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介護録09秋(2)

2009-10-15 23:07:51 | 健康・病気

覚悟した通り脳梗塞だった。昨日夕方、MRIの写真を見ながらの担当医の説明は明快で納得出来るものだった。CTスキャンで見つけた黒い影をMRIで更に詳しく見るという手順で、白い影のある部分とやや不自由だという体の右側が対応することから脳梗塞と判断したという。高血糖による動脈硬化が大元の原因らしい。

先生はこの程度の脳梗塞では熱は出ないのに微熱が続く原因として、右肺に胸水が溜まり肺炎にかかっていると別の写真を見せてくれた。これも脳梗塞の結果、誤嚥肺が起こった為で、母はお茶を飲むとむせていた。専門用語でいうとCRPが通常1.9のところ8.54になっていたという。

分かり易くいうと脳梗塞で消化器系が適切に機能しなくなり、飲み込みが上手く出来なくなった。これが直らないとチューブで流し込むことになると説明を受け、驚き困ったなと思った。しかし、今朝病院を訪れた時はお粥を完食したというから、最悪事態は避けられそうだと希望が持てた。

今後は3段階の治療になる。(1)点滴を主体とした治療、(2)肺炎を治したら、(3)リハビリを始める。治療期間は2-4週間になる見込みとのこと。治療してもそれ以上良くならなくなると、次の段階として介護になるが、自宅介護は難しいのではないかというのが先生の見方だった。

となると受け入れ先となる施設を探すことになるが、これが結構時間がかかるらしい。要介護レベルが現在のまま(レベル1)では受け入れが限られており、早めに介護レベル見直し申請すべきとケアマネージャに報告した時助言を受けた。

だが、母は実家の家に尋常ならざる愛着を持っており、自宅介護の可能性も諦めず研究してみたいと考えている。それもこれも母がリハビリを終った時どこまで回復しているかによる。

先の心配もさることながら、当座やらなければならないことが他にもあると、先生の説明が終わると看護婦さんから指摘された。入院している間も母の下着の洗濯、オムツの買い足し、身の回り用品一式を揃える等など。性差はないはずだが、言い訳すると男はこういうことに気が付かない。ずっと田舎にいる訳にもいかないので、家政婦を雇うとか考えないといけない。

とりあえず教えてもらった物を揃え、ついでに玄関の造花を一鉢とラジオ等を持って病院に行った。母には肺炎とだけ説明した。一昨日は無表情だったが、今朝は多少会話が成立し手のむくみが少なくなっていた。意欲が全くないと思っていたが、母は数日内に退院する積りだったようで、まだ気力が残っているように感じた。

大体のことが分かったので、叔父さんと叔母さん(母の兄弟)に母の入院を伝えた。彼らも夫々に年をとり病弱なので少し迷ったが、実の姉が脳梗塞で入院となれば伝えない訳にはいかない。叔母さんは私の健康が一番心配、頑張らないようにと言ってくれた。その積りだ。■

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