いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

やるじゃん!区役所駐車場

2007-03-15 | Weblog
私が議員になったばかりの区役所職員の接遇はひどかった。まずは電話応対。代表電話の交換手(当時は公務員)が横柄のなんの。そして、内線で繋がった所管課の電話応対もひどかった。「こちらこそお世話になっています」という、世間では常識的な電話用語すら使えなかった。

 民間企業では、新入社員教育で行うことが、区役所では管理職になっても出来ていない事実には、驚愕したものだった。今でも出来ていないのは、名刺の授受だ。試しに、区職員(管理職を含む)に名刺を渡してみて欲しい。両手で受け取る職員は「皆無」だと思う。そして、その名刺を名刺入れの上に乗せて話をする、という民間営業では当たり前のことも出来ない。いや、誰も教える人がいないのだ。

 名刺のことは、未だに出来ていないし、多分、そのことで区職員課なども危機感はないと思う。相手をする「民」側も「どうせ、お役人だから‥」と、あきらめているのだろう。なにしろ、裏紙を再利用して名刺を印刷して「無礼」と思わない文化があるのだから‥

 ところが、私の初当選以来激変したことがある。それは「お客様」という呼称を、大田区職員が使う、いや、使えるようになったことだ。住民票交付の窓口では、それまで「○○番の方‥」と呼んでいたし、駐車場などには、「来庁者用」などと書かれていたのだ。

 それが、なんと最近は、窓口でも「○○番のお客様」と呼べるようになったのだ。素晴らしい!また、電話応対も格段に良くなってきた。特に、区議会事務局の、ある女性職員さんの電話応対は、デパートの外商担当でも負けるぐらい丁寧で素晴らしい!

 区役所の職員さんも、少しずつだが、シーラカンスのような「労働強化はんた~い」という、自治労イメージから脱皮しつつあるようで、嬉しい限りである。

 今日は、大田北行政センターの駐車場に車を駐車して、またまた感激した。そこには、「お客様駐車場」と書かれていたのだ。素晴らしい!我が国の伝統文化は「形入法」である。すなわち、まず「形」から入って、後に精神性を高めていく。その意味で「お客様」が、とりあえずの「形」でもいいと思う。この一歩から始まって、いつの日か、区職員全員が、心からそう思う日がくるだろうから。



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!