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減量の新展開(1)

2009年06月13日 | ムサシ
1 先日,大学のクラスメイトが急死したという連絡を受けた。彼は極めて健康そうな様子であったから,突然の訃報である。彼は社交ダンスを愛好しており,しばしば社交ダンスを楽しんでおり,その練習の帰途突然倒れたというのである。心筋梗塞ということであり,ショックを受けた。

2 おそらく本人には,日頃からそれなりの不安はあったものではあるだろう。健康というのは,日常生活において,いかに体に優しい生活を送っているかというトータルな結果である。タバコを吸ったり,大酒を飲んだりしながら,長生きしようというのは滑稽な話なのである。野菜やビタミンや繊維質や乳製品をいかに摂取しているのか。しっかり睡眠や休息を取り,適度な運動をしているのか,ストレスを溜めていないかということである。そのような努力をしていても,いろいろと起きるのが人生である。健康法というのは,目に見えないところで,健康の敵をボディブロ-しているということである。健康法というのも,かなり努力をしたとしても,せいぜい10年長く生きるかどうかという程度のことに過ぎない。
 そこで一句。「健康法 効果は定かに 見えねども 髪の黒さに 驚ろかれぬる」

3 今回から数回は減量作戦の新展開の話である。減量報告はまだできないが,その後も工夫は進化しており,間もなく公表の時が来そうである。この4月末に脳ドックの検査を受け,異状はないとの結果であった。その際病院は私に減量の説明をするとの話であったが,丁重にお断りをした。これまで減量の話は何度も聞いたが,全く効果がないからである。

4 この10年余り毎年お盆休みの頃,消化器関係で1泊の人間ドックを受けてきた。脳ドックは思いついた時に2年に1回程度受診してきて,今回3回目である。今後これらを定例化し,毎年8月に消化器の人間ドックを,その半年後の2月に脳ドックを年1回ずつ受診することに決めた。こうすれば血液検査などの各種の基礎的な検査が,時期的な重複を避けて半年ごとに行われることになるので,年齢からみても最も効率よい健康チェックが可能になる。これは名案である。この検査を受診しておれば,とりあえず検査後1年間は大丈夫だと一応保障された気分になるし,仮に見落としがあって手遅れになったとしても,なすべきことをなした上での結果になるので,諦めもつき安いというものである。

5 飲酒量はこの間かなり減らしたので,飲酒量の指標となる「ガンマGTP」の数値は今や正常値となっている。これも酒と戦って勝利したという格好いい話ではなく,「恥ずかしながら」格好悪く,しかし頭で勝利したということになろうか。その工夫として家には飲酒可能なアルコ-ルは一切置かないことにしたが,その作戦が成功しているに過ぎない。飲酒不可能なアルコ-ルとして料理用日本酒は置いてある。何度か妻に隠れてそれを飲んでみたが,さすがに飲む気にはなれなかった。もっとも料理用日本酒にも2種類あって,実は飲めるものもあることに気付いてはいるのだが,飲める方は家には置かないことにした。かなり前に料理用日本酒の中味を密かに美味しい日本酒に取り替えておいて,家族を騙していた時期もあるが,妻は騙せても自分は騙せないので,自ら恥じてやめた。妻がお気に入りで買い置きしている1000円のブランデ-を盗み飲んで,密かに時々同じビンを補充しておいて素知らぬ顔をするという作戦も止めることにした。妻はそれに気付いていたが,呆れたというよりも,私を憐れに思ったようで,咎めることはしなかった。そして私は,夫の健康のために妻用のブランデ-も置かないか,置く場合には,私が捜しても見つけられないように隠しておくように妻に頼んだのである。
(ムサシ)