■2021.11.04 今回の紅葉登山は鈴鹿山脈の最高峰「御池岳(1,247 m)」
隣の藤原岳には何度も来ているがここは12年振りの2回目。
御池岳は、滋賀県東近江市と三重県いなべ市に接する鈴鹿国定公園内にある標高1247 mの鈴鹿山脈最高峰。
カルスト台地の名峰「御池岳」はクマガイソウが咲く花の百名山でもある。
山頂の台地は『テーブルランド』と呼ばれ、南北約3km、東西数百mと言われる広大な台地で、全山が石灰岩地質のため、特有のカルスト地形が見られる。雨水による石灰岩の浸食は、ドリーネ、ウバーレ、カレンフェルトなどと呼ばれる摺鉢状の凹地や石塔地形を造り出し素晴らしい風景を見せてくれる。
5:30に自宅を出発。下道で登山口の鞍掛峠を目指す。ナビの通りに来たが何時もより時間が掛かり2時間を越えた。
7:40に峠の駐車場に到着。平日でも9割5分は埋まっている。先行の女性が空いてる場所を教えてくれた。
私もこの時期は長野方面へ足を伸ばすがSNS情報でここに決めた。当然同じような人は多いのだろう。
7:48 登山口まで車道を歩く。
08:01コグルミ谷登山口。北向き斜面の谷で登り始めは日が当たらずチョット寒い。
今日は水平移動が多いのでトレランシューズを履いている。
ブナ、クヌギ、ミズナラなどの広葉樹が多い。鈴鹿のブナが小さいのは原生林でなく再生された二次林だから。
それでも鈴鹿にしては大きな木がある。ダケカンバが無いのは標高が低いからで残念です。
紅葉も5合目〜8合目がピーク。
カタクリ峠を越すと日が差し込み明るくなる。
登山日和。7-8合目がシマリスとの遭遇が多い場所。
この辺りで一本入れる為、登山道脇へ移動しザックを降ろしたらサッサッと小さな動物が動いた。
シマリス見っけ。「かわいい」
保護色で動かないと分かりづらいが標準ズームで何とか狙う。これはスマホでは難しいですね。
登りだしから多くの登山者を抜き去りほぼ先頭に出たのは鈴の音や話し声で隠れるを避ける為でしたが成功です。
リスと出会えた人は少ないようだ。
シマリスの餌が多い。
結構大きなブナです。原生林のブナは半端なくでかい。春に行った籾糠山の原生林は見事でした。
真の谷との出合い。ここは鈴鹿でテントが張れる数少ない場所。
標識の下に道祖神があるが鈴鹿で初めて見た。
ハッキリ行って鈴鹿でこの景色は期待していなかった。
望遠ズームでシマリスを狙っている女性。たぶんドアップの写真が撮れた事でしょう。
本日2匹目のシマリス遭遇。
口の中がどんぐりで一杯でした。
が影に隠れ現れたときには・・・スリムでした。
はっはん。冬のために隠した(蓄えた)のでしょう。でも隠し場所をよく忘れるのが良い所でそこから若木が生えてくる。
御池岳は鈴鹿でも北部にあり積雪が多いので木が曲がっている。
10:15 御池岳山頂。広いカルスト台地でピークらしくない。
山頂を後にして天狗鼻を経由してボタンブチを目指す。もうテーブルランドに乗っかているので大きな登り下りはない。
ボタンブチから見る山腹の紅葉。
この辺りで山岳遭難で無くなった方が過去に2名おり冥福を祈る。
無くなった方は両名とも登山SNSのユーザで私も良く見ていた。
ヒメフウロ:伊吹山、鈴鹿山脈北部の霊仙山など、養老山地北部、四国剣山の一部地域のみに分布。山地帯の日当たりのよい石灰岩地質に生える
ポツンと・・・
ポツンが数本あり。
ボタンブチから御池岳へ戻りカルスト台地の中を鈴北岳へ向う。
テーブルランドの紅葉は既に見頃を過ぎているが至るところにドリーネやカレンフェルトがあり面白い。
苔でできた草原も珍しい。鈴北岳の南斜面で昼食。
琵琶湖や霊仙山、伊吹山、白山、御嶽山が見える。
鞍掛峠まで尾根沿いを下山。
鞍掛峠の由来は858年(天安2年)惟喬親王が藤原良房の追討を逃れ都から逃れる際、ここで馬の鞍を外して休憩をとらせたことに因んで名付けられた。
何の実?
伊吹山に近く冬は重い雪が積もる地域です。
大きな画像は以下で↓
■コースタイム:山行4時間31分+休憩23分=合計4時間54分
駐車場07:48→08:01コグルミ谷登山口→08:19コグルミ谷・タテ谷分岐→08:30長命水→08:55カタクリ峠→09:37御池岳登山道八合目→09:44御池岳・鈴北岳分岐→10:15御池岳→10:22天狗の鼻→10:55ボタンブチ→11:09御池岳→11:21鈴北岳分岐→11:27真の池→11:31日本庭園→11:42鈴北岳11:58→12:27鞍掛峠→12:38鞍掛トンネル東登山口→12:42駐車場
12年振りに登った御池岳の紅葉は素晴らしかった。シマリスにも2匹遭遇でき目的を達成。春のクマガイソウの時期にも花とシマリスと新緑で再訪するのも良いですね。しかし奴(蛭)がでるので時期は考える必要あり。
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