かぶれの世界(新)

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ロング・トレイル

2020-02-14 10:47:24 | 映画
昨日午後から天候が回復して4月の暖かさなのに、自宅にこもりアマゾン提供の映画「ロング・トレイル」を見た。年末に50インチのテレビを買って以来、自宅でよく映画を見るようになった。家内と一緒に見るので評価が4つ星以上で暴力シーンのないラブコメディのような無難な物をよく見る。

「ロング・トレイル」の紹介を見て私の趣味バックパッキングを扱ったものなので、一人の時に見ようと思っていた。だが、昨日はネタ切れで家内が付き合って見てくれた。80前後の老人2人(RレッドフォードとNノルティ)が3200kmのアパラチア山脈縦走に挑戦するドタバタ映画だった。

映画が始まるまでロング・トレイルとはアパラチア山脈縦走路のことだと気付かなかった。まさかと思ってネット検索すると原題はA Walk In the Woodsで、20年近く前に私が読んだ小説と同じ題名だった。その頃は私もまだ若く出来たら一度は歩いてみたいと思ったもので、俄然集中して見始めた。

小説では中年男性が主人公だったが、映画は監督兼任のレッドフォードに合わせた年令設定でコミカルな内容に変わっていた。だが、初めて動画で見たアパラチア縦走路と緩やかな山並みは美しかった。規模は2ケタくらい違うが、高尾山から陣馬山を縦走する山道の様な感じがした。

西海岸には険しく高くそびえるロッキーの山々が繋がり、90年代に私は山裾に入り3日以内の週末バックパッキングを楽しむ経験をした。その時リュックの重さは応えた。なので映画の様な高齢者が重いリュックを背負って3000kmも歩くのはとても無理だと思った。チョット現実離れしていると。

米国には登山口にホテルがあるが、一旦山に入ると山小屋はなく自前のテントと食料が頼りだ。当然トイレが無いのでスコップで穴を掘って処理するシーンも出て来た。数日おきに里に下りて食料を仕入れ洗濯をしてまた山に戻り歩き続ける。後期高齢者二人歩きには大変な負荷だ。

私には主人公のドタバタより、アパラチアの山道の具合とか、その道を整備をする緑色の制服を着たボランティア(多分)とか、登山口のホテルなどサービスを提供するお店などの様子を興味深く見た。主人公の二人はさておき、映画の舞台になったこれ等の仕掛けは殆ど総て本物だろう。

本格的な登山でなくとも例えば高尾山とか丹沢など近場の山をハイキングするのが好きな人が、それを何か月もかけて歩き長い縦走路を踏破する、昔風に言うと男のロマン(実際には女性のバックパッカーも沢山いた)を感じさせる映画だった。面白かった。■

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