トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

固形燃料用ストーブの自作 其の二

2011年08月02日 | データ
前回製作したコーンの空き缶の固形燃料ストーブでは400ccの水は沸騰しなかった。
そこで其の二を製作する事にした。

※ポイント
1)軽量コンパクトである事
2)固形燃料1つで400ccの水が沸騰できる事
3)殆ど無料の材料で出来る事
4)それ自体で耐風効果がある事
5)シンプルな構造である事

※試作1号の失敗から学んだ事
1)固形燃料の炎はコッヘル底全体に回る事
2)コッヘル底と炎間が開きすぎている事
3)ネット情報での400ccを固形燃料1つで沸騰させた事例は殆ど無いので燃料2ヶ使用できる事

<製作>
100均で四角いスチール製の蓋付き箱を見つけそれをベースに製作
→10cm×7.3cm×4cm(高さ)

高さが少し低すぎ気になる所だがそのままで製作する。
・空気取り入れの穴を下部に開ける
・五徳でコッヘルを浮かせないので、炎の逃げる穴を上部に開ける
これで完成・・・簡単すぎる!

■燃焼実験1
>条件:400ccの水(20℃)と固形燃料1ヶ、気温23度
固形燃料とコッヘル底が近すぎ最初2分から3分は燃焼効率が悪い
12分後 水温90℃

14分後 ブクブクと沸騰(コッヘルの蓋は必要)
30分後 固形燃料燃焼完了・・殆ど14分以降はブクブクと沸騰状況が継続

水温や気温が低くてもこれだけ燃料に余裕があれば山でも使えるしカップ麺のお湯は問題なく作れるだろう。
炎はコッヘル底に満遍なく回っている。

大成功



この感触から、御飯も炊けそうであり早速、燃焼実験2を実施する。

■燃焼実験2
>条件:米0.5合、水250ccで多め、固形燃料1ヶ

8分後 沸騰し泡を吹く

23分後 『ごはん』が炊けた(固形燃料はまだ7分分残っている)
水が多めで柔らかく炊けた、それに卵をいれて『卵ごはん』です。


途中吹きこぼれが多いので水の調整をすれば固形燃料の余力から考え山での炊飯も可能であろう。

燃焼後はこんな感じ

携帯は蓋つきなので固形燃料2ヶとライターをセットして130g(軽量化OK)
このまま今回使用したコッヘル内に収まる。(収納性OK)

試作1号(丸型)と今回の試作2号(角型)




今度は『四角いコッヘル』での燃焼実験をしよう。これは自作ストーブ上面を全て覆ってしまうのでどうなるか?

今回はここまで。


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