いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

しかし、うるせいな都議会議員選挙

2005-06-18 | Weblog
 平成7年からは、自らが候補者となったので、区議会、都議会、国会選挙と、あらゆる選挙に、それなりにかかわってきた。それ以前は、松原仁都議(当時)の応援団、亡新井将敬代議士の後援会会員として、やはり選挙にはかかわってきた。

 それが、今回は「業界」にいながら、門外漢である。まずは無所属であるので、大田区で応援する候補者がいない。次に、旧自由党の人間関係があるが、「民主党には絶対に政権を取ってもらいたくありませんが、○○候補には是非とも…」などという、ややっこしい応援弁士は、どこの候補者もご免だろう。

 結局、粛々と区政の仕事と、経営者としての仕事を毎日こなしている。しかし、蒲田駅に近い事務所で仕事をしていると、ウルセイな!あの、連呼と、異口同音に言っていく「都政を変えます」というフレーズ。

 その渦中にいるとわからなくなるが、駅前で絶叫している候補者には「仕事のジャマだから絶対に投票しない」と、思うのがフツーの感覚だろう。私も以前、同じことをやって、同じように、近隣の顰蹙をかっていたのだ、と思うと恥ずかしくなる。

 名前の連呼や「都政を変えます」という、誰でも変わらないフレーズではない差別化を候補者もしないと、有権者は選択しようがない、と冷めた目で思った。先日、黒装束の大学生の就職試験の有様を書いたが、選挙も同じだ。みんな、同じように「都政改革」を訴え、名前を連呼していたのでは、どうやって選べというのか。

 次の自分の選挙からは、大反省して考えたいと思った、蒲田駅前の「騒音」であった。

 頑張れ!都議選の候補者の皆さん。きっと、変えてネ!お役人天国、東京都。

だから言ったじゃん!区内老人介護施設で、またまた感染症発生!

2005-06-15 | Weblog
先日の一般質問で、老人介護施設入所時に、各種検診をして、所内での感染症防止をすべきで、これには、現行制度では医療保険も介護保険も利用できないから、大田区の生活習慣病検診制度の要綱を少し変えて、実施せよ、と迫った。が、東京都からこの4月に出向で来た保健所長(医師)は、あっさり「そのつもりはありません」ときた。

 大体、臨床経験もない(研修医ではやっただろうが)者が、現場の事をわかったように判断する態度が気にいらない。実は、質問でも述べたが、区内の老人介護施設で、昨年は結核が発生して大騒ぎになったことがあった。入所者は隔離され、すべての面会は謝絶。これなども、入所前に、胸部レントゲン撮影など検診をしていれば予防できただろう。

 そして、最近、別の区内老人介護施設で、皮膚の感染症である「かいせん」が発生して、所内で高齢者や職員に感染してしまったのだ。

 こいつに感染すると厄介らしく、職員は、発泡剤の入った風呂に入浴してから帰宅しなければならないという。

 兎に角、早急に対策を講じるべきである。さらに、これら施設の問題点を述べれば、介護施設入所者には、医療保険(健康保険)での受診が認められていないのだ。入所者が、調子が悪くて、近隣の病院で受診した場合、厚生労働省令で定められた薬と検査以外は、一切健保で算定されない。では、自費か、というと、これも「混合診療」ということでダメ。

 つまり、簡単に言えば、入所者は病院に行くな、薬は飲むな、というのが、どうやら「お国」の見解らしい。

(参考)
*入院する場合には、保険で算定される。
*施設には、薬剤師がいるので、調剤は出来るが、いかなる保険制度でも算定されないので、これは施設の負担となるので、現実的にはできないだろう。



気持ち悪い黒装束の若者がPIO(大田区産業プラザ)に!

