いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

だから言ったじゃん!区内老人介護施設で、またまた感染症発生!

2005-06-15 | Weblog
先日の一般質問で、老人介護施設入所時に、各種検診をして、所内での感染症防止をすべきで、これには、現行制度では医療保険も介護保険も利用できないから、大田区の生活習慣病検診制度の要綱を少し変えて、実施せよ、と迫った。が、東京都からこの4月に出向で来た保健所長(医師)は、あっさり「そのつもりはありません」ときた。

 大体、臨床経験もない(研修医ではやっただろうが)者が、現場の事をわかったように判断する態度が気にいらない。実は、質問でも述べたが、区内の老人介護施設で、昨年は結核が発生して大騒ぎになったことがあった。入所者は隔離され、すべての面会は謝絶。これなども、入所前に、胸部レントゲン撮影など検診をしていれば予防できただろう。

 そして、最近、別の区内老人介護施設で、皮膚の感染症である「かいせん」が発生して、所内で高齢者や職員に感染してしまったのだ。

 こいつに感染すると厄介らしく、職員は、発泡剤の入った風呂に入浴してから帰宅しなければならないという。

 兎に角、早急に対策を講じるべきである。さらに、これら施設の問題点を述べれば、介護施設入所者には、医療保険(健康保険)での受診が認められていないのだ。入所者が、調子が悪くて、近隣の病院で受診した場合、厚生労働省令で定められた薬と検査以外は、一切健保で算定されない。では、自費か、というと、これも「混合診療」ということでダメ。

 つまり、簡単に言えば、入所者は病院に行くな、薬は飲むな、というのが、どうやら「お国」の見解らしい。

(参考)
*入院する場合には、保険で算定される。
*施設には、薬剤師がいるので、調剤は出来るが、いかなる保険制度でも算定されないので、これは施設の負担となるので、現実的にはできないだろう。