「先住民族か疑念」アイヌ民族発言、道議に撤回要求 帯広協会長

北海道新聞　（12/13 06:30）
　【帯広】帯広市選出の小野寺秀（まさる）道議＝自民党・道民会議＝が道議会決算特別委で「アイヌが先住民族かどうかは非常に疑念がある」などと発言したことについて、帯広アイヌ協会の笹村二朗会長（元道ウタリ協会理事長）は１２日、同市内で記者会見し「アイヌ民族の尊厳を著しく傷つけたもので、断じて容認できない」として、撤回と謝罪を求めた。
　笹村会長は、２００８年の官房長官談話で政府として先住民族との認識を示したことに触れ、「議会では自由な発言が許されるとは言え、あまりにひどい発言」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/579945.html

「イランカラプテ」新千歳空港から発信

苫小牧民報 （2014年 12/12）
　アイヌ語で「こんにちは」を意味する「イランカラプテ」を、北海道観光のもてなしの言葉として普及させるキャンペーンが、新千歳空港国内線ターミナルビル２階センタープラザで行われている。道東地域の物産の試食や、釧路管内弟子屈町の写真家横山宏氏の写真パネル展も併せて開かれている。１４日まで。
　根室管内別海町と弟子屈町の行政や商業関係者などで組織する、イランカラプテ普及啓発推進応援実行委員会（磯田俊夫委員長）の主催。アイヌ文化に対する国民の理解を促進し、「イランカラプテ」の普及を目的に開いている。道東地域の物産ＰＲも兼ねている。
　会場では、別海町のべつかい乳業興社が開発したアイスやヨーグルト、甘酒風ミルクの試飲も。アイヌ文様を施した小物入れやフクロウの木彫りなどの商品を展示している。
　また横山氏が両町で撮影した、道東の雄大な風景を切り取った写真も展示。１１日にはキャンペーンを応援する横浜ＤｅＮＡベイスターズの高橋尚成選手によるサイン会も開かれた。
http://www.tomamin.co.jp/20141219901