かぶれの世界(新)

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WBC優勝は栗山監督のお蔭

2023-03-23 16:01:58 | スポーツ
昨日の朝から今朝まで睡眠と食事以外の殆どの時間を日本WBC優勝の中継を見た。ニュースや中継録画を何度見ても飽きなかった。一昨日世田谷の娘宅に向かう前にメキシコに0-3でリードされたというニュース速報を見、これで今年の日本のWBC挑戦は終わりだと諦めていた。

ところが娘宅について遅めの昼食を頂いていると、日本チームが劇的な逆転で勝ったと聞き驚き喜んだ。予選リーグでは絶不調だった村上が逆転の決勝打を打ったシーンは凄かったが、他にも吉田の同点本塁打、最終回に大谷が二塁打を打ってチームを鼓舞する姿など見どころ満載だった。

決勝戦だけではなく準決勝の対メキシコ戦の逆転勝ちからずっと、テレビ中継・録画・優勝セレモニー・日本各地の熱狂的なファンを見続けることになった。全て分かっていても飽きずに何度も同じシーンを繰り返し見た。こんなことは優勝した1回目2回目のWBCではなかった。

その理由は、米国が初めてMLBのトップレベルの選手を出場させ、日本も大谷選手を含めMLB所属の選手も出場して最強だと言われ、本来の意味で世界一になったことがある(米国の投手はトップレベルではなかったが)。予選リーグでは日本は圧勝が続き前評判以上に強かった。

マスコミ報道ではMVPに選ばれた大谷や、ベストナインに選ばれた吉田、米国に負けないパワーを発揮した村上や岡本等が何度も取り上げられた。私的にはそれほど期待しなかった若手の投手陣の活躍と、ベンチ裏でチームを一体化させたダルビッシュの貢献も詳しく報じられた。

それやこれやで私が最も注目したのは栗山監督の手腕で高く評価したい。最近プロ野球中継を見なくなった私は、正直言うと今回のWBC大会で戦った若い選手の名前を余り知らなかった。その点で、エースだったはずの大迫を選ばなかったサッカーの森保監督と共通するものを感じる。

両監督には試合に勝つための戦略があり、その戦略に沿った選手選考を徹底して実施したと推測する。二人の監督は海外で実績があり個人として優れたプレイヤーでも、戦略に沿わない選手は選ばなかった。森保監督の方針は明らかだったが、栗山監督も同じアプローチをとったと感じる。

栗山監督の戦略は何だったか。高校野球などで鍛えられた日本の所謂「スモールベイスボール」からの転換だ。それは1ランク上のスピードとパワーを兼ね備えた新日本野球だったと思う。言い換えればMLBと同じスピードパワーで、従来のち密なテクニックを行使する野球だ。

しかし、それは簡単ではない、ギリギリの戦いをすることになる。決勝戦でピンチの時1本でも適時打を打たれていたら試合展開が変わったはずだ。実際には決勝戦で両チームとも2本のホームランを打ったが、ボテボテゴロの1点が日本勝利の決め手だった。

地味にランナーを進めホームに近づく昔ながらの「スモールベイスボール」が最後に決め手になった。7人の継投策もまさに栗山戦略だったと思う。決勝トーナメントは一歩誤ると負けてしまうシーンが何度もあった。テレビで見る栗山監督の表情が一気に老けたように感じた。

今回、日本中がWBC野球に熱中したのは野球の魅力を再発見したからだと思う。野球はスピードパワーに技術を交えて争う、個人競技にチームとしての集団競技の要素がある。今回大金を投じて独占的にテレビ中継した朝日毎日の異常とも思える集中報道が機能して国民を熱中させた。ウクライナ戦争も金融不安も吹き飛ばして忘れさせてくれた。

私もプロ野球選手を夢に見た野球少年だった。私の場合は中学生時代に招待野球で、地域の強豪校の大柄な選手が本塁打を打つ姿を見てあっさり諦めた。それからもずっと野球ファンだったが、近年はテレビでサッカーの中継を見ることが多くなった。これでまた野球ファンを続けらる。■
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マスク着用お任せの結果は下着並?

