いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

またまた、きました区議会海外視察の賛否の季節

2005-06-13 | Weblog
 臨時会が終わり、第二回定例会も残すところ2日。そろそろ出てくるのが、今年度の海外視察の話だ。大田区議会議員は、任期中(4年)の間に、約80万円の海外視察(だいたい欧州方面)、約60万円の姉妹都市セーラム(米国)訪問、約40万円の友好都市北京市朝陽区訪問の親善訪問に参加できる。

 はたして、公費を使って、それも旅行会社のカモのような高い費用で、区議会議員が海外視察や親善をする必要があるのか、甚だ疑問である。また、もっと問題なのは、議員本人も知らないうちに、議員本人が請求し、受領したとする「旅費請求精算書」が作成され、公文書として保管されている点である。

 実際に旅行会社に支払った額とは関係なく、条例や関係法規によって、定められた、航空運賃、宿泊料、支度金などが定額で支払われ、本来の領収書などは「公文書」としては存在しない。(但し、これは現行規則上、合法であるが…)

 区議会では、自民党、民主党(旧会派名)、大田区の未来を展く会(旧会派)、生活者ネットワークが、視察に実際に参加した。公明党は視察には反対しないが、現状では不参加というスタンスだ。

 そして私は、平成11年にセーラムに親善訪問に行って以来、海外視察2回分の権利を放棄。今期は、親善訪問にも参加しない。

 区議会議員が、海外に出かけて見聞を広めることは、区政にとってマイナスでは決してない。が、自費か、区政調査費(会派に支給されている調査費)で行けばいいと思っている。

 結局、今年度は当初参加を表明したのは、自民党所属議員だけ、という結果となってしまった。私は、必要な調査項目があれば、自民党だけであっても、正々堂々と出発すべきだ、と思っているが、どうだろうか。

 すくなくとも、私は永遠に行かないが、参加される議員には、見聞を広め、区政のために生かせる視察をされるよう願ってやまない。それが、区民支持を得る視察の最良の方法である。