


 一辺が40cmの中型ループアンテナです。キットの内容は、台座(付属のものは円形)、枠板、線材、バリコンボックス、ネジ類など組み立てに必要なもの一式。解説プリントも付属しています。白木なので、黒に着色してから組み立てに入りました。特に難しいことはありませんが、十字型の枠板を取り付けるネジが太目なため、板に少しヒビが入ってしまいました。十字に組んだあとは、内側に2次コイル、外側に1次コイルと線材が重ならないように巻いていきます。さすがキットだけあって巻きやすく作られています。先端をラグ板にハンダ付けし、台座に取り付けて作業終了。インダクタンスは251μHとなりました。


コイル巻終了

インダクタンス 我が家の環境では少し高め?

付属バリコンボックス

完成


 1辺40cmとはいえ、さすがに以前作ったミニループゲルマラジオとは存在感が違います。まずは、1次コイルをゲルマラジオのコイルとしてつないでみました。窓から1m程離れた室内ですが、これまでにない大音量で両耳イヤフォンを鳴らしてくれました。NHK仙台第一。そして角度を調整したところ、さらに大音量に。といっても無電源ラジオなので、うるさくて聞いていられないほどではありません。音量はアンテナ角度で調整。


以前作ったミニループゲルマラジオ(手前)


 続いて、1次コイルに付属のバリコンボックスを取り付け、2次コイル側にゲルマラジオを接続。同調させたループアンテナのエネルギーを2次コイルに誘導。バリコンボックスのつまみを慎重に回すと・・・先ほどとほぼ同様の音量で鳴ってくれました。こちらの方がピーク先鋭で、切れは良いです。1次コイル、2次コイルとも問題なく作動。


これでも効果大


 さらに、ソレノイドコイル付きのゲルマラジオをループアンテナの近くに持っていったところ、ほんのかすかにしか聞こえなかった音声が、またまた大音量に。コイルの角度はループに対し直角が良いようです。それにしてもこのキット、けっこう楽しめます。性能も本格派。今晩、いろんなラジオで試してみるつもりです。
 


<お知らせ>
明日11月24日(日)萱ヶ崎山山頂(仙台市太白区)に特小臨時レピーター設置予定。L14-04にてアクセスください。BH47FRのためリンク音はありません。9時30分~13時頃まで。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする