元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

1月10日

2020年01月10日 | 鑑賞

小寒の時期だというのに雪はなく、暖かい。


とっても変(>_<)。

 

さて、空き時間に音源リストの作成に取り組んでいるが、
まずはモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、バッハといったところから作業中。

先は長い。

 

で、このところの鑑賞物件の感想をまとめて。

 

①GM6番(テンシュテット&LPO)

密度が濃い。
きれいにまとめようとはしない、矛盾や混沌をむき出しにするかのような演奏は、
テンシュテットならではのものか。7番も楽しみ。

 

②ピアソラBoxより Vol.1

実に久しぶりのピアソラ。
今回初めて気が付いたのだが、彼のユニット/アンサンブルにはドラムがいない(驚)!
それであれだけのリズム感を生み出すというのは、凄いものだ。


③キャラメル・ママ:ティン・パン・アレー

細野さんを聴き進めていく中で辿りついた一枚。
腕っこきミュージシャンが集まって作り出す音楽は、'70年代半ばとはとても思えないほどの
グルーブを紡ぎ出す。

後出しではあるが、収録されている“Yellow Magic Carnival”など、後のYMOに繋がるものを感じさせる。


④Perfume:Complete Best(初期)

知っている曲は“ELECTRICAL WORLD”位しかなく、正直好みじゃない作品もあったが、
ここから後のPerfumeに繋がっていったのだと思うと、感慨深い(苦笑)。


⑤悲しみのゴンドラ(リスト編曲作品集/オランダ管楽アンサンブル)

Vn、Vcを含んだ管楽アンサンブルでリスト(のピアノ作品)を演奏する。
どこからこんなアイディアが生まれるのだろう?

吹奏楽と言えば「大編成バンド」しか眼中にないかもしれない日本。
こんなアンサンブル/演奏は一種のアンチテーゼとして捉えられるかも?

 

⑥カリガリ博士

歪んだ、奇妙なセットで演じられるこれまた歪んだ世界。
正常と異常の見分けがつかなくなるような展開は、何とも不気味だった。

後で、ヒチコックの『サイコ』も買おうかな?


⑦兼田敏:バラード(下野竜也&広島WO)

買ってからしばらく放っておいた音源。
ちゃんと向き合ってみると、兼田さんはもっともっと評価されていい作曲家だということを
改めて実感させられた。

毎年、アマチュアの作るコンクール課題曲を聴かされている身からすると(苦笑)、
技術、技法、構成のしっかりした作品というものがいかに重要なものか、
肌身に染みてよく分かる気がする。

※来年度は、何といっても宮川彬良さんの作品が気になります。閑話休題w。


⑧ブリテン:無伴奏チェロ組曲(Vc:Truls Mork)

ロストロポーヴィチとの出会いから生まれた作品らしい。
舞曲で構成されたバッハとはまるで違い、ブリテンのチェロはとても自由で雄弁。

ところでこのソリストは何処の人なのだろう(苦笑)?

 

⑨ラクリメ/ヴィオラとピアノのための音楽(Vl:M.シューマン)

最近なぜかヴィオラが気になる(^^;)。
この音源にはDSCHの『ヴィオラ・ソナタ』が収録されているが、
遺作であるという以上に暗く、重く、そして謎めいている。

そしてタイトル曲は、やはりブリテン。

DSCHとは違う意味で、とても気になる作曲家になってしまったなあ。

 

PS
アリアCDさん初注文。激安!w

カーター:祭日序曲(1941年/1961年改訂)、他(コープランド&BPO)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821他(Vc:ロストロポーヴィチ、P:ブリテン))
シューマン:「詩人の恋」op.48、他(Ten:ピアース、P:ブリテン)
ブラームス:交響曲全集(ケンペ&BPO) 

コメント
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