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先祖思い遺骨を供養 道アイヌ協会、北大で「イチャルパ」

2021-07-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/31 00:55 更新
 北海道アイヌ協会は30日、北大がかつて研究目的などで収集したアイヌ民族の遺骨の慰霊祭「イチャルパ」を、札幌市北区の北大構内にある「アイヌ納骨堂」で行った。協会の会員や大学関係者ら約50人が参加し、先祖の霊を供養した。
 北大は遺骨1050体のほか、1体分として特定できない遺骨を収めた363箱を保管していた。大半は2019年に、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の慰霊施設に集約され、現在は各地に返還予定の100体と53箱が納骨堂に納められている。
 慰霊祭で、同協会の大川勝理事長は「遺骨が保管された経緯を明らかにしてほしい」と求め、北大の宝金清博学長は「今後も大学として責任を持って取り組む」と話した。神への祈りの儀式「カムイノミ」に続き、祭壇に果物などを供えるイチャルパで鎮魂の祈りをささげた。(田鍋里奈)
(注)「イチャルパ」の「ル」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/573065

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『スッキリ』におけるアイヌ差別表現から考えるテレビの未来──電波返上に向かうテレビ局

2021-07-31 | アイヌ民族関連
ヤフーニュース7/30(金) 6:50松谷創一郎ジャーナリスト
 東京オリンピックが始まる直前の7月21日、BPO(放送倫理・番組向上機構)が日本テレビ『スッキリ』におけるアイヌ民族への差別表現に関する報告書を公開した。そこで放送倫理検証委員会は、同番組に放送倫理違反があったと判断している(BPO「日本テレビ『スッキリ』 アイヌ民族差別発言に関する意見」 2021年7月21日)。
 それはきわめて妥当な判断で、日本テレビ側にとっていっさいの反論の余地はないものだろう。以下、調査を踏まえて出された報告書を参照しながら、テレビ局の未来を考える。
知識不足と緩いチェック体制
 問題となる表現があったのは、3月12日の放送でのことだった。番組後半の「スッキりすの週末オススメHuluッス」という2分ほどのコーナーで、アイヌ女性のドキュメンタリー映画を紹介する際に、芸人が「謎かけ」として差別発言をした。
 報告書には、この発言が公開されるまでの経緯が記されている。制作に直接かかわったのは、A演出(制作会社P社)、Bディレクター(制作会社Q社)、Cアシスタントプロデューサー(制作会社R社)、Eプロデューサー(日本テレビ)、そして演者である芸人の5人だった。
 「謎かけ」として出された差別発言は、4稿まで創られた台本にはなく現場で芸人から提案され、それを採用したものだった。この5人全員は当該発言が差別表現であることは知らず、Eプロデューサーは番組内容のチェックをする考査部(新聞・出版における校閲にあたる部署)に確認することを失念していた。また、統括プロデューサーも事前に内容をチェックしていなかった。
 つまり完全な過失だった。こうしたプロセスは、BPOがしばしば対応する捏造(いわゆる「やらせ」)などの案件と比べると複雑性はない。チェック体制が緩く、全員の知識が不足していた。そもそも、コーナー自体がほぼ番宣ということもあって、番組全体における重要度も高くなかった。
感度の低さを指摘するBPO
 この報告書でもっとも気になるところは、かかわった全員がアイヌ民族に対する知識が乏しいことだ。Eプロデューサーは「アイヌ民族とはエスニックでかっこいい人たちと認識していたぐらいで、差別されてきた人々であるという知識はゼロ」だったという(報告書p.11)。
 以上を踏まえて、BPOは以下のように説諭する。
悪意を持たないスタッフが自らの知識不足を自覚しないまま、放送人としての感度も低いままで番組制作に携わっていくと、その番組がときに人を苦しめる、あるいは社会問題化する可能性を高めてしまうことに、制作者はいつまでも気が付かないことになりかねない。
BPO「日本テレビ『スッキリ』 アイヌ民族差別発言に関する意見」p.13/ 2021年7月21日
