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大野正男元最高裁判事が亡くなられました。法曹界では有名な弁護士で,現役の最高裁判事時代が懐かしく思い出されます。

以下は読売新聞からです。

 「外務省機密漏えい事件」などに携わった弁護士で、元最高裁判事の大野正男(おおの・まさお)氏が28日、肺炎のため死去した。79歳だった。告別式は11月3日午前10時30分、東京都港区南青山2の33の20青山葬儀所。喪主は妻、明子さん。
 人権派弁護士として知られ、わいせつの概念が問われた「悪徳の栄え事件」や、日米安保条約の違憲性を巡る「砂川事件」、日航ジャンボ機墜落事故の賠償交渉など、戦後を代表する重要事件にかかわった。

 1993年から97年まで最高裁判事となり、「家永教科書第3次訴訟」などの裁判長を務めた。死刑判決に当たり、「時代の変化により死刑が違憲とされる余地は著しく増大した」との補足意見を述べて論議を呼んだほか、92年参院選定数訴訟や、非嫡出子の相続格差を巡る訴訟の大法廷判決では、「違憲」の反対意見を示した。





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