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札幌観光バス、平取・白老エリアと札幌駅・新千歳空港を周遊するバス「セタプクサ号」の運行開始

2021-07-07 | アイヌ民族関連
TRAICY 2021年7月6日

札幌観光バスは、平取・白老エリアと札幌駅・新千歳空港を周遊するバス「セタプクサ号」の運行を、7月3日より開始した。
アイヌ政策推進交付金事業「アイヌ文化拠点交流促進バス運行事業」として、平取町からの委託を受けて運行するもの。バスの定員は15名。
札幌駅と新千歳空港から、白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)、平取町の二風谷コタン、びらとり温泉ゆからを巡るバスで、10月17日までの土日祝日に運行する。9月23日は運休となる。料金は2,000円から。
初日の利用者数は12名で、札幌駅から10名、新千歳空港から2名が利用。全員が平取町を訪問した。10名が道内在住者だった。記念品としてキーホルダーキット、平取町産の栗を使用したお菓子「カムイの蒔き栗シュケット」、ビラッキートートバッグをプレゼントした。
https://www.traicy.com/posts/20210706213548/

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猛暑のカナダ西部、山火事が170件以上発生 避難支援で軍が待機

2021-07-07 | 先住民族関連
BBC 7/5(月) 13:04

記録的な熱波が続くカナダ・ブリティッシュコロンビア州で、山火事によって周辺地域が炎に飲み込まれる恐れがあるとして、カナダ軍が住民の避難を助けるため待機する事態となっている。
救急隊は現在、170以上の火災の鎮圧を試みているという。これらの火災の多くは、落雷が原因で発生したとされる。
カナダ西部の多くの地域は前例のない暑さの影響で、燃えやすく乾燥した状態になっている。
こうした中、火災に見舞われた同州リットンでは少なくとも2人の死亡が報告されている。
リットンでは6月29日、カナダ史上最高気温となる摂氏49.6度を記録していた。
カナダのハルジット・サージャン国防相は記者団に対し、軍人約350人と航空機を手配し、脅威にさらされている地域を支援すると述べた。
サージャン氏の発表に先立ち、ジャスティン・トルドー首相は閣僚や被災した州や先住民族のリーダーと緊急協議を行っていた。
「我々は現地に助けに行く」と、サージャン氏は述べた。
■「ヒートドーム」現象が発生
ここ数日、北米の広い範囲では、停滞する高気圧が加熱中の鍋の「ふた」のように機能する「ヒートドーム」現象が発生し、異常な高温をもたらしている。この熱波はアルバータ州やサスカチュワン州、ニトバ州、ノースウェスト準州、オンタリオ州北部にも影響をおよぼしている。
一つの事象を地球温暖化と関連付けるのは難しいが、専門家は気候変動の影響で熱波などの異常気象の頻度が増加すると予測している。
ブリティッシュ・コロンビア州では、バンクーバーの北東350kmに位置するカムループス北部の複数地域に避難命令や警報が発令されている。これらの地域は最悪規模の火災が発生している。
同州の森林火災サービスの地方運営責任者クリフ・チャップマン氏は、2日だけで約1万2000件の落雷があったと説明した。
カナダ放送協会(CBC)によると、これらの落雷の多くは、カムループス地域の町などに落ちたという。
■「15分で町全体に炎」
リットンのジャン・ポルダーマン村長はBBCの取材で、「15分で町全体が炎に包まれた」と話した。
ブリティッシュ・コロンビア州のリサ・ラポワント主任検視官は、異常気象が死者増加の原因だと指摘した。同州ではこの1週間で、通常の3倍にあたる719人が死亡した。
「この1週間の間で死亡した人の多くは、最小限の換気しかできない個人住宅で1人暮らしをしている高齢者だった」と、ラポワント氏は3日に明らかにした。
沿岸部では気温が低下しつつあるが、内陸部ではあまり変化がみられない。ブリティッシュ・コロンビア州の森林火災サービスはさらなる山火事に備えているとしている。
(英語記事 Military on standby as Canadian wildfires rage)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a2e12edfc2a0f3e2e6d6ee4097be53f06189445

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チリ新憲法の起草議会が発足、先住民女性を議長に選出

2021-07-07 | 先住民族関連
AFPBBNews 2021年7月5日 17:32 発信地:サンティアゴ/チリ [ チリ 中南米 ]

チリの首都サンティアゴで発足した制憲議会の初審議で、議長に選出され、先住民マプチェの旗を掲げるエリサ・ロンコン氏(中央、2021年7月4日撮影)。(c)JAVIER TORRES / AFP
【7月5日 AFP】南米チリで4日、独裁政権時代に制定された現行憲法に代わる新憲法を起草する制憲議会(155議席)が発足し、初審議で先住民マプチェ(Mapuche)の女性で学者のエリサ・ロンコン(Elisa Loncon)氏(58)が議長に選出された。
 現行憲法はアウグスト・ピノチェト(Augusto Pinochet)の独裁体制下(1973~90年)で制定されたもの。その後30年間にわたる民主主義体制下で改正されてはきたものの、経済先進国の中でも際立つ社会的不平等の温床とみなされ、国民には不評だった。
 新憲法は、一部のエリート層が占有してきた権力をより公正に国民に分散することを目指す。首都サンティアゴで4日行われた制憲議会議員の任命式では、5月の選挙で当選した155人全員の名前が1人ずつ読み上げられた。
 制憲議会は、弁護士、教師、主婦、科学者、ソーシャルワーカー、ジャーナリストなど多彩な顔触れから成る。議員の半数は女性で、17人が先住民を代表する。
 96票を獲得して議長に選出されたロンコン氏は、壇上でマプチェの旗を掲げ、制憲議会はチリの多様性を代表するものとなり「チリを変えるだろう」と述べた。続けて、「これは私たちの先祖の夢で、その夢は実現した。兄弟姉妹の皆さん、チリを再発見し、マプチェや(中略)この国を構成する全ての民族と関係を築くことは可能だ」と訴えた。
 議員らの多様性と、公職経験のない左派寄りの無党派層出身者が多い点、単独で拒否権を有する勢力がないことなどから、新憲法起草までには妥協や譲歩が避けられない見通し。審議が行き詰まるなど、国民の期待に応えられないのではないかとの懸念も指摘されている。
 一方、人々の間には希望も広がる。イエズス会士のフェリペ・ベリオス(Felipe Berrios)司祭は、「国全体から代表者が出て、どのような国にしたいかを協議する」のはチリ史上初だとAFPに語った。(c)AFP/Miguel SANCHEZ, Paulina ABRAMOVICH
https://www.afpbb.com/articles/-/3355059

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