 一方、日本テレビの幹部のひとりは、BPOの調査に対して 「信頼回復のためには研修を繰り返し、繰り返し、そして番組でもきちんと差別問題に取り組むしかない。これまで、私たちは逃げていた、避けていたところがあったと思う。これからは踏み込んでいき、社会に正しいことを知らせていく」 と述べている(報告書p.14)。
  7月26日の社長の定例会見において、日本テレビは8月26日放送の『スッキリ』内でこの差別表現についての検証を行うと発表した。よって、そこでは前述した「避けていたところ」に踏み込む姿勢が問われてくる。
日テレ社員12人・外部スタッフ170人
 ただ、こうした知識不足やチェック体制のエラーは、実は頻繁に生じている。とくに民放の情報番組やバラエティにおいて、表面化していないトラブルも多数発生している。その根本的な要因は、番組制作の劣悪な労働条件(少ない予算と長い労働時間)にある。
 なかでも疲弊しているのは制作会社だ。テレビ番組の実働部隊は外部の制作会社だが、このスタッフに有能な人材が集まらないことは、かねてから指摘されている。大卒は以前から集まらなくなっており、最近では専門学校卒のなかなか来ない状況だ。
 有能な人材が集まらないことは、2019年放送のテレビ朝日『スーパーJチャンネル』の不適切演出の際に強く指摘されていたことでもある。BPOによる「放送に夢を持ち力のある人材が自然と集まってくる幸福な時代の終焉を直視」せよとするその意見は、かなり厳しいものだ(「テレビ朝日『スーパーJチャンネル』「業務用スーパー」企画に関する意見」2020年9月2日」)。
 現場では、高給取りのテレビ局員が、過酷な労働条件の制作会社のスタッフの多くを指揮している。BPOの報告書でも『スッキリ』のスタッフは、日本テレビの社員は12人で、170人は外部スタッフだと記されている(報告書p.4)。
 正直、テレビ番組はかなり限界のところまで来ていると感じることが多い。こうしたなかで、現状のような制作体制を続ければ、今後テレビでは人が亡くなるような重大な事案が生じる可能性もある。
 日本テレビの幹部は「研修を繰り返す」と述べているが、制作会社のスタッフに必要なのは、やはり豊かな労働条件と余裕のある制作時間ではないか。まだ具体的な対策は発表されていないが、制作スタッフの時間をさらに奪う研修をするだけでは、むしろ状況を悪化させる可能性もある。
 そして、現状の予算で「豊かな労働条件と余裕のある制作時間」を準備できないのであれば、制作スキームのスリム化か、コンテンツそのものの見直しをしていくほかない。
電波返上の未来が待ち構えるテレビ
 テレビ“放送”自体にも、明るい未来はない。それほど遠くない未来に、映像コンテンツを電波を使って流すこと自体が必要とされなくなる可能性が高い。すでに多くの動画配信サービスが存在するように、通信(インターネット)を使えばいいからだ。
 事実、イギリスの公共放送・BBCは、2034年を目標に放送用電波の返上を議論し始めたと報道されている(内田泰「遅延もはや地デジ並み、「NHK同時配信、BBC電波返上」議論の裏に映像配信の急速進化」『日経 xTECH』2019年11月21日)。
 これは不思議な話ではなく、電波以外の映像のインフラが整っているのだから、電波を使う必要はなくなる。むしろ電波を使うコスト(放送料)や免許制による制約がなくなるので、表現の幅も広がる(もちろん放送が免許制だからこそ、今回の差別表現が審議対象となる効果もある)。
 実際、民放は今後さらに広告費が減っていき、すでにコンテンツホルダーとしても海外勢(韓国ドラマやNetflix)との激しい競争に晒されている。
 現状のままでは、ゆっくり沈んでいく未来しかないことは、おそらくどこの局の幹部も頭では理解している。だが、電波利権にあぐらをかき国内マーケットに過剰に適応していた結果、インターネットによって相対化された現在は非常に厳しい立場に立たされている。今回の一件も、マクロに捉えれば大きなメディア産業構造の変化から生じたものだ。
 どのようにソフトランディングし、未来を打開するか──テレビ局はすでに大きな課題に直面している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20210730-00250537

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宇梶剛士、菅原文太からもらった戒めの言葉忘れず「暴れたら悪になる」

