日本裁判官ネットワークブログ
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(今日の朝日新聞「ひと」欄)
司法をテーマに、11年ぶりの新作映画を撮った 周防正行さん(49)
(以下、本文から抜粋)
 来年1月公開の映画「それでもボクはやってない」は、満員電車で痴漢に間違えられた青年が逮捕され、裁判に至る現実を淡々と追った社会派だ。前作「Shall we ダンス?」の主演役所広司さんが主任弁護人役。
 4年前、高裁で逆転無罪になった痴漢冤罪事件を新聞で知った。東京地裁へ通い始め、多くの裁判を傍聴した。実際の刑事手続きを知るにつれ、驚き、のめり込んだ。
 冤罪を訴えた20人以上の当事者、裁判官経験者や弁護士らを訪ね、3年かけて脚本を仕上げた。


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(朝日新聞12日朝刊の記事がホームページでは少し補足されていましたので紹介します)
 両親を殺害した被告の判決を傍聴できなかった遺族に、最高裁刑事局の幹部が11日、自宅を訪れて直接判決文を手渡すという異例の措置を取った。転居していたため、「被害者通知制度」に基づく判決日時の連絡が届かなかった。「遺族の気持ちに最大限配慮してほしい」との裁判長の指示で訪問が実現した。
 判決文を手渡されたのは、横浜市で88年に両親を殺害された女性。最高裁第三小法廷が今年3月の判決で、強盗殺人罪に問われた高橋和利死刑囚(72)の上告を棄却。死刑が確定した。
 遺族は今夏、「直接判決を聞きたい」と最高裁に手紙を送った。手紙には「金融業者だから取引で恨みを買ったのでは、という周囲の視線に苦しんでいた」という趣旨のことが書かれていた。
 この日訪問した稗田(ひえだ)雅洋・刑事局1課長は堀籠幸男裁判長の指示通り、「何ら落ち度のない被害者2人の生命を奪った」と、判決が明確に認定したことを説明した。



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