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JA5DBE の Coffee Break

DXの話、製作記事、etc. ・・・ 気の向くままにまかせて掲載しています。

TR-1000 ( トリオ ) のレストア (1)

2022年05月12日 | 無線機器

 TR-1000 ( 50MHz AM 携帯トランシーバー) のレストアを始めました。

 水晶発振子は、5cH分フル実装ですが、電源 ( DC 12V ) はまだ接続してなく、どこまで動くか判りません。

 また、アルミの "コ"の字型をした手提げハンドルが無くなっています。
本体ケース等に大きな傷等はないものの、この TR-1000 も IC-20 よりも古く、半世紀以上前の製品ですから、それなりの錆・キズがあります。

 

 

 全面パネル面のコネクタ、音量VR、Ch切替SW等を外し、取り外した前面パネルのアルミさび落としから作業開始です。
ただ、前面パネルはアルミヘアライン加工および文字印刷があるので、強力な研磨剤は使用できず、錆ムラは残ってしまいます。

 本体のケースは、鉄製なので、錆を落としましたが、完全に錆を落とすため、研磨し過ぎて一部下地が出てしまいました。
晴天の日を見計らって同一色のラッカーで再塗装する予定です。

 

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IC-20 (井上電機製作所) のオーバーホール (3)

2022年05月04日 | 無線機器

 サトー電気に注文していたマイクコネクタ、接点復活剤、10k VR および ローカル局から譲ってもらった PTT-MIC 等、最終的に必要なパーツ類も揃い、IC-20 のレストアも最終段階になりました。

 PTT-MIC は、業務用無線機で使っていたお古です。マイクコネクタに半田付けし、PTT-SW の操作で送受信もうまく切り替わります。

 接触不良を起こしていた スケルチ VR は、取り換えることもなく” 接点復活剤一吹き " で正常になり、10k VR は不要になりました。

 ANT コネクタにダミロードを接続し、145.32MHz ( CH 25 ) で送信すると、きれいに変調が掛かっています。( IC-705 でモニター ) 

 一方、IC-705から 145.32MHz で送信すると、IC-20 で正常に受信でき、スケルチの具合も全く異常ありません。

 

               【 レストア前 】

 

               【 レストア後 】

 

 上の写真が IC-20 レストア後の写真です。マイクは、前記のとおり純正ではありませんが機能的には問題無く使えています。

 水晶発振子の実装 Chは 12ch (144.36、144.40、144.48、144.60、145.00、145.28、145.32MHz ) で何れも送受信 OK です。

 ただ、Ch 表示パネルの印字は、"1" ~ "12" ではなく、1、2、4、7、10、12、17、25、A、B、C、D と印字されており、本来の表示 Ch とは異なっており、少し気になりますが、つまみ類はオリジナルの当時の写真と変わりありませんので気にしないこととします。

 

 シャックでは、下の写真のように IC-2720 コントロールパネルの下に収まっています。

 

 

 

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IC-20 ( 井上電機製作所 ) のオーバーホール (2)

2022年05月02日 | 無線機器

 ある程度整備が終わったので、IC-20 の収容ケースを洗剤で一度汚れ落としした後、黒のつや消し塗料で再塗装を行ったので、外装は一段落しました。

 

 メータ回りおよび cH 表示部もプラスチッククリーナーで汚れを落とすなど清掃すると、見た目もそれなりにしっかりとしてきました。車載用ホルダーのバックル部分も少し錆が出ていましたが、メッキさび落としで磨き上げ、光沢を取り戻しています。

 

 こちらが、IC-20 本体内部の写真で、ホコリも無く初めから比較的綺麗な状態でした。クリスタル発振子は 9cH 実装してあり、全て送・受信ができます。
マイクはさすがにこの時代の純正品は手に入りませんが、ローカル局から業務用無線機のハンドマイクを手配することが出来ました。

 数日中にサトー電気からマイクコネクタ ( 3P ) が届いてくれば、変調の調子も判明します。

 

 

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IC-20 ( 井上電機製作所 現 iCOM ) のオーバーホール (1)

