いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

しきたりか?合理性か?ある議案の場合

2007-03-01 | Weblog
 今日は、防災・対策特別委員会である。今日の内容は、大田区国民保護計画が策定されたので、その報告議案についてだった。そして、相変わらずあきれるのは、共産党議員の質問。

共産党:この計画によれば「埋葬料の金額」や「死亡者数の報告書」などが作成されており、こうやって着々と国民を戦争に加担させようと準備をすすめていくのか。

お役人:埋葬料などは、以前から防災計画にも掲載されているものである。

 そこで

私:国民の生命財産を守ることは、国家の最も重要な責務であり、それ以外のことは、その使命からすればたいしたことではない。このような計画が戦後60年の間、作られなかったことがおかしい。やっと、まともな国になった。

 また、委員会では、国民保護計画の「資料編」として、黄色いバインダーに閉じられたものが配布された。1400部印刷し、町会や関係機関に配布するが、加除が簡単なようにバインダーにしたのだという。

 ところが、それとまったく同じ内容だが、製本されオモテも裏表紙も白紙のものが、全議員に事前に配布されていた。なぜ、2種類それも、白表紙なのかを質問した。担当課長の答弁によれば、当初、バインダーを報告議案の「資料」としたが、総務課から「抜き差しできるものは議案としてふさわしくない」と言われ、急遽、議員の数だけ製本したのだそうだ。まったく意味のない、もったいない税金の使い方である。くだらねえ~!!


 さっそく、委員会終了後、総務課に出向いて趣旨を聞く。担当者は、かたくなに「議案としての体裁」を主張する。私は、「製本しなければいけない根拠法、条例、規則を示せ」と詰め寄る。ところが、そんなものはない。長い間の慣習だという。総務課の名言は「しきたりです」と。

 確かに、民主主義は「テマ」と「時間」がかかるものである。しかし、それは意味のある議論のために、であるはずだ。報告議案には「否決」ということはない。さらに、たかだか、「自衛隊の住所」やら「証明書の様式」などが記載された資料編が、議員により加除できた(そんな議員はいないが‥)からとて、議案として何等問題はないはずだ。

 問題なのは、こんな「どうでもいい、しきたり」を後生大事に守っている「お役所」という世界である。救いは、国民保護計画担当の課長が、委員会で「私も犬伏委員と同じ感想を持った」と答弁され、他の区幹部や一般職員も一様に「同意」してくれたことだ。

 変えよう、お役所!変えよう議会!


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