2005-06-14 | Weblog
 元のやっちゃ場(野菜市場)には、東京都と大田区が作った、大田区産業プラザがあり、中には、信用保証協会やら、区の産業経済部など、中小企業振興や、商店街関係の諸団体が入居している。

 以前からバカな設計だと思っているのだが、建物が三角形をしてる。三角形の角の部分は、正に設計やの自己満足である。その部分はまったく使えない。きっと、お役人は「都市のアミニテイ」とか能書きをつけるのだろうが、自分でお金を払ったとしたら、そんなムダな部分を作るだろうか。

 さて、今日、産業経済部に打ち合わせに行った帰り、この建物から、異様な集団が出てくるのに出くわした。全員、揃って、黒いスーツを着た若い男女が、アリさんのように出てくるのだ。なんじゃ、新興宗教の集まりか!

 違う。看板を見ると「某最大手旅行会社筆記試験会場」とある。なに、あの憎き、いや、素晴らしい旅行会社の試験なのか。それにしても、なぜ、皆、黒い葬式のようなスーツなんだろう。

 みんな、平等大好きなセンセイ達に教えられたろうに。「あなたらしければいい」と。なんんで、突然、「あなたらしく」なくなっっちゃたのよ。きっと、貴方達は「日の丸は、血の色」と教えられたのだろうし、そう思っているのだろうけれど、面接で聞かれれば「素晴らしい旗だと思います」と答えるのだろう。

 全員が同じ色のスーツを着ていて、どうやって選抜せよと言うのか。個性はどこにいっちゃたのさ。日教組や全教が大好きな平等教育は、結果として「人と違うことを怖がる」つまらない若者を作ってしまたようだ。

 旅行会社に入社したら、添乗員として一発芸のひとつもしなければならない。他社の営業と、取り合いもしなければならない。奇抜な発想の企画も考えなければならない。皆と同じスーツを着て「旅行が好きなので、お客様に楽しみを…」等と言う、聞き飽きた学生は不要だ。

 まあ、あの会社なら、そんなヤツでも、いい大学ならとっちまうかも知れないな…何しろ、元財団法人だから。

 頑張れ、個性のない黒装束の集団!

またまた、きました区議会海外視察の賛否の季節

2005-06-13 | Weblog
 臨時会が終わり、第二回定例会も残すところ2日。そろそろ出てくるのが、今年度の海外視察の話だ。大田区議会議員は、任期中(4年)の間に、約80万円の海外視察(だいたい欧州方面)、約60万円の姉妹都市セーラム(米国)訪問、約40万円の友好都市北京市朝陽区訪問の親善訪問に参加できる。

 はたして、公費を使って、それも旅行会社のカモのような高い費用で、区議会議員が海外視察や親善をする必要があるのか、甚だ疑問である。また、もっと問題なのは、議員本人も知らないうちに、議員本人が請求し、受領したとする「旅費請求精算書」が作成され、公文書として保管されている点である。

 実際に旅行会社に支払った額とは関係なく、条例や関係法規によって、定められた、航空運賃、宿泊料、支度金などが定額で支払われ、本来の領収書などは「公文書」としては存在しない。(但し、これは現行規則上、合法であるが…)

 区議会では、自民党、民主党(旧会派名)、大田区の未来を展く会(旧会派)、生活者ネットワークが、視察に実際に参加した。公明党は視察には反対しないが、現状では不参加というスタンスだ。

 そして私は、平成11年にセーラムに親善訪問に行って以来、海外視察2回分の権利を放棄。今期は、親善訪問にも参加しない。

 区議会議員が、海外に出かけて見聞を広めることは、区政にとってマイナスでは決してない。が、自費か、区政調査費(会派に支給されている調査費)で行けばいいと思っている。

 結局、今年度は当初参加を表明したのは、自民党所属議員だけ、という結果となってしまった。私は、必要な調査項目があれば、自民党だけであっても、正々堂々と出発すべきだ、と思っているが、どうだろうか。

 すくなくとも、私は永遠に行かないが、参加される議員には、見聞を広め、区政のために生かせる視察をされるよう願ってやまない。それが、区民支持を得る視察の最良の方法である。


喫煙場所は官尊民卑?