2022年05月01日 | 無線機器

 昨日から、IC-20 のオーバーホール作業を開始し、① 電源コードの作り替え、②車載用ブラケットが変形補正等を行いました。

 電源コード (コネクタ付) は添付されていましたが、余りにも古く、コネクタも半分壊れており、手持ちで丁度合うコネクタ (未使用品) があったので、新たに作り替えました。

 車載用ブラケットは正面から見ると明らかにひし形に変形しており、片側をバイスに挟んで曲がりを押し戻したりして、概ね正常な形に戻りました。
変形を戻す際、しっかりバイスに挟む必要があること、今後汚れを落とした後、塗装を行うので、クッション材のフェルト材は丁寧に剥がしました。
このフェルト材は、ブラケット塗装後に接着剤で張り付けて再利用します。

 

 電源投入は OK との情報以外に IC-20 本体の機能情報が全く無かったので、何らかの音がスピーカーから出るか、送・受信ができるか、現状のままで先ず電源投入してみました。

 以外にもメーター照明ランプ・チャンネル表示ランプのどちらも正常に点灯し、無事蘇ったような感じです。

 

 送信試験では、マイクコネクタ (3P) が手元に無いので、スタンバイ端子を短絡して送信を行ったところ、他のトランシーバで送信周波数を受信してみると正常に送信状態 (キャリアのみ確認・マイクが無いので変調は未確認) が確認できました。受信に使った IC-705 の Sメータはフルスケールまで振れています。

 現状 "High" 側でおよそ 7W ほどの出力があり、ファイナル増幅段の同調を取り直せばもう少し出力を出せるかもしれません。"Low" 側では 2W ほどの出力があります。

 受信機能は、IC-705 のアンテナ端子をダミーロードに接続し、144.48MHz / FM で送信してみると、Sメータも振れ (フルスケール)、しっかりと受信ができており、IC-705 のマイクでしゃべってみるとしっかりと復調され、スピーカーから音声信号が聞こえてきます。

 無信号時にスケルチ VR を回しても、スケルチが開いたり開かなかったり不安定で、スケルチ VR が接触不良をおこしているのでしょう。

 

 以上のようなことから、本体の機能はまあまあ働いているようです。
スケルチ VR の修理を終えたら、SG から信号を入れてみて受信感度がどの程度あるか見てみたいと思っています。

 

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井上電機製作所 ( 現 iCOM ) の IC-20 を仕入れました

2022年04月30日 | 無線機器

 CQ オームの中古品販売で古い IC-20 ( iCOM製 車載用 144MHz帯トランシーバ ) を見つけたので、つい ポチッ と押してしまいました。
IC-20 は丁度 半世紀前 ( 50年前 ) 頃、車載機としてモービルハムを始めたとき使用していた機種 です。

 

 写真は今回仕入れた IC-20 ( SN 5378 ) 本体。電源コネクタは付属してますが、残念ながら MIC がありません。

 

 今更リストアしても、40kHz セパレーション時代の (旧) 規格のトランシーバーですから、FMの変調帯域も広く、(新) スプリアス基準は当然満たしてないので、使用することもできません。
そこで、電源は投入 OK となっていたこと、価格が 594円と余りにも安かったので ( 荷造り送料は、IC-20本体よりも高く付きましたが ・・・・ ) 、昔愛用していたことから、懐かしさもあり購入したものです。

 

 本体は、埃っぽくまた、メーターや ch表示部もくすんでおり、先ずは外観からレストアし、クリスタルは 6ch 実装 (メイン ch の 144.48、144.72MHz 他 ) してあるので受信部だけでも動作させることが出来たら良いなと思っています。( クリスタルが 6組 実装されているので、少なくとも受信用 1個位は動作すると思います。)

 IC-20 は、ディスクリート部品で製造されていますので、老眼鏡+拡大鏡で何とかなるのではと思っています。
また、ケースを空けて内部を確認したところ、各シールドモジュールも錆等は全く発生してなく、電界コンデンサー類も見た目は、異常無さそうで、内部は年数が経過しれいる割にはとてもきれいです。簡単な不具合であれば、回路図が無くても OK ですが、回路図が手元にないので、難しそうな故障であれば、飾りとして保存しようと思っています。

 外観のレストアだけでも、良い暇つぶしになりそうです。Hi.

 

 

 

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