先週お話しした私の初めての高裁判決は,残念ながら逆転実刑判決でした。
私としてはドキドキとはいえ,結構自信を持って判決に臨んでいただけに,強いショックを受け,しばらく落ち込んでおりました。
まだ20代の被告人が1審再度猶予の判決を受け,喜んでいただけにかわいそうなことをしたと思いました。お母さんもショックで泣いておられましたが,ただ私の非力を謝るしかありませんでした。
判決理由を聞いていると,被告人に有利なところは一般的量刑傾向で切り捨て,不利なところは推認でさらに補うように部分があり,どうも納得ができませんでした。
いずれにしても敗訴は動きませんが,あらためて裁判のこわさを知らされた一日でした。弁護士の重責を考えつつ新規まき直しを考えていきたいと思います。
敗訴の落ち込む「花」
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