かぶれの世界(新)

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抜歯!

2015-11-22 16:58:23 | 健康・病気
「こりゃー、抜かなきゃダメですね!」とレントゲンの写真を私に示して先生は言った。入れ歯を支持する役割の本物の右の下奥歯(多分、小臼歯という)の根が元から折れていた。食物片が虫歯に溜ったと思ったが、歯が割れて歯茎との間に隙間が出来ていたためと分かった。実は以前から左奥歯も縦に割れており、抜歯を嫌がる私の訴えを聞いて様子見になっていた。

両側の歯が折れているのでもう麺類のような柔らかな食べ物しか咀嚼できなく、やむを得ず一昨日歯医者に見て貰うことにした。先生は「噛む力が余程強いか、歯ぎしりが激しいか」だろうと言うが、私は入れ歯が増えて残り少ない本物の歯に力が集中した結果じゃないのかなと思った。歯が縦に割れるのは珍しいという。もしかしたらバドミントンをやっている時に思い切り歯を噛むせいかもしれない。

どんな原因だろうが歯を抜いて治療するしかないと諦めた。先ずは右側の歯から。痛みにメチャメチャ弱い私は想像するだけで怖かった。だが痛かったのは麻酔をかけた時だけで、抜いた瞬間が何時だったのかもわからなかった。昨日抜いた歯の跡を検査してもらう為再度クリニックに行って化膿してないことを確認して貰った。

その後、先生は足掛かりの歯が無くなった入れ歯を改造して仮に使える様にしてくれた。年齢のせいで歯がボロボロに弱ったと諦めていたのに、仮付けの入れ歯でも久し振りに固いものが食べられ感激した。次に本物の入れ歯を作り、その次に左側の歯を抜いて入れ歯を作ることになるだろう。うんざりする程先は長い。

田舎の歯医者崩れの友人がそんな風なことを言ってたのを思い出した。私が痛いのは嫌だというとそれ以上無理に抜けとは言わなかった。どうせ他人の歯だと思ったのか、私が本当に嫌そうな顔をしたのかどっちかだろう。別に相談した訳でもないのに文句を言う筋合いではないが。

ところで久し振りのクリニックには顔馴染みの看護婦や歯科技師が見当たらなかった。レントゲンを撮るためフィルムを口にれる手つきがぎこちなく、新米技師が先生の指示を受けてやる作業が見るからに心持たない。以前だったら通用する冗談にも一言「そうですか」との生返事。昨日は受付の娘だけ見覚えのある顔が戻っていた。こりゃクリニックの経営も大変そうだと勝手に想像した。■

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