小寒の時期だというのに雪はなく、暖かい。
とっても変(>_<)。
さて、空き時間に音源リストの作成に取り組んでいるが、
まずはモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、バッハといったところから作業中。
先は長い。
で、このところの鑑賞物件の感想をまとめて。
①GM6番(テンシュテット&LPO)
密度が濃い。
きれいにまとめようとはしない、矛盾や混沌をむき出しにするかのような演奏は、
テンシュテットならではのものか。7番も楽しみ。
②ピアソラBoxより Vol.1
実に久しぶりのピアソラ。
今回初めて気が付いたのだが、彼のユニット/アンサンブルにはドラムがいない(驚)!
それであれだけのリズム感を生み出すというのは、凄いものだ。
③キャラメル・ママ:ティン・パン・アレー
細野さんを聴き進めていく中で辿りついた一枚。
腕っこきミュージシャンが集まって作り出す音楽は、'70年代半ばとはとても思えないほどの
グルーブを紡ぎ出す。
後出しではあるが、収録されている“Yellow Magic Carnival”など、後のYMOに繋がるものを感じさせる。
④Perfume:Complete Best(初期)
知っている曲は“ELECTRICAL WORLD”位しかなく、正直好みじゃない作品もあったが、
ここから後のPerfumeに繋がっていったのだと思うと、感慨深い(苦笑)。
⑤悲しみのゴンドラ(リスト編曲作品集/オランダ管楽アンサンブル)
Vn、Vcを含んだ管楽アンサンブルでリスト(のピアノ作品)を演奏する。
どこからこんなアイディアが生まれるのだろう?
吹奏楽と言えば「大編成バンド」しか眼中にないかもしれない日本。
こんなアンサンブル/演奏は一種のアンチテーゼとして捉えられるかも?
⑥カリガリ博士
歪んだ、奇妙なセットで演じられるこれまた歪んだ世界。
正常と異常の見分けがつかなくなるような展開は、何とも不気味だった。
後で、ヒチコックの『サイコ』も買おうかな?
⑦兼田敏:バラード(下野竜也&広島WO)
買ってからしばらく放っておいた音源。
ちゃんと向き合ってみると、兼田さんはもっともっと評価されていい作曲家だということを
改めて実感させられた。
毎年、アマチュアの作るコンクール課題曲を聴かされている身からすると(苦笑)、
技術、技法、構成のしっかりした作品というものがいかに重要なものか、
肌身に染みてよく分かる気がする。
※来年度は、何といっても宮川彬良さんの作品が気になります。閑話休題w。
⑧ブリテン:無伴奏チェロ組曲(Vc:Truls Mork)
ロストロポーヴィチとの出会いから生まれた作品らしい。
舞曲で構成されたバッハとはまるで違い、ブリテンのチェロはとても自由で雄弁。
ところでこのソリストは何処の人なのだろう(苦笑)?
⑨ラクリメ/ヴィオラとピアノのための音楽(Vl:M.シューマン)
最近なぜかヴィオラが気になる(^^;)。
この音源にはDSCHの『ヴィオラ・ソナタ』が収録されているが、
遺作であるという以上に暗く、重く、そして謎めいている。
そしてタイトル曲は、やはりブリテン。
DSCHとは違う意味で、とても気になる作曲家になってしまったなあ。
PS
アリアCDさん初注文。激安!w
カーター:祭日序曲(1941年/1961年改訂)、他(コープランド&BPO)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821他(Vc:ロストロポーヴィチ、P:ブリテン))
シューマン:「詩人の恋」op.48、他(Ten:ピアース、P:ブリテン)
ブラームス:交響曲全集(ケンペ&BPO)