2023-03-21 18:48:20 | 社会・経済
昨日の朝、所用で調布に行った。通勤時間の混雑が終った頃に電車に乗った積りだった。だが、京王線の車内の乗客は全てマスクをしており、マスクなしの私はいささか居心地が悪かった。マスク着用が解除された13日以来、私の住む郊外ですれ違う人の9割は依然マスク着用を続けている。

最初の頃は徐々にマスク着用者数が減ると予想したが、1週間前にマスク着用していた人は感染者数が減っても気にせずマスク着用していたと言う事なのか。少なくとも比率的にはそういうことだと思う。昨日の感染者数は東京が270人、全国が2616人に激減したのに理解できない。

今日の午後、改築した娘夫婦宅に家内と息子の3人で訪問した。家内も息子もマスクをして出かけた。息子は花粉症対策でマスクをし、家内は万が一を考えてマスクをした。乗客もそういう人が多いと思う。千歳烏山までの京王線の乗客は私を除き全員マスクをしているように見えた。

4時過ぎに帰宅する時の車内は混雑気味だったが、私の周りにマスク無しの人を二人見つけた。何故か、二人とも若い女性だった。それでも報道されているように乗客の9割がマスク着用といった程度だったと思う。調布で乗客が下車し見通しが良くなるとマスク無しの比率が更に増えた。

海外ではマスク着用を義務化し罰則を伴う国もあったというが、日本では強制ではなく政府の要請に応じて人々はマスク着用した。つまり、マスクは「強制」ではなく「マナー」だった。それが良く言われるところの「空気を読んで」マスクを着用したということなのだろう。■
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女性が維持する遊歩道の利用者

2023-03-18 11:12:00 | 社会・経済
先日投稿した遊歩道は誰が利用しているか、メインの用途は中高年の散歩道であり小中学生の通学路だ。最近目立って増えたのは若い男性が子供を幼稚園や保育園に自転車で送り迎えする姿だ。私の自宅の近くでは最近では毎日夫君が2人の子供を自転車に乗せている。

その家族は子供が4人いて、一番下の子は生まれたばかりで奥さんだけでは面倒見切れない事情もあるだろう。しかし、遊歩道に限らず子供を自転車に乗せてすれ違う男性の姿は最近目立つ。殆どの自転車は電動タイプで、女親でも子供2人を乗せて「坂」をすいすいと上って行く。

自宅の近くにハケと呼ばれる多摩川の氾濫で出来た崖が続き、崖下(ハケ下)に沿ってJR南武線が走っている。ハケ下側は殆ど農地だったが、競馬場を始め小中学校や大企業の工場ができ、最近では洒落た住宅街になっている。この南武線を越えてハケ下と行き来する為には急坂を走る電動自転車が必須だ。すれ違う自転車の半数以上が電動車だ。

ということで、女性が維持する遊歩道は年寄りの散歩道であり子供の通学路だ。加えて最近目立つ夫君が子供を幼稚園や保育園に自転車で送迎する大事な道であり、その自転車は100%電動車だ。私の場合、買い物に行く時に遠回りして遊歩道を歩く。大事な生活路になっている。■
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東京郊外の生活2022-23(7)

2023-03-17 21:24:22 | 日記・エッセイ・コラム
マスク着用が個人の判断に委ねられた13日に大國魂神社からケヤキ並木通りを歩いた。繁華街だけでなく遊歩道でも私が見た範囲では、マスクをしてた人は1割程度だった。NHKニュースでは新宿界隈も府中市駅前でもマスク着用した人達の比率は変わらなかった。

13日の夜のニュースでは都心の新宿のマスク着用状況と、郊外の府中市のどちらでも変わりなくマスク着用者数が多いと報じていた。それを見て私達家族はマスク着用者数より、私達が住む府中市が引用されたことの方が嬉しくて話題になった。しかし、マスク着用者数はどこも変わらなかった。

5日後の今日の午前中に府中街道から多摩丘陵の向陽台を経て稲城大橋から多摩川沿いの堤防を歩いたが、マスク着用者は1-2割程度で殆ど変わりがなかった。強いて言えば、稲城市より府中市の方が若干少ない感じがした。その代わり桜開花状況が3-4割とやや多かった気がする。

向陽台の住宅街を歩いた時、樫谷戸大橋から小高い住宅街に上る手前の窪地に巨大な円筒形状のトンネルが見えた。怪訝に思い住宅街に登る階段で犬を散歩させる若い女性に聞くと貨物線だという。しかし、線路が見えないというと彼女は間違いないという。正直言うと、若い女性に話したいだけで大した興味もないのに声をかけた。後から地図をチェックしたが見当たらなかった。

