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鉱物の部屋へのいざない

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島4

2012-12-07 11:17:45 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、行ってみたい島として端島(軍艦島)を挙げました。端島は既に様々なジャンルの作品の舞台にもなっており、今では最もメジャーな無人島です。旅行会社が軍艦島ツアーを組むような人気スポットでもあります。一度は行ってみたい気がしますが、マイナー好みにとっては魅力度は落ちたと言ってもいいかも知れません。

行ってみたい島として、知られざる島を思い付きました。

それは蓋井島(ふたおいじま)です。そこは山口県下関市吉見港の西、約8kmにあります。私がその島を知ったきっかけは数年前に福岡市地下鉄のホームで見た読売新聞の写真です。

Photo

この写真を見た瞬間、我が目を疑いました。

上の写真をクリックして拡大してみて下さい。そのマグマの水玉のサイズに驚くと思います。手前の舟に乗っている男性のサイズと比べると、それらの岩に見られる模様の巨大さが分かると思います。この写真を見た時に日本には知られざる島があるものだと思い、思わず写真を撮りました。

読売新聞によれば、花こう岩の白い部分と苦鉄質火成包有岩となる黒いマグマがそれぞれ粘性が高かったため、それぞれが液体状態で共存していたことを示しているらしいのです。島では古くから「幕紋(まくもん)岩」と呼び、釣り人らの間には「斑(まだら)岩」の名もある、との事です。

巨岩好き、地質好きにとってはこの光景は無視できないと思います。蓋井島にも機会があったら行ってみたいと思います。

思えば、知られざる島は他にも沢山あると思います。

東京湾にも無人島があります。それは猿島です。神奈川県横須賀市にあります。この猿島には比較的アクセスが良い為、私は東京に住んでいた頃に一度行った事があります。軍事要塞跡の廃墟が印象的でした。

今、思うに猿島に行った頃の私には鉱物趣味はありませんでした。

今回、石のブログで「島」を話題にしておりますが、それは石との関連性で書いているつもりでした。しかし、「島」と「石」とは直接的には結び付きません。ただし部分集合的な関連性があります。どうも「島」と「石」は包含関係にあるようです。


コメント
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