2005-06-10 | Weblog
 今日は、初めての健康福祉委員会である。議員になって6年間、常任委員会は都市整備委員会以外になったことがなかった。街づくりに関しては、相当に勉強させてもらった。しかし、健康も福祉も「素人」なので、いささか張り切って出席した。

 今回は、議案はひとつだけ。大田区特別奨学金条例廃止条例というものだ。これは、生活保護法の改正で、高校生に対し、生活保護の生活扶助費で学費相当額が支給されることになったので、保護世帯向けの特別奨学金を廃止する、というものだ。

 生活保護については「過度な福祉は、人の生きる炎を失わせる」という持論から、見直しを訴えているが、その子供達には頑張って欲しいと思う。今回の廃止により「生活保護世帯の子供は私立高校に行くな」という、国の方針が明確に感じられる。

 大田区の特別奨学金は、公立と私立にわけられており、また、基本部分を弁済すると、特別部分の返済を免除する、という「福祉」と「貸金」をうまく組み合わせており、全国的にも良い制度であると思うが「ナショナルミニマム」の実現で、かえって後退することになる。国の制度と、現行の区の制度廃止との乖離をうめる工夫を区当局には期待したい。

 陳情の一件目は、ゆうゆうクラブ東六郷(高齢者の集会施設)において、館内禁煙となり、厳寒の日や雨の日に外で喫煙するのは、あまりにも惨めなので、改善して欲しい、というものだ。

 この施設は、私の住まいの近くにあり、よく知っている。もっともな話である。この施設では、数年前に「8トラのカラオケでは古いのでなんとかして」という陳情があり、知人の喫茶店のお古のLDをもらってきたら、区が「寄付行為になる」などと、理由をつけて拒まれた経験がある。(その後、無事決着)今回の陳情も、最もな内容だ。

 大体、わが国は、新しい法律が出来ると過剰に反応しすぎである。先日も書いたが、個人情報保護法もしかり。お役所は「普通に法の趣旨を考える」ということが苦手のようで、大騒ぎをする。健康増進法第25条では、「分煙化」を求めているが、公共施設の建物内禁煙は要求していない。

 担当課長は、区内21施設のゆうゆうクラブの館内喫煙施設は考えない、法の趣旨をご理解頂きたい、と「お役所お得意の」出来ない理由すら述べずに逃げまくる。この施設には、屋根のついた駐輪スペースがある、そこに工夫して雨風があたらないように工夫できないか、との私の提案にも、その考えはない、ご理解頂きたい、ときた。理解できんね!

 ではうかがうが、区役所本庁舎の各階には、職員用のリフレッシュコーナーというのがあって、税金で作った排煙設備が完備している喫煙室があるではないか。職員の皆さんは、ここを勤務時間中にも、よく利用されている。ところが、区役所来庁者である区民は、区役所の外にある灰皿のまわりで喫煙する。これは、課長さんおっしゃる健康増進法の趣旨をご理解されたうえでの所業かね?

 高齢者は外で吸うことに「ご理解を」、区職員は勤務時間中にも、いつでも暖かい(夏は涼しい)お部屋で喫煙。ご理解できんよ。やっぱり。

 私は、タバコを吸わないし、あのニオイは極度に嫌いだが、分煙化の中で、喫煙者に対する配慮は必要であると思う。課長さんの再考を願う。

[追記]委員会終了後、区幹部から、リフレッシュコーナーは区民も使えるはずだ、との反論があった。各階にそんな表示は、どこにもないし、まして、区民に利用されたら、職員が困るだろう。区民はきっと言う。「えっ!区職員はこんなに、勤務中休憩してるのか」。区役所に行ったら、是非、各フロアにあるリフレッシュコーナーをお訪ねください。飲み物は安いし、喫煙できる。区民に開放されているそうだから…


第二回定例会一般質問(全文)

