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白老アイヌ博物館に北海道犬「カイくん」の“娘”

2014-12-26 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年12月25日(木)朝刊】
 北海道犬保存会鵡川支部長の豊田康秀さん(70)がこのほど、テレビコマーシャルに出演し「お父さん」の愛称で人気の北海道犬「カイくん」を父に持つ雌の「ゆめ」を白老・アイヌ民族博物館に寄贈した。「ゆめ」は元気に来館者に愛きょうを振りまいている。
 「ゆめ」は2010年(平成22年)6月生まれの4歳。体重は14キロ、体長は50センチ、体高は44センチ。同じく豊田さんが4年前に同博物館に寄贈、今年8月に亡くなった雄の「そら」ときょうだい。
 豊田さんは「そらは4年しか生きられなかったが、かわいがってもらった。北海道犬を知っていただくという意味でこの博物館にそらが来て良かった」と話す。同博物館の飼育担当で、豊田さんと長年知り合いの塩田知治さんは「ゆめはおとなしい。修学旅行生が来たら、ゆめの周りがいっぱいになります」と目を細める。
 同博物館はこうした豊田さんの善意にこたえ20日、「北海道犬の保存、資質向上に尽力され、アイヌ文化の伝承・普及活動に貢献された」と感謝状を贈った。野本正博館長は「4年前にそらをいただき、博物館の顔として全国のプロモーションでも活躍しました。来館者はそらを見てほっこり優しい気持ちになったようです」と話した。
 同博物館は「ゆめ」を含めて2歳から7歳の北海道犬7匹を飼育している。アイヌ民族は北海道犬を「セタ」と呼び。ヒグマやエゾシカなどの狩猟に用いてきた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/12/25/20141225m_08.html
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