多摩川の堤防を走るランナーは当然ながらマスク着用者が少なかった。前を歩く針金のような痩せた体形の老人は私より高齢だと思ったが、急いで歩いてもどうにも追いつけなかった。前を歩く老婆にも追いつけなかった。彼等は私より高齢だと思ったが、どうにもならなかった。

多摩川沿いの遊歩道を歩いて戻る時、対岸にシラサギのペアを見つけた。最近めっきりシラサギを見かけなくなり、渡り鳥らしく北の国に渡って行ったかもと思っていた。是政橋を渡って府中街道を北に戻る時、カメラをぶら下げた老カップルに出会いシラサギの行方を聞いてみた。

彼等はカメラと望遠鏡を持っていたので多摩川の生物を観察されていると思って聞いたと言い訳をして、シラサギの行き先を聞いてみた。返って来た返事はシラサギではなく、多摩川にはキジとタヌキがいるとのこと。私ももっと上流でタヌキを見た記憶があり相槌を打った。そこからサントリーのラグビー練習場の横を通り自宅に向かった。■
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無報道領域

2023-03-16 18:30:45 | 社会・経済
ガーシー元参議員は除名され議員の身分を失い、更に配信サイトへの動画投稿で著名人3人を脅迫した疑いで逮捕状が出たと報じられた。今後、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配されるという。ガーシー氏は国会議員になる資格などない、とんでもない奴だったと誰もが認めている。

だが、何でこんな人間に投票して国会議員に選んだのか、28万人もの人がガーシー氏に投票したという。私はガーシー氏に投票した28万人の人にも反省して貰いたいと思う。マスコミはガーシー氏1人を責めるが、きっかけを作った28万人の問題を分析し指摘すべきだと考える。

色々な事件が起こった時に、このようなマスコミが黙して語らない「無報道領域」の人達の問題にも光を当てるべきだと思う。私が感じる無報道領域の人達は概して災害や戦争などの被害者であり、彼等の問題にはマスコミは忖度して報じない。自分のお客だから忖度だろうか。

例えば私の実家がある田舎では西日本豪雨の被災者が多かったが、被災者の圧倒的多数はかつて農地だったところに家を建てた人達だった。最も大きな被害を受けたとされる岡山県出身の知人によると、事情は同じで殆どの被害者は新しく引っ越してきて家を建てた人達だったらしい。

災害は100年200年遡れば西日本豪雨程度の大雨はあったはずだ。昔から住んでいた農家の人達は先祖から伝え聞いて、田んぼだったところに家を建てたりせず洪水の被害を受けなかったという訳だ。土地の人はそういう井戸端会議をしても、そんなマスコミ報道は見た記憶がない。被災者を非難することになるから避けたと私は思う。

東日本大震災でも同じことが起こったのではないかと私は想像する。被災地との直接の関係は明確でないが、何百年も昔に起こった大震災で津波が襲って来たポイントを示す石碑が山の中腹に残っているが、その石碑より下に沢山の宅地があり被災したと聞いている。この手の話を何度か聞いたことがあるが何故か報じられない。不動産業者はあえて無視した疑いがある。

戦争被害についても似たような問題があると私は感じる。太平洋戦争で広島・長崎に原爆が落とされ10万人近くの死者、東京大空襲では約10万人が死に、沖縄戦でも9万4千人が亡くなったという。国内で語られるのは戦争被害ばかりだが、日本兵も海外で沢山の人を殺戮した。私は悲惨な被害を語る時、同時に日本がどれ程酷いことをしたかも語らなければ理解は得られないと思う。

救いなのは、私が若い頃は日本が原爆の被害を声高に主張するだけだったが、オバマ大統領の広島訪問と安倍首相のハワイ訪問を交換して戦争のわだかまりを捨てる誓いを立てたことだ。私には奇跡的な出来事のように感動した。日米の戦争のわだかまり消えたと思った。事実そうなった。

私はマスコミ報道の片方だけの被害のみを報じるやり方では、戦争にしろ災害にしろ根本的な問題解決の役に立たない未熟なアプローチと考える。苦しむ被害者に問題指摘するマスコミは非難を受けるかもしれないが、それでも明確な問題指摘がなければ改善は期待だ着ないと思う。都合が悪い無報道領域を無くそうではないか。■
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