2005-06-09 | Weblog
 民主・自由・未来の犬伏秀一でございます。議員になって、はや6年、悪夢のような9.11の結果、自己破産寸前の急降下の人生も経験し、区民の辛さ、中小企業経営者の苦悩を身をもって体験をしてまいりました。
そのような民間の現場から、一歩区役所に足を踏み入れると、そこには別世界があるのです。「区民のため」「区民とともに」と機会あるごとに語られてはおりますが、残念ながら本質的には、お役人の皆さんが民間の気持ちを理解することは困難だと思っております。これは、男女の関係にも似ております。男性には女性が本質的にはわからないし、女性にも結局のところ男性のことはわからない。姿形はわかる、実際にはわかったつもりではいるが、わかっていない。お役人と区民、納税者の関係もそんな気がしてならないのです。
しかし、それであっても、少しでも理解しよう、区民の目線で、と努力されているお役人も少数ですがいらっしゃる。ところが、まだまだ、それは少数派で、区職員全体の姿にはなっていないのが現状であります。今回も、そのような視点から、いくつかの問題を指摘してまいりますので、真摯なご答弁をお願い申し上げます。

 まず最初に、京浜急行立体交差事業におけるまちづくりについておうかがいいたします。
現在、立体交差にともなう工事が各工区において進捗しておりますが、京浜蒲田、糀谷、雑色の三ケ所の駅前広場を含む再開発については各地とも難儀をしているようでございます。京浜蒲田地区では、区が一度かけた梯子を持って逃げるかの如き時期がありましたが、現在では街区をわけてのプランで検討がされております。また、もっともすすんでいる糀谷駅前地区においては、すでに再開発準備組合が設立され、都市計画決定にむけ、権利変換の具体的な数値が地元に提示され始めました。それによりますと、平均の権利変換率は1.27.つまり、10坪の土地をもっている方には、12.7坪の床がもらえる、ということです。ところが、この地区には、借地権者の方が多くお住まいのため問題が複雑化しております。借地権者と底地権者との権利割合はおおむね6:4から7:3であります。すると、借地権者の変換率は0.75程度になります。すなわち、10坪の借地権者は7.5坪の床と交換することになります。これが、都市計画決定の同意のハンコが取れないネックにもなっております。
 これを解決するには、2つの手段があります。ひとつは、区の負担額を増やすことです。現在19億円あまりと見られている公共施設管理者負担金を増額する、補助金を増やす、または、再開発ビル内に区の施設を増設し、若干高値で購入する、などが考えられます。しかし、いずれも、一部区民の私有財産の価値を高めるために、税金が投入される、という見方もできますので、高度の政策判断が必要になり実現は厳しいと思われます。
もうひとつの方法は、区には何等負担にならない手段であります。現在の予定では、糀谷駅前広場を中心に東西に環状八号線沿いの再開発エリアは、ひとつの街区として設計されています。そうすると、全体で北側斜線、日影規制をクリアしなければなりませんから、建物のボリュムが抑制されてしまいます。結果、保留床が少なくなり、保留床処分金も減ることになります。そこで、この際、この再開発地区の街区を、羽田側東側街区、中心の駅前広場街区、蒲田側西側街区に三分割して都市計画決定されることを提案いたします。そうすることにより、北側斜線等はそれぞれの街区単独で考慮すればよいことになり、建物の形状に余裕が出来、保留床面積も相当数増えることになります。結果、権利変換率があがり、借地権者の生活破壊も最小限になるのです。さまざまな法規制があることは承知しております。しかし、そもそも、地元発意の再開発ではなく、行政主導の再開発であった歴史的事実を認識され、大いに工夫されるよう望むものであります。糀谷の成功が、残り三ケ所の再開発の呼び水にもなることは明白でありますので、なんとしても地元地権者の理解を得る必要があるのです。お考えをおうかがいいたします。

 次に、蒲田駅ビルのリニューアル計画による、蒲田駅東西のまちづくり、商店街への影響についておうかがいいたします。
蒲田ステーションビル株式会社は、先月、突然テナントの集まりである名店会の解散を各テナントに通告をいたしました。もれ聞こえる情報によれば、2年後には全テナントに退去をさせ、東と西をリニューアルし、線路上にも建物を新築する、という壮大な計画だそうです。その経営には、蒲田ステーションビルではなく、JR東日本直営の会社があたるとも言われております。昨年、JR関係会社が大手設計会社に対し、駅ビルに関する調査を依頼していたことからも、大変気になる動きであります。蒲蒲線を含めて、蒲田のまちづくりや商店街に、激震を及ぼす計画であります。当然、大田区に対しても何らかの接触なり、相談があったことと思いますが、見方をかえれば大きなチャンスでもあります。大田区もこの計画に便乗して、区の「表玄関」である蒲田駅東西を整備するべきだと考えますが、本計画について現在、明らかにできることを含め、お考えをうかがいます。

