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白老駅利用、ウポポイけん引 開業から1年、乗降客2割増

2021-07-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/20 05:00
 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が12日に開業1年を迎えたことを受け、JR北海道がまとめた室蘭線白老駅の2020年7月~21年6月の乗降客数は、前年同期比で2割増の38万7千人だった。
 ウポポイ営業日の1日当たりの平均乗降客数を月別でみると、20年7~10月は1300~1400人と新型コロナウイルス禍前の前年同期を2割上回った。その後いったん前年並みとなったものの、21年3~5月は前年同期の1・7~2・0倍に増加した。ただ新型コロナの感染が拡大した6月は1・1倍の1100人とほぼ前年並みに戻った。
 小・中学校の修学旅行による白老駅の利用は、道内6校、道外3校の9校計279人にとどまった。
 JRの島田修社長は14日の会見で白老駅の乗降客数の目標値について「コロナで具体的な数値を申し上げる状況にはないが、現状よりは改善しなければならない」と述べた。(堀田昭一)

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アイヌ理解、進まぬ現実 ウポポイ開業1年

2021-07-20 | アイヌ民族関連
中日新聞 2021年7月20日 05時00分

 アイヌ民族の文化を伝える「民族共生象徴空間(愛称・ウポポイ)」が、北海道白老町(しらおいちょう)に開業して一年が過ぎた。関係者は「アイヌへの一定の理解が進んだ」と胸を張るが、テレビ番組でアイヌへの差別的な表現が放映されるなど道半ば。多様性を掲げる東京五輪を控え、日本の先住民族をどれだけ理解できているのだろうか。(木原育子)
 「交易で得た本州の木綿の布に、アイヌ独特の文様を編み込んで仕立てる。民族と民族が結びつき、つながりあっている証拠です」。松濤美術館(東京都渋谷区)学芸係長の平塚泰三さん(55)が語った。
 ウポポイ開業一周年を記念し、アイヌの装いをテーマにした企画展。樹皮の繊維を織りなしたアットゥシ(樹皮衣)や、イラクサと呼ばれる植物の糸を使った衣や小物など五十一点が並ぶ。直線や曲線を多用した幾何学模様や、宇宙観を表象したようなダイナミックな文様が見る者を圧倒する。
 観覧した渋谷区のイラストレーターの女性(49)は「樹皮や草皮などを使って製作するなど大地とつながる文化を大切にできるアイヌの姿勢に共感できる。気持ちが落ち着いた」と話すなど、好評のようだ。
 ウポポイはアイヌの文化の復興...
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https://www.chunichi.co.jp/article/294178

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<企画展>アイヌ文化、学ぼう 着物に独特の文様 装飾品も展示 渋谷・松濤美術館 /東京

2021-07-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2021/07/20 02:00
 アイヌ民族の服飾品から、伝統的な縫製技術やアイヌ文化を学ぶ企画展「アイヌの装いとハレの日の着物」展が、渋谷区立松濤美術館(同区松濤2)で開かれている。8月9日まで。【加藤昌平】
 アイヌの伝統的な着物には、獣皮や樹皮、和人との交易で得られた木綿などが使われ、曲線やカタツムリのような角に特徴がある「アイヌ文様」が縫い込まれている。企画展では、「カムイノミ」と呼ばれる儀式で神に祈りをささげる時や、江戸時代に北海道を管轄した松前藩の役人らと対面した時に用いたとされる着物、首飾りなどの装飾品計51点を展示している。
 展示品は国立アイヌ民族博物館(北海道白老町)や東京国立博物館(台東区)などから借り、18〜20世紀の物が多いという。着物には、イラクサなど草皮で作られた「テタラペ」や、一部地域で着られた色彩豊かな「ルウンペ」など生地や地域でさまざまな種類がある。また、耳飾りに帝政ロシア時代の硬貨が使われるなど、外国との交流もうかがえる。
 魔よけの意味があるとも言われるアイヌ文様や、デザインとして縫い合わせられた和柄の生地、樹皮や木綿の質感など、間近でアイヌ衣装の魅力を感じてもらうため、一部の展示品はガラスケースに入れない露出展示をする。アイヌ文化の正しい理解のため、展示品のキャプションにはカタカナでアイヌ語表記も加えた。
 同美術館の平塚泰三学芸係長は「ファッションの街、渋谷でアイヌの手仕事の力を感じてほしい。楽しく鑑賞してもらい、衣装の背景にあるアイヌ民族の歴史などを学ぶ契機になればうれしい」と話している。
 企画展は午前10時〜午後6時。月曜休館(最終日は開館)。入場料は一般700円、大学生560円、高校生・60歳以上350円、小中学生100円。渋谷区民は割引あり。〔多摩版〕
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20210720ddlk13040001000c.html

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