いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

大田区職員の味方は、いぬぶしだけ‥?

2007-03-10 | Weblog
 昨日の大荒れの議会において、私は区議会議員で、ただ一人反対した議案があった。それは、大田区職員の休息時間を廃止する条例改正案である。

 大田区職員の勤務時間は、朝8時半から17時15分まで、昼休みは45分間。これで8時間労働となるはずだった。しかし、どう見ても職員は1時間昼休みを取得しているではないか。なぜ??私は議会で質問した。すると、なんと、午前に15分、午後15分の「休息時間」というものが定められていて、この休息時間15分を昼休みと同時に取得するのが、永年の慣例となっているのだ、という。

 「休息時間」は、手休めの時間であるので、職場に居なければいけないが、そんなことはない。みんな、1時ちょっと前にエレベーターにのる。結局、8時間労働で支給している給与は、毎日15分間不当に取得しているのだ。その額、年10億円!そこで私は、昼休みを45分から1時間にし、休息時間を廃止、勤務時間を17時30分まで、もしくは、8時15分始業にせよ、と訴えた。

 国の人事院規則にも同様の定めがあったが、これも廃止され、勤務時間延長で対応しているようだ。が、大田区職員労働組合は凄い!なんとしても、出勤時間と退庁時間は現行維持を主張。昼休みは45分で結構と申し入れてきたのだ。区職員の90%以上が加盟している職員団体の意見は「職員の意見」と、区側も、この内容で条例を出してきたのだ。

 しかし、まず、区職員労組の意見は、本当に職員の意見か?何人かの職員にインタビュをしたが、みな昼休み45分はきつい、と言っていた。さらに、心ある職員は始業15分以上前に登庁しているので影響はない、とまでいう。

 蒲田駅周辺の飲食事情を考えると、45分では外食は困難である。まして、食事をして銀行などの用事は足せないだろう。とすれば、職員の労働環境の悪化につながり、業務効率にも影響するだろう。さらには、駅周辺の飲食事業者への影響もあるに違いない。

 そこで、私はただ一人「反対討論」を行い、「着席(反対)」を表明した。結局、議案は賛成多数で可決されたが、次の問題は、外食に出た職員が、混雑を理由に、結局1時間の昼休みを自主的に取得するのではないか、という懸念である。やるんだな、きっと‥よく見張っててネ!課長さん。



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