 つづいて、介護保険についておうかがいいたします。
現在の介護保険制度は、5年前にイギリスやスウエーデンのように租税をもって行って公的介護行っていたものを、ドイツ型の保険制度に大きく変えたものであります。しかしながら、一見ドイツ型のようであるものの、①財源に公費が半分あてられていること②区市町村が保険者になる③介護認定をコンピューターで行う④現金給付がない、といった違い、問題点があることは専門家の多くが指摘していることであります。制度そのものについては、国の介入が相当あろうと思われますので、区で出来る問題解決につきおうかがいをいたします。まず、介護老人保健施設、いわゆる老健についておうかがいいたします。老健は、一昨年までは区内1施設だったものが、1ベットあたり600万円の補助金が支給されるということもあって、現在すでに4施設が稼動しており、2施設が計画中であります。すでに、平成19年度までの区の目標ベット数は、ほぼ達成する勢いであります。
しかしながら、介護老人保健施設の本来の、施設介護で自宅に戻す、という目的とは違った使われ方をしているのも現状です。3ケ月しか施設にいられないため、老健めぐりを繰り返す高齢者の方もおり、また、それを奨励しているとさえ思えるケアマネージャーもいるようです。この施設めぐりの結果、施設内での感染症などの予防が手薄になっております。高齢者の方は、免疫力、抵抗力が低下している可能性があり、院内感染の予防は重要課題であります。昨年、区内の老健施設において結核が発生し、大騒ぎになったことがありました。入所者は隔離同然とされ、家族などの面会も禁止されたのです。医療機関から入所される方については、医療情報が詳細にわたっておりますが、在宅から、もしくは他の施設からの入所の場合には、ほとんど医療情報がありません。施設には常勤の医師の勤務が義務づけられておりますが、医療行為はできず、また、検診する設備もありません。介護保険においても、医療保険においても、老健施設入所前の検診を認めていませんので、もし入所前検診を実施するとなると、自己負担か施設の負担となります。そこで、これら院内感染を予防するためにも、入所前検診を大田区の補助で行うべきであると提案いたします。幸い、すでに区民対象の生活習慣病検診は現在、区の全額負担で行われておりますので、この実施要綱に手を加えればすぐにでも出来るものと思われます。お考えをお聞かせください。

 次に、介護認定のバラつきについておたずねをいたします。
現在の介護保険制度では、介護度は要支援、非該当を含め7段階にわかれて付与されますが、これのバラつきが目立っております。介護度認定にあたっては、まず85項目の質問項目に答えていくのですが、多くが「自分で排尿・排便の後始末ができるか」などという質問で、対象者の主観、希望的な回答になる可能性がございます。医師の意見書、認定審査会による二次判定により最終決定されるのですが、本人の問診から得た、コンピューター判定による「要介護認定等基準時間」という物差しによる第一次判定が基本となっています。73項目にわたり、ない、ときどきある、ある、と回答するのです。そもそも、人間の行動のひとつを取り上げてイエス・ノー・バットの三通りで認定するという現行のシステムは、あまりにも乱暴だと思わざるをえないのであります。結果、実際の状態より介護度が低い認定となり、支給額も実際に必要な介護に比較して低い額となってしまいます。より、客観的な介護度認定をおこなうための方法など、お答えください。

