認知症が一歩前進か？

昨秋に帰京以来ずっと治療を受けて来た歯科医に昨夕も診て貰った。昨日は個別の歯の治療が終わり、第二段階として入れ歯の作り直しの為の型を取った。先生が治療の度に具体的な説明をしてくれるのでとても気に入っている。支払いを終え玄関に出る直前に看護婦さんから「ｘｘｘ」と声がかかった。てっきり挨拶だと思って、一言「どうも」と言って外に出た。

すると彼女が追っかけてきて「メガネ」と言って手渡してくれた。そこで初めて彼女が最初に発した言葉がメガネだったことが分かった。不思議な経験だった。彼女が最初に発した言葉ははっきりしていたが意味のない音として聞こえた。彼女に手渡されて初めて音と意味が繋がった。

物心ついて以来初めて、明確に「音」が聞こえたのにその意味する「物や事」と結びつかない経験をした。えー！こんなことってあるんだと不思議な経験をしたと思った。そして、これも又私の「認知症が進む症状の一里塚」を経験したのかもしれないと思った。

不思議と慌てることなく心静かに思考した。ちょっと前に後期高齢者がどの程度進んだか測定する「定点観測指標」について投稿した。日曜日に重い買い物をして往復５キロ歩いた翌日から足首に酷い痛みが出た。３日目の昨日症状が回復したのでつい運動しすぎて痛みが再発した訳だ。

つまり、昨日の夕方に再発した痛みを堪えながら歩いて歯科医に行き自宅に戻る時の事だった。歯科医は自宅から５００ｍのところなので痛みを我慢すれば問題なかった。昨晩床について痛みが取れず、深夜２時頃まで眠れなかった。問題は痛みより音と意味が繋がらない症状だった。

今朝目が覚めると痛みは軽くなりホッとした。家の中をウロウロする分には問題ない。だが、流石に今日は外出は控えることにした。先日報告したように昨夏自動車事故を起こした時痛めた左足首が完全ではないようだ。

田舎で１０キロ走っても大丈夫だったのに、重量がかかると痛みが再発した。だが、自重すればいつか治るだろう。私にとっては音声が聞こえても言葉として聞こえない症状の原因の方が気になる。その後はないが再発すると深刻だと思う。■