石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

10月29日 本日は国立市公立保育園四園保護者会連絡会と国立市の懇談会に参加しました

2016年10月29日 | 国立市
 こんにちは、国立市議会福祉保険委員会委員長の石井伸之です

 本日は午前10時より、くにたち総合体育館2階会議室にて、表題の懇談会が行われました。

 私達議員にも当懇談会の案内をいただき、オブザーバーとして貴重な懇談会に参加させていただいたことに対して感謝したいと思います。

 同じ自由民主党明政会会派から、高柳議員と大谷議員も参加され、他に多く議員が参加していました

 それだけ当会における今後の展開が注視されているのではないでしょうか?

 懇談会出席者の構成は、四つの公立保育園(西・東・なかよし・矢川)からは保護者代表の方々、国立市からは子ども家庭部長、児童青少年課長、子ども政策担当課長、公立保育園園長を始めとする方々です。

 出席者の紹介、進め方の説明、部長挨拶を経て、質問に入ります

 質問の形式としては、平成28年9月1日に公立四園保育園保護者会各会長と公立四園保護者会連絡会会長の連名で佐藤市長に提出された要望書に対して、佐藤市長より10月3日に回答された「要望書に対する回答について」を元にして進みます。

 質問の内容としては「回答が無い」もしくは「回答が不十分」と思われる部分に対して、更に掘り下げた質問を各保護者代表が行いました

 冒頭の質問は、保育園民営化についてです。

 重要な部分なので、極力客観的にお伝えしたいと思います

問、何故公立保育園を民営化するのか?その目的とメリットは

答、発達が気になる児童を始め、保育園全体を支えるソーシャルワーカーの育成、国立市の全体的な保育園の質を高める為に、様々な支援を行う為に、財政負担の多い公立保育園から私立保育園へ移行したい。

問、具体的にどこまでの予算と支援を行うのか

答、現在整備計画を作成中。待機児解消に向けて新たな保育園の設置、要望のある日曜休日保育の検討を行う。優先度を見極めて対応したい。

問、財政事情によって保育園民営化を行うのか

答、財政改革審議会からの答申も一つの理由となっている。

問、財政改革と言いながらも、民営化によって浮いた財源は他に使ってしまうのでは意味がないのでは

答、新規事業には国や都の補助金を充てる。平成28年に児童福祉法改正によって、国立市では学童において平成31年までに6年生までの受け入れ態勢整備などで新たな予算が必要。少しでも現在の予算を削減して、待機児解消など新たな少子化対策に回したい。

問、保護者の理解が不十分ではないか

答、説明が不足しているという声に対しては、これからも各園に足を運んで丁寧に説明したい。

問、民営化を急ぐ理由は

答、市としては保育審議会の答申を受けて、平成三十数年の民営化実施に向け、しっかりと期間を設けて計画を作る。

問、今後のスケジュールは

答、平成28年12月に民営化する園を決定する。

問、民営化による質の低下を防ぐには

答、社会福祉法人の内部監査、第三者評価、保護者の声、市民の評判など様々な角度から見守る。

問、保育園の質を数字として評価することは可能か

答、非常に難しい。それでも第三者協議会のような物を設置して質を保つための話し合いを続ける。

 といった質問があり、児童青少年課長を中心に大変丁寧な回答をしていました

 それ以外にも、男性保育士の増員に対する要望、放射能検査、日曜祝日保育の実施、駐車場の件、トイレの悪臭改善(それぞれの場所を確認して善処するそうです)、ビデオ撮影において運動会は可能だがお祝い会が不可の理由について(今後は要望を受け入れる方向で検討するそうです)、矢川北団地内に戻る矢川保育園の設計段階から情報が欲しい、しょうがい児の受け入れについて冷たい対応をされたので改善して欲しい(しっかり改善するとの責任ある回答がありました)、防犯・災害時マニュアルについて、SNSやアプリの充実、などの質問や要望がありました。

 その中で素晴らしい取り組みと感じたのは、警察と連携しての防犯訓練です

 幼い児童を乳児を不審者から守るために、職員がどういった対応をすべきか、警察より訓練と指導を受けるそうです。

 前市政や元市政では、学校と警察との協定すら結ぶことの出来なかったことから考えると格段の進歩です。

 こういった当たり前のことを公立四園の園長先生や職員の中で話し合い、実施するとの説明は嬉しく思います

 子供を守る責任ある立場をしっかりと自覚しているからこその自発的な活動ではないでしょうか?

 自らが考えて、市民の皆様の為に必要という部分に対して、仮に予算が伴うのであれば、その部分はしっかりと認めるべきです。

 また、災害時のマニュアル策定についても、保護者の方より厳しい意見がありましたが、真摯に受け止めて改善していただければ嬉しく思います

 これからも警察や消防という人の生命財産を守る立場の機関との連携を進めるべきと感じました。

 担当部の部長を始めとする職員としては、いろいろと厳しい意見もあったかと思いますが、改善に向けて努力していただければ幸いです

 メモをする手も大変疲れましたが、国立市の保育園がより良いものになって欲しいという保護者の期待を議員として受け止める機会をいただき、心から感謝致します。

 また、こういった機会がありましたら、時間の許す限り参加したいと思います

 以下の写真は、国立市発達支援室の案内です。

 私もとあることで相談したところ、大変丁寧にいろいろなことを教えていただき、不安な気持ちから解消されたことを憶えています

 素晴らしい担当職員が親身になって相談に乗っていただけますので、是非ともお気軽に連絡下さい。

 国立市発達支援室042-580-1282(電話受け付けは、月曜から金曜日の午前10時から午後4時です)国立市富士見台3-21-1

 学童保育所の防災防犯マニュアルです。

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