 最後に、区立学校における問題についておたずねをいたします。
現在区立学校と本庁舎との間では、交換便という制度があり文書などを配送しております。そして、月に2回集中交換と称して、区立生活センターに各学校の用務主事が集まり、現金や通常の交換便に入らない物品の交換業務をしております。一見合理的なようですが、今どきなんとも前近代的な感がするのです。現金であれば、銀行振り込みでのやり取りが事故防止の観点から良いでしょうし、物品であれば、月2回大きな車を回せばいいと思われます。費用から見ても、区立学校の87人の用務主事が午前中一杯この作業にかかったと仮定すると、区職員の平均時給を3500円とすれば、一校あたり10500円。集中交換一回913,500円、月額1827000円もの費用がかかる計算になります。私は、実は、この集中交換を続けるのには、合理性やら色々と理由をつけているものの、実は、組合活動への便宜供与ではないか、と疑っております。実際に集中交換の現場では組合幹部が取り仕切り、組合の連絡事項を伝達しているとのことです。このような、不透明かつ、不経済、前近代的な集中交換は即刻は廃止すべきであると思いますが、実態と廃止することにつきお考えをうかがいます。

 次に、学校職員の勤怠につきおうかがいいたします。
以前指摘をさせて頂いた学校での問題については、一時は改善されたのですが、のど元すぎればなんとやら、でまた戻ってしまった学校も多くありますので、改めて指摘させていただきます。最近、増えてきた勤怠上の問題は、学校への自家用車通勤と公有地の車庫利用。これは、通勤手当の不正受給にあたり、詐欺罪にあたります。また、女性学校職員の定年まで几帳面にお取りになる生理休暇もまったく改善されておりません。母性保護のための法律の趣旨は遵守すべきですが、常識を超越した取得は権利の乱用と断じておきます。さらには、用務職員の時間内退勤は、区民からも通報があります。民間委託反対を叫ぶことはご自由ですが、まずは自らの襟元を正し、学校公務員である自覚を持って、規則や法令を遵守する態度がないとすれば、納税者は許さないでしょう。また、組合幹部が一部職員の転属につき区当局に何らかの要請をし、その結果、謝礼を受け取っている、この幹部と仲良くしておかないと昇任試験に合格しない、等の話がまことしやかに学校現場では流されております。そのような事実は、ありえない事と思われますが、本庁管理職の目が行き届かない学校現場ではより厳格な勤怠服務管理が求められるのです。ただいま例示した事案を含め、教育委員会の現状認識と対応をおうかがいいたします。
(以下は、時間が足りなくなり割愛)
 昨年来、異常な行動を取る教員が大田区で大きく報道され、全国の教育関係者の間でも、有名地になってしまったことは誠に残念であります。しかし、実際に学校を訪問してみると、これらの教員は氷山の一角であることがわかります。教員として自信がなく、長期にわたり休職している者。出勤しても自習ばかりで、授業放棄する教員。うつろな目で覇気のない教員。なんでこんなのを採用したのか疑う教員が各学校に必ず存在しています。これらの教員をすべて免職にしたら、学校が成り立たなくなるだろう、とさえ思えるのです。労働者として採用した責任がありますから、勤務を継続させる必要がありますが、相手は子供たちです。精神的に不安定な教員を「師」として教育を受ける子供たちこそ不幸であります。人事権の問題があり、そう簡単でないことは承知しておりますが、これら「要注意」の教員を大田区独自に更正させる仕組みが考えられないものか、うかがいます。大田区で数年間、見過ごしてしまえば、次の転勤地で又、被害に会う子供たちがでるのです。強い態度での英断が必要であると思います。
(ここまで割愛した)

 私は、先週、城南地区最大の六郷神社のお祭りに参加してまいりました。あいにくのスコールの中、人々が、地域や国、各家庭の安泰と幸せを祈り神輿を担ぐ姿は、感動的すらありました。また、昨日の対北朝鮮戦の日本人サポーターの海を越えての応援、すばらしいと感じたのは私だけではないでしょう。どうか、理事者のみならず、大田区職員すべてが、区民生活という神輿の担ぎ手として、またサポーターとして自覚を持って業務にあたっていただくことを強く要望して質問を終わります。





お試しあれ!炭水化物ダイエット

2005-06-08 | Weblog
 最近「痩せたね。ガンじゃないの」と口の悪い友人達に言われる。そう、なんと、ここ数ヶ月で6キロも痩せたのだ。人間ドックの結果でもガンではない。