2021-07-31 | アイヌ民族関連
フラッシュ 7/30(金) 11:04
 宇梶剛士が、7月27日放送の『伊集院光のらじおと』(TBSラジオ)でヤンキー時代について語った。
 宇梶は高校で野球の練習に没頭していたが、不祥事が起き、罪をかぶせられた。そして「学校の外で事件を起こして捕まった」と高校を退学。その後、不良同士で乱闘するようになり、「まあ暴れて暴れて」と回想する。だが、「薬物やかっぱらいはやってない」という。
 当時について宇梶は、番長シリーズなど漫画の影響があり「不良なりのやり方があった。一般の人は巻き込まない、不良同士で戦え」など自分たちのルールがあったという。
 少年院を出てから芸能界を目指し、錦野旦の付き人となった。あるとき、偶然出会った菅原文太から声をかけられ、俳優をやりたいと伝えたところ、菅原が錦野の事務所に電話をかけ、「このデカイの、もらっていいか」と伝えてくれた。
 菅原の弟子になって、「どんなに自分に正当性があっても、暴れたら悪になる」と注意を受けた。続けて「それでも、どうしても納得いかなかったら、暴れりゃいい。でも正当性があるなら、人の前でやれ。そしてこの世界(芸能界)から去れ」と言われたという。
 その言葉が戒めとなり、若手時代は納得がいかないことがあっても、「ここで暴れたら去らなきゃいけない」と耐えることができた。
 不良だったことは当初、公言していなかったが、宇梶が初めて『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の「テレフォンショッキング」に出た際、タモリから「暴走族だったんだよね」と聞かれたという。
 タモリが誰かから伝え聞いた話を振ってきたものだが、「ドキッとしたけど、『いいえ』とは言えず……」と認めたことから、多くの人が知るようになった。
 宇梶の半生の話にSNSではさまざまな意見が寄せられた。
《今日のらじおとの宇梶さんとのゲストトークめちゃくちゃ良かった》
《宇梶さん元々好きだったので過去の話し聞いて益々好感持てました!》
《伊集院光とらじおと、神回じゃね。宇梶剛士の話、良かった》
「宇梶さんは、かつて美輪明宏さんから『胸を張って、笑いなさい』と言われたことを、同番組で振り返っています。『人をうらやんだり憎んだとき、いちばん醜い表情になっている』と言われ、笑顔の練習をしたそうです。
 その美輪さんが『いっちょ、もんでやって』と渡辺えりさんの元に送り出し、そこで演技を学ぶも、『口ごたえして絶交1年』と、劇団から2回出禁にされたそう。それでも許してもらい、8月には渡辺さんと舞台で共演するそうです」(芸能ライター)
 宇梶は母がアイヌ民族であることから、「アイヌの舞台を北海道でやってから日本縦断」と夢を語っていた。波乱万丈の人生を経て、多彩に活躍しているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0ab9552ca551bd64db491b4be06a1490491f4c

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冒険気分が味わえる!『ジャングル・クルーズ』

2021-07-31 | 先住民族関連
サファリオンライン 7/30(金) 6:04
ディズニーランドのアトラクションから生まれた映画といえば、『パイレーツ・オブ・カリビアン』が特大ブームを巻き起こした。このパターン、意外や意外、幅広い世代にアピールする強力なポテンシャルをもっていると、新作が証明してくれる。それが『ジャングル・クルーズ』だ!
1955年、カリフォルニアのディズニーランド開園時に作られたジャングルクルーズ。ガイド役の楽しいトークとともに船でジャングルを探検するこのアトラクションは、東京ディズニーランドで現在も人気だ。アマゾンを舞台にした今回の映画版では、アトラクションの魅力をきっちり受け継いでいる。
まず、観光客のツアーのシーンがあり、これがジャングルクルーズそのもの。さらに名ガイドである主人公のフランクが、アトラクションと同じように、ふざけたトークを全開。アマゾンのマングローブや、野生動物、先住民族など、ストーリーに見事に絡んでおり、なかなかハイレベルな映画化だ。
ジャングルの奥地にあるという“不老不死の花”を探し、イギリスから来た植物博士とその弟が、船長のフランクの案内でアマゾンを行く。彼らの前には当然のごとく強敵が次々と現れ、ド派手なアクションシーンも用意。フランクを演じるのがドウェイン・ジョンソンなので、ここぞという瞬間の肉体技は期待以上だ。
『パイレーツ~』もそうだったが、アマゾンに囚われたキャラなど、かなり不気味で怪しい描写も登場。このあたりはアトラクションとは違う、映画ならではのスリルを体感できるはず。動物ではジャガーの活躍に注目。舞台となるのが1916年で、細部まで時代がうまく再現されているので、タイムトリップする感覚で、未知の世界への冒険を心から純粋に楽しめることだろう。
『ジャングル・クルーズ』
製作総指揮・出演/ドウェイン・ジョンソン 監督/ジャウム・コレット=セラ 出演/エモリー・ブラント、エドガー・ラミレス、ジャック・ホワイトホール 配給/ディズニー
2021年/アメリカ/127分
7月29日(木)より映画館、7月30日(金)よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開
文/斉藤博昭 text:Hiroaki Saito photo by AFLO
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cc075835d8fba141993800ababe55fdbc94e238

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