日本裁判官ネットワークブログ
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支部の一部でも裁判員裁判がされるそうです。
川崎や尼崎がないのは少し不思議。横浜や神戸に近すぎるからでしょうか。パイロット的に実施して,将来は増やすことになるのでしょうか。

(以下,読売新聞からです)
 最高裁は、2009年から始まる裁判員裁判を実施する裁判所を、全国50か所の地方裁判所(本庁)と、愛知・岡崎や福岡・小倉など10か所の地裁支部の計60か所とする方針を固めた。

 制度開始後は、殺人や傷害致死など裁判員裁判の対象となる重大事件は、すべてこれらの地裁・支部で審理されることになる。

 国民が刑事裁判に参加する裁判員制度では、裁判員に選ばれた人が裁判所に出向く時間的な負担を軽減するため、実施場所を出来るだけ多くするのが望ましいが、連日開廷などに対応できる裁判所、検察、弁護士の態勢を整える必要もあり、何か所の支部まで拡大するかが焦点となっていた。

 最高裁は約1年前から検討を続け、各都道府県の県庁所在地などにある50地裁に加え、八王子(東京)、小田原(神奈川)、浜松、沼津(静岡)、松本(長野)、堺(大阪)、姫路(兵庫)、岡崎(愛知)、小倉(福岡)、郡山(福島)の10地裁支部を制度スタート時の実施場所に選定した。




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今夜の毎日放送(大阪)の深夜番組で、
「映像’06 法衣をぬいで・型破り判事の転身
       ・人口声帯の元判事が追い求めた少年の更生」
という題の放送がされます。
1年半ほど前の「声を失った裁判官」の続編のようなものです。
放送時間は、16日午前0時40分から1時間です。

(毎日放送HPから)
「頑固者」「ブレーキのない車」97年に神戸市須磨区でおきた児童連続殺人事件の審判を担当した井垣康弘判事の評判は、実に様々だ。おととし、喉頭がんを宣告され、声帯を切除されながらも、退官後弁護士を開業した。判事から弁護士へ、健常者から障害者へ。これまでと正反対の立場になってみて、はじめて見えてきた司法の実情。少年の更生、薬物中毒者の再犯、抱えた仕事はみな重い。型破り判事の転進後の日々を追う。

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喜ばしいですね。
(東京新聞12日朝刊から抜粋)
解雇や賃金不払いなど労働者と事業者の間の紛争を迅速に解決する労働審判制度が4月にスタートし、成果を挙げている。終了した事案のうち調停が成立したのは7割に上る。司法関係者らは「制度が順調に機能している」と評価。ただ、原則として弁護士以外の代理人が認められず、弁護士費用がかかるケースが多いため、労働組合関係者などがサポート役として審理に参加できるよう求める声も上がっている。

東京地裁の難波孝一判事は「審判員の質が高く、中立の立場で両方を説得してくれる人が多い」と話す。


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