 実は、区役所唯一の議員に対する福利厚生が人間ドック助成金。年に一回3万何がしかの補助金が出る。これを利用して、昨年受診した。所見は、脂肪肝で「要観察」。肝臓がホアグラ状態だと医師から、白く濁ったエコー写真を示された。このままだと、肝硬変から、最悪の場合はガンになるゾ!と脅かされた。

 そいつは大変、とプールに行ったり、テニスをしたり、と運動したが痩せない。そこで見たテレビ番組、あるある大辞典。カロリー制限なんかする必要はない。炭水化物を半減すれば、確実に痩せる、という実験があった。90キロを超える実験者6名が、2つのグループにわかれ、一方は、カロリー制限をするが、炭水化物は普通に食べる。もう一方は、カロリーは無視。肉食べ放題、ビールも飲む。但し、炭水化物だけは食べない。

 結果、後者の大幅な勝ちであった。こいつなら出来るぞ。ビールもOK、バイキングも大丈夫。よっしゃ、とばかり始めた。いや痩せる、痩せる。数ケ月で、ウエスト86cmが、82cm。体重76キロが、70キロ。体脂肪率23が18、内臓脂肪率13が10。その結果受診した今年の人間ドック。すべて「A」。医師からは「よく頑張りましたね」と、お褒めの言葉を頂いた。

 簡単である。ご飯、パスタ、ピザ、うどん等を「半減」するだけだ。一膳食べるご飯は、半分。パスタ、ピザなどは食べないようにする。まったく摂らないと、頭がボーとするので危険だ。減らすことが長続きのコツだ。

 出来ない理由を言わない!人間のダイエットも、行政のスリム化も同じこと。


ボランテイアはいいから会社や自営頑張って!

2005-06-07 | Weblog
 区内には、多くのボランテイア団体がある。社会教育団体、社会貢献団体、PTA関係団体、青少年育成諸団体、町会等地縁関係団体等、その数は相当である。これらの活動の根幹を支えていただいているのは、区内の中小企業社長、商店主である。

 ところが、バブル華やかれし頃はよかった。社長や商店主が、地域活動に出かけていても、会社やお店はなんとかなった。ところが、今や、そんな甘い時代ではない。経営者自ら先頭にたって、会社や商店をひっぱっていかなければ、お先は真っ暗である。

 残念ながら、地域活動に熱心な方々の生業は、厳しいのが現実である。以前、金融機関の支店長に、危ない会社の簡単な見分け方をうがったことがある。それは、概略以下のようなものだ。

①経営者が、公職(各種団体)の役職につき熱心になる
②経営者が外車に乗る
③経営者がゴルフでハンデイ、シングルになる
④経営者の夫婦仲が悪くなる
⑤会社、店、家の整理整頓ができない

 昨日も、知人の店にある物を買いに行ったら、看板だけあって、カーテンは閉まっており、閉店した様子である。以前から、地域活動には熱心だったが、店は臨時休業が多かった。ああ!やっぱり。閉まったカーテンが寂しそうだった。残念である。

 はっきり言う。地域活動をやる前に、まずは、自分の会社、店で利益を出すべきである。利益が出てこそ、会社は存続できるし、給与も払える。家族も喜ぶ。借金で苦しんで、納税すら出来ない経営者は、ボランテイアをすべきではない。

 自分や社員さんの食い扶持すら満足に稼げない人間は、人の事は考えなくてもいいとすら思う。よく、成功した人間が「世のため人のためを考えたら会社が成功しました」などと言っている。はたして本当だろうか。成功した結果、そう言えるのではないだろうか。

 町会や各種団体は大丈夫!あなたがいなくても。でも、あなたの社員さん、店員さん、家族は、あなた(社長さん)が頼りです。どうか、ボランテイアは、会社やお店、家族の次に考えて下さいナ。

 腹がたったら、上記の5原則をもう一度見て欲しい。あてはまったら、明日から、ボランテイアは止めて、経営だけに目を向けて欲しい。きっと、3年後には、5年後には、もっと大きな会社に、店になり、社会貢献できるはずだから。



久しぶりに無茶苦茶な忙しさ。これぞ人生だ!

