石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

2月10日本日は議会改革特別委員会による市民の意見を聴く会に参加しました

2010年02月10日 | Weblog
 こんにちは、国立市仮称環境基本条例制定特別委員会副委員長を務めている石井伸之です。本日は午前10時より私たち自由民主党新政会会派への議案説明、午後2時からは環境基本条例制定特別委員会において条文内容の精査が行われ、午後7時からは議会改革特別委員会による市民の意見を聴く会が総合体育館2階で実施されるので、そちらへ参加しました。

 議案説明の前に市長より、不在になっている教育委員と教育長、人権擁護委員の人事提案についての話がありましたので、事前に可否の判断を市長へ伝えて行きたいと思います。

 3月議会へ提案される議案については、上原前市長時代と違って真っ向から反対するものはありませんが、幾つかの議案について意見を述べたいものがありました。その後、平成22年度予算についての説明では、10億円を超える臨時財政対策債という名前の借金と4億円を超える財政調整基金という市の貯金を取り崩すことによって、なんとか予算書の帯を結んだという状況でした。

 今後懸念されるのは、リーマンショック以降の税収減がどこで底を打つのか見えないところで、既に法人市民税の減収は顕著なものになっており、それにつられるかのように来年度はさらに個人市民税などが下降線を辿ると予測されます。

 その中で、今年10月からのたばこ税について概ね4割程度値上げされることになっておりますが、果たしてそれが増収に直結するのかは微妙なところです。増税しなくとも、平成21年度において3億6000万円を予測していた国立市へ入るたばこ税でしたが、3月の予測では3億4500万円を見込んでおり、1500万円ほど減少しております。

 300円から400円程度へ値上げされることによって、税収増に繋がるか分からないところを見ると、下手な増税よりも景気回復に向けて世間にお金が回る方法を見出すべきであるように思います。

 話しは予算に戻りますが、積み残しという形で予算には計上できなくとも平成22年度に実施して行く施策の中に、3人乗り自転車のレンタル制度実施が入っており、警視庁の規格に適合した3人乗り自転車は安くとも5万円と言われておりますので、6歳未満から2歳までの子供がいる期間は数年しかありませんから、その期間にレンタル自転車を利用していただきたいものです。

 午後2時からの環境基本条例制定特別委員会では、条文内容の精査、3月議会初日に行われる中間報告内容の確認、市民へ草案を説明して意見を聴く会開催日の確認が行われました。

 委員会後に他の議員と3月議会についての意見交換を行い、その後、インターン生と合流してから議会改革特別委員会による市民の意見を聴く会に参加しました。20名ほどの方が参加する中で行われ、様々な意見がでておりました。

 参加者からは、暫時休憩中に何が行われているか説明してほしいという質問には、15分以上休憩が続く際には議長が傍聴者へ説明する方向で検討しているとの話がありました。

 それ以外にも「やじがうるさい」「居眠りをしている議員がいる」「議会だよりへ各会派の賛否を掲載して欲しい」「人事案件について各議員の投票行動が見えるようにしてほしい」「議会として市民の意見を聴く会を定期的に開催して欲しい」「趣旨採択はグレーで分かりにくい」「議論の質を高めて欲しい」といった意見が出されておりました。

 議会改革特別委員会は当初2月26日の3月議会初日に議会へ調査内容を報告して委員会が消滅する予定だそうですが、これらの問題や議員定数削減などをしっかり審議する為にもじっくりと時間をかけた中で委員会内の議論をまとめていただきたいと思います。

 議員の一人として市民の皆様の意見を聴いていると、もっともっと情報を公開して欲しいという意見に対して、議会側としては情報公開条例などであらゆる公文書類が全て公開され、議会のインターネット中継も始まり情報を公開しているという説明がありましたが、更なる方法で情報を公開して欲しいという市民意見に対して溝があるように感じました。

 できれば「○○の情報を公開して欲しい」という意見をいただければ、もう少し議員側としても明確な答えが出せたように思います。

 隣に座ってその様子を聴いていたインターン生は、数ページに渡ってビッシリとその様子をノートに書き込んでおり、そう言えば趣旨採択などの議会用語を伝えていなかったので、そういった単語についても今後はかみ砕いて伝えることによって、議会に対する理解を深めて欲しいところです。

 今日の会を生かして私としては、少しでも議会の日常をこの日記をお伝えできるように、努力して行きたいと思います。

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