2005-06-06 | Weblog
 最近1週間、日記を更新できなかった。体調が悪いのか、というご心配のメ-ルまで頂いたが、そうではない。パソコンの前に座る暇がない程、忙しかったのである。

 何がそんなに忙しかったのか。差しさわりがある部分(相手があるので)もあるので、詳細には書けないが、概ね以下のようなことだ。

①区職員、都職員が掲示板でバカにして下さった放送大学のレポートが
6科目締め切り。
②区議会一般質問の原稿提出の締め切り(これは不本意である。どうせ、出来ない言い訳の答弁しかしないのだから、出たとこ勝負にして欲しいと思う)
③友人の会社の、私募債の発行手続を受託
④友人の新会社を設立手続き
⑤事務所の引越し
⑥ある雑誌の原稿の締め切り
⑦スカパTVで「大田区アワー」の収録準備
⑧六郷神社の祭礼準備
⑨ある会社のM&Aを受託


 区役所と事務所の間を往復し、毎日朝8時から夜10時まで働いても終わらない。実に楽しい10日間だった。そして、結果として、すべての仕事をクリアした。

 区役所にいると、17時15分になると、エレベターから「待ってました!」とばかり職員が降りてくる。15分に乗れる、ということは、17時には仕事を終わっていることになる。1日15分早く終わると、年3900分(65時間)つまり約3日ぐらい早帰りしている計算になる。幸せなことだ。

 人生は、色々な価値観があるから、それでもいいと思う。ただ、私には到底我慢できない生き方だ。せっかく、人として生まれたからには、24時間、出来るだけ有効に生かしたと思う。

 放送大学に通おうが、会社経営しようが、絶対に他の48人の区議会議員と比較されて、後ろ指を指されるようなことはない。古の賢人は言った。「急ぎの仕事は、一番忙しい人に任せろ」と。

 区内で一番忙しい区議になりたい!


ヘロヘロの二日間by六郷神社例大祭

2005-06-05 | Weblog
 ここ三日間、六郷神社の例大祭でヘロヘロである。議員としてなら、こんなにヘロヘロにはならにのだが、どっぷりのめりこんでしまう性格のため、疲れ果てた。

 昨日は、ほぼ一日、住んでいる町会の山車に乗って「広報班」を担当した。マイクを持つと職業病で、ついつい「いぬぶし、いぬぶし秀一」と連呼したくなるし、人がいると、つい手を振ってしまう。因果な職業である。

 途中、PTAのお母さんにマイクを替ると、次は、子供神輿の声かけ役。最近の子供は、遊びが室内になたせいか元気よく声を出すことに慣れていないようである。そこで、「オジサン」が、大声でワッセイ!ワッセイ!元気出せ~い!と張り切るわけである。後向きで歩くというのは、相当しんどい作業だ。疲れた!

 神輿巡行の途中、午後6時頃だろうか、どしゃぶりの大雨に襲われた。無茶苦茶な雨である。幸い、私は「広報班」の役で、山車に乗っていたので無事だったが、担ぎ手は、びしょびしょになりながら、結局予定通り、午後9時まで担ぎ続けた。

 今日は、顔見知りの町会に何箇所か顔を出した。これが、実は大変なのだ。町会には、それぞれのハッピ(ハンテン)がある。よそのそれを着ていったら大変だ。私は三町会と、神社氏子青年会のものを持っている。三町会には、それぞれのを着ていき、他の場所には、氏子青年会のを着ていく。この作業が面倒である。紙袋に入れてチャリンコのカゴに隠しもってまわる。

 最後は、帰宅してスーツに着替え、ある団体の創立記念祝賀会に出席。夕方には、神輿の御霊抜き(神社に持っていって神様をお帰り頂く儀式)で、神輿を担いだ。さらに、夜はナオライ(鉢洗いという事もある)。つまり、祭りから、普通の生活に戻る(直る)儀式である。儀式といっても、早い話飲み会である。

 はたして、家に帰ったのは何時だか記憶にない。肩は腫れているし(神輿で)、頭は痛いし(酒で)、ヘロヘロである。

 